鼻の病気に関する基本的なQ&A

ここでは、耳鼻咽喉科で扱う耳の病気についてのちょっとした疑問点についてお答えします。病気についての詳しい説明は、既存の家庭の医学や他医院のホームページをご覧ください(リンク集のページ参照)。
なお、ここでのお答えは、耳鼻咽喉科医としての常識的な範囲の話、もしくは私の意見であり、ご覧になっている皆様もしくはご家族・知人に完全にあてはまるものではありません。ご心配の場合は主治医の先生、最寄の耳鼻咽喉科医師にお尋ねください。

ご質問がございましたら、お問い合わせのページのご注意をご一読いただいた上で、お問い合わせフォームよりお問い合わせください。

Q N1 アレルギー性鼻炎と言われました。飲み薬で治りますか?
Q N2 では、アレルギー性鼻炎は放っておくしかないのですか?
Q N3 アレルギー性鼻炎の治療を受けるコツは何ですか?
Q N4 鼻血が頻繁に出ます。悪い病気でしょうか?
Q N5 耳鼻科で白板症と診断されましたが・・・
Q N6 風邪(インフルエンザ)を引いてから、嫌な臭いと味だけが残ります。どのような治療を受ければ良いのでしょうか。
Q N7 鼻茸(はなたけ)について教えて下さい。
Q N8 鼻づまりについて。
Q N9 鼻の臭いについて
Q N10 点鼻薬を差し強くかんでいたら嗅覚が鈍ってきた・・・
Q N11 子供の鼻水がすっきりしません
Q N12 鼻たけと診察されましたが・・・
Q N13 鼻の手術後に嗅覚障害
Q N14 鼻の手術後の耳の症状
Q N15 鼻の奥の違和感
Q N16 鼻が悪いのは遺伝しますか?
Q N17 黄緑色のネバネバした鼻汁が出ます。
Q N18 鼻の悪臭
Q N19 2歳半の子ども。青い鼻水が3ヶ月続いています。
Q N20 毎朝鼻水が出ます
Q N21 鼻に違和感
Q N22 アスピリン喘息・鼻茸を伴った副鼻腔炎による嗅覚障害
Q N23 鼻水に血が混じります。
Q N24 片方の鼻ばかりつまります。
Q N25 鼻風邪について
Q N26 最近鼻が両方ともつまります。
Q N27 鼻がしびれている感じがする。
Q N28 鼻茸手術について
Q N29 1ヶ月ほどの赤ちゃんですが、時たま鼻をぐすぐすならします。
Q N30 鼻づまりと鼻出血
Q N31 鼻の中がツーンと痛い
Q N32 鼻から水を吸い込んだ時と同じような痛みが・・・。
Q N33 子どもの鼻茸手術
Q N34 鼻の腫れ
Q N35 風邪のあと、鼻づまりがとれません。
Q N36 鼻の軟骨に穴が・・・
Q N37 薬を飲むと鼻が臭くなるのですが・・・。
Q N38 蓄膿症の手術をして8ヶ月、黄色い鼻汁が・・・。
Q N39 鼻の奥、口、喉にしびれ感があるのですが・・・。
Q N40 黄色い鼻水がでるのですが・・・
Q N41鼻をかんだ時に異物が・・・
Q N42 白い透明な鼻汁が常にのどの奥から出ます。
Q N43 鼻の痛みと悪臭。
Q N44 たんが鼻からのどの方に流れる。
Q N45 プールで水泳後鼻づまり・目の痒みが激しい。
Q N46 嗅覚障害について
Q N47 鼻の痛みと歯の痺れたような感じが・・・。
Q N48 鼻の炎症が・・・。
Q N49 鼻の中のかさぶた。
Q N50 鼻にポリープがあると診断されました。
Q N51 鼻の外側(頭)が痛い。
Q N52 鼻の奥が気持ち悪い。
Q N53 鼻くそが大量にでます。
Q N54 術後性頬部嚢胞は症状が強くなければ手術しなくてもいいのですか?
Q N55 鼻の中に大きな突起物があります。
Q N56 子どもの鼻の奥がいつも詰まっているような感じがします。
Q N57 副鼻腔乳頭腫の手術について。
Q N58 鼻水が完全止まらない。
Q N59 アレルギー性鼻炎は鼻の形を悪くしたりもするのですか?
Q N60 副鼻腔炎で手術が必要といわれましたが?
Q N61 鼻背軟骨が変形したのでは?
Q N62 体に力を入れると悪臭が鼻、口から出ました。
Q N63 鼻の手術で潰瘍がみつかり再手術を勧められました。
Q N64 本来の臭いでない臭いがします。
Q N65 臭いがしなくなりました。
Q N66 歯と副鼻腔炎とスクーバダイビング。
Q N67 陳急性骨折の有無について。
Q N68 鼻をかむと血が混じっています。
Q N69 子どもの鼻が臭う。
Q N70 鼻づまりが続き、青洟の塊がかなり出ます。
Q N71 1歳9ヵ月の娘。一ヵ月以上、鼻詰まり、黄緑色の鼻水が出ます。
Q N72 自分の鼻が臭います。
Q N73 後鼻漏について・・・
Q N74 鼻の奥で鉄のようなにおいがします。
Q N75 鼻声治りません。
Q N76 術後性頬部嚢腫でしょうか?
Q N77 声が鼻にぬける
Q N78 鼻の奥の鈍痛と後鼻漏
Q N79 授乳中に蓄膿になったら?
Q N80 片方だけ鼻づまり
Q N81 鼻出血のあと血痰が続きます。
Q N82 嗅覚障害・蓄膿症の治療と回復過程について教えてください。
Q N83 嗅覚障害の原因は歯でしょうか?



