前庭神経由来のめまい

前庭神経炎

内耳でとらえた加速度情報(回転しているとか動いているという様な情報)を脳に伝える神経を前庭神経といいますが、この前庭神経の炎症と考えられています。
激しい回転性めまいが何日も続くことが多い。

ハント症候群

顔面神経麻痺と顔半分にブツブツがでた場合、前庭神経(VII神経)にも似たような炎症をヘルペス(帯状疱疹)ウイルスがおこす場合があり、ふらつき(VIII神経)を感じる場合があります。その他、嗄声(声がれ:X神経)が出現する場合もあります。

聴神経腫瘍

聴神経腫瘍とありますが、実際にはその隣の体のバランスのための神経(前庭神経)を包む鞘から発生します。一般的には良性の腫瘍で、何年もかけて徐々に大きくなっていきます。めまいの出方は多様です。前庭神経自体が圧迫されて症状がでる場合と、腫瘍が大きくなって小脳を圧迫することで生じる場合があります。

以下のホームページも参考に。

http://plaza.umin.ac.jp/sawamura/braintumors/acoustictumor/

(脳神経外科 澤村 豊 先生のホームページ)

▲上に戻る