耳鳴りでお困りの方に

耳鳴りは耳鼻咽喉科が扱う症状の中でも、中々難しい病態です。
急性期と慢性期で治療法が異なりますが、どちらも早い方が治りやすい傾向にあります。
耳鳴りが気になったら、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
急性のものはできれば3,4日。慢性期のものも3ヶ月くらいの間には受診しましょう。

※ここで言う耳鳴りは、主に内耳由来と思われる狭義の「耳鳴り」です。

耳鳴りの原因や検査等について、以下のページで詳しく説明しておりますが、ここでは概略を説明いたします。

耳鳴りの原因・増悪因子

耳鳴りは大きく分けて4つの観点で考える必要があります。

  1. 内耳
  2. 外耳・中耳・耳管
  3. 大脳皮質下
  4. 身体の環境因子

それぞれのリンクをクリックしていただくと、原因や詳しい説明をご覧いただくことができますので、心配な方、ご興味のある方はご覧ください。

耳鳴りの原因について詳細ページを見る

耳鳴りの検査

耳鳴りの検査については以下の検査があります。

問診票はこちらをご利用ください。 → 耳鳴障害度問診票

  • 純音聴力検査
  • ティンパノメトリー
  • 耳鳴検査
  • Bekesy検査・SISI検査
  • 聴性脳幹反応(ABR)
  • グリセロール検査
  • MRI検査
  • MRA検査
  • 血液検査
  • 平衡機能検査

耳鳴りの検査について詳細ページを見る

耳鳴りの治療

耳鳴りの治療については以下の様な治療法があります。それぞれ詳しい説明はリンクをクリックしてください。

耳鳴りの治療について詳細ページを見る

参考文献

  • 「耳鳴の診察室」北原正章 著,金原出版,2008
  • 「耳鳴りの9割は治る」新田清一 著・小川 郁 監修,マキノ出版,2014
  • 「Textbook of Tinnitus」Moeller,Langguth,DeRidder,Kleinjung,Springer,2011(専門書)
  • 「Tinnitus Retraining Therapy」3rd ed. Jastreboff and Hazell,Cambrige,2008(専門書)