QN1 アレルギー性鼻炎と言われました。飲み薬で治りますか?
A 現在のところ、アレルギー性鼻炎を完全に治してしまう治療法は、減感作療法という治療だけです。これは、スギの花粉や、ハウスダスト(ほこり)のエキスをうすめて注射して慣らしていくのですが、3年間ほどかかります。飲み薬は症状を抑えるものです。ですから、厳密な意味では飲み薬では治りません。 漢方薬は体質を変えて治すといいますが、はっきりとした証拠はありません。うまくいく場合もあると思いますが、見立てがむずかしいと思います。急性期の症状(くしゃみ、鼻水、はなづまりなど)をすみやかにとる漢方薬はいくつかありますが、すぐに薬をやめると症状がぶりかえすのは西洋薬と同じです。
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QN2 では、アレルギー性鼻炎は放っておくしかないのですか?
A 対症療法だから意味がないのか?そんなことはありません。症状をしっかり抑えていると、鼻の粘膜が安定してきて過敏性がとれてきます。そうすると、今までごくわずかの花粉やほこりを吸っただけで症状がでていたのが、相当量を吸わないと症状がでないようになってきます。すると、一見治ったように見える状態にまでなります。たとえば、今までほこりを100個吸ったら症状がでていたと仮定します。症状を放置しておくと、鼻の粘膜は、次にほこりが進入してきたらすばやくくしゃみとみずばなで外に出してやろうと待ち構えるようになります。これが鼻の粘膜が過敏になった状態です。すると今まで100個で症状がでていたのが、10個のほこりでも反応するようになってきます。アレルギーを抑える薬を服用していると、この過敏性がとれてきて、1000個吸って初めて症状がでる、5000個吸ったら症状が出る、というようになります。すると、普段治ったのと同じ様に生活できるわけです。
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QN3 アレルギー性鼻炎の治療を受けるコツは何ですか?
A まず、自分にあった治療法を見つけること。自分の症状の出方を確認し自分の仕事やライフスタイルに合わせた治療法を探します。飲み薬や点鼻薬がいいのか、手術がよいのか。 次に、特に飲み薬や点鼻薬についていえることですが、先んずれば制す! 「極力がまんして、がまんして、もう、どうにも我慢できなくて来ました。」と言って来院される人がいます。気持ちはわかりますが、こと、アレルギー性鼻炎・花粉症については、がまんしないで、できるだけ早く抑える方が賢明です。とことんひどくなると、普通の抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤を少し飲んだくらいでは効きません。長いこと薬を飲まなければ効かなかったり(その間症状は出続けます)、ステロイドの様な強い薬を飲まないと効かなかったりします。アレルギー性鼻炎の治療をうける最大のコツは症状が出だしたらすぐに抑えることです。逆にさっさと症状を抑えていると、薬は少量で十分効きます。最初は朝夕1日2回飲まなければいけなったのが、1日1回ですんだり、2,3日に1回飲むだけで十分効果がみられることもよくあります。
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QN4 鼻血が頻繁に出ます。悪い病気でしょうか?
A ごく一般的な話ですが、適切な止血操作をした場合に5分から10分程度で止血する場合は、血液に問題があることはまれだと思います。血液に問題がある場合、出血量はそれほどでもなく、じわじわ、たらたらと血が止まらない場合が多いと思います。また、血液に問題がある場合には、ぶつけた覚えがないのに膝などに青血(内出血)を起こしやすかったり、歯茎などからの出血も見られやすくなります。 もう一つ、鼻血が出た場合に大人では気をつけておかなければならないことが2つあります。一つは鼻の奥に腫瘍ができている場合があるので、頻繁に繰返す場合や長引く時には、鼻の奥までカメラなどでチェックしてもらう必要があります。もう一つは、高血圧が鼻出血の引き金になっている場合もありますので、血圧のコントロールをしっかりする必要があります。
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QN5 耳鼻科で白板症と診断されましたが・・・
A <質問>
母が匂いがしないとかかりつけの耳鼻科で見てもらうと白板症と診断、ファイバースコープで診てもらい、鼻の粘膜が厚く白く見えるそうです、原因はわからず、盛り上がってきたら少し取って検査、すぐ見えるところなので心配ないそうです、手遅れになるような病気ではないにでしょうか。
<回答>
