東洋医学によるセルフケア(冬)1

もう冬も真っ盛りなんで、ちょっと遅いくらいなんですが、
これを書かないと完結しないので。

出典:『東洋医学の春夏秋冬 セルフケアで身体を整える』大上勝行,三樹書房
shunkashuto

春についてはこちらを
春について(2)はこちらを
夏についてはこちらを
夏について(2)はこちらを
秋についてはこちらを
秋について(2)はこちらを

<東洋医学の冬のとらえ方>
冬は蔵。すべてのものが内に深くしまわれる季節。
果実は種として保存されます。
「陰気」が旺盛になるので、なるべく「陽気」を漏らさない。
陰気は固める方向・収める方向に働くため、
冬の間この力が働いて陽気を内に守ります。

冬の寒さに負けないためには、からだに「陽気」をためて、
冷えの侵入を防ぐようにしなければならないそうです。

それにはまず活動を控えること。
積極的、活動的な行動は陽気を費やします。
冬は使った陽気を補うのが難しいのだと。

そして肌を守り、冷えの侵入を防ぐこと。
もちろん口からの冷えの侵入も防ぎます。
つまり、冷たいものを食べたり飲んだりするのは
控える方がいいでしょうとのこと。

<冬に多いトラブル・・・高血圧>
寒くなると血管が収縮して血圧も上がります。
特に夜半は朝方にトイレに行くときは注意。
布団から起き上がるときは徐々に体を慣らしていく。
高血圧症は薬を飲んでいるだけでは治りません。
運動や食事による体質改善を行って
血圧は初めて下がり始めます。

<冬に多いトラブル・・・肩こり>
肩こりは冬に限った症状ではありませんが、
寒さにからだを固くしていることが多いとつらくなります。
首・肩がこると、
頭痛・目の奥の痛み・耳鳴り・鼻炎・歯茎の腫れ
などがおこりやすくなるとのこと。
症状の出方は人それぞれですが、、
首から上のさまざまな症状は肩こりが原因。
逆に肩こりをとると症状が楽になることが多い。
できれば秋口からタイツなどで
冷えないように保護するとよいそうです。