「白板症」というのは見た目からの診断なのかもしれません。最終的には細胞を顕微鏡で調べる検査(組織検査)で確定診断となります。もし、検査の結果「白板症」と診断されたとすれば、それは前癌状態としても気をつけておく方がいいでしょう。といっても、まずは落ち着いてください。まだ、明らかに癌になっているわけではありませんから。何らかの持続的な刺激があると癌化する場合もありますから、ある程度定期的に診察を受けておられれば、まず手遅れになることはないと思います。そこまでの検査をせずに「白板症」と診断を受けておられる場合もあります。それは、広く臨床的な意味での「白板症」ということですので、もちろん、その中には先ほど述べました真の「白板症」も含まれますのでやはり注意深く、経過観察してもらう必要があります。見た目でそう診断されたのあれば、医師の印象が、まだ悪性を思わせる所見がかなり少ないとみてのことだと思います。ただ、ご心配であれば、その旨、主治医にお話されて、確定診断をとりあえずしてもらうといいと思います。一般的には「白板症」は口の中の方が多く、喫煙、過剰の刺激物、合わない義歯などでできる場合が多く、鼻粘膜では少ないと思いますが、それは確率の問題だと思います。どうしても、心配であれば、セカンドオピニオンとして、他の先生にも一度診てもらっておいてもいいとは思います。
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QN6 風邪(インフルエンザ)を引いてから、嫌な臭いと味だけが残ります。どのような治療を受ければ良いのでしょうか。
A 風邪のあとの嫌な臭いというのは、一般にある種の細菌感染が原因と思われます。黄色や緑色の鼻汁は出ませんか?こういう場合には抗生物質を中心とした治療がよいと思います。一般に風邪やインフルエンザ自体は抗生物質は不要ですが、その後に続発する細菌感染では抗生物質による治療が必要な場合が多いと思います。 もう一つ、ひどい風邪やインフルエンザのあとに生じる嗅覚障害の中で、何を臭っても嫌な臭いとしか感じられない場合があります。こういう場合は、臭いを感じる神経にダメージを受けている場合が多いと思います。ビタミンB12や代謝改善剤などを服用したり、場合によってステロイドの内服または点鼻などによる治療を行います。ただ、一般的には嫌な臭いがするという症状は比較的治療に難渋する場合が多いと思います。 味については、嗅覚障害があるために起こる場合は、嗅覚障害の治療に準じて治療を行います。風邪が多少こじれた場合に、口が苦く感じる場合がありますが、これは、時期がくれば治ります。こういう時期の風邪の治療には漢方(小柴胡湯や柴胡桂枝湯といった柴胡を含む処方)が有効です。その他、味覚異常が続く場合には、まれに風邪で服用している薬の影響なども考えられますが、一般に服用している薬をやめれば治る場合が多いと思われます。主治医の先生と相談してください。
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QN7 鼻茸(はなたけ)について教えて下さい。
A <質問>
近所の耳鼻咽喉科で、手術しなければと云われました。症状に因って違いがあるでしようが、おおまかな費用と入院期間を、お知らせ下さい。
<回答>
鼻茸とは、鼻(鼻腔や副鼻腔)の粘膜がぶよぶよになり盛り上がって茸状になったものです。鼻ポリープとも言いますが、大腸や胃のポリープとは異なり基本的には腫瘍ではありません。一番困る症状は鼻づまりでしょうね。慢性的な炎症に引き続いてでてきたものです。鼻茸は飲み薬や点鼻薬でも長期間治療していると多少小いさくなって症状が改善する場合もありますが、完全に消失することは少なく、一般的には確かに手術がよい方法です。ただ、全身状態が手術に向かない場合や、どうしても手術はしたくないという場合には、腫瘍ではありませんので、飲み薬や点鼻薬で経過をみることもできます。ただし、その場合、症状の改善は中々難しい場合もありますし、改善しても風邪をひいたりするとすぐにひどくなることはご承知下さい。また、鼻茸は確かに炎症によるもので、直接命に関わるものではありません(ただし、呼吸がしづらくなって、心臓や肺に負担がかかることは想像できます。)が、一見鼻茸の様に見えて、実は腫瘍や癌が潜んでいる場合もありますので、あまり放置しておくのは感心できません。もし、手術をしないのであれば、定期的に診察を受け、CTなどでも一定期間ごとに検査を受けておく必要がありあます。そういったことも含めて主治医の先生は手術を勧められているかもしれません。

さて、手術ですが、一般に、鼻茸だけを取る手術、鼻茸と一緒にその奥の病変も根本的にきれいにする手術など、方針によって手術は変わってきます。また、もし、左右の鼻の穴を隔てているしきり(鼻中隔)が曲がっていて手術がしにくい場合はそれを矯正する手術も必要な場合があります。鼻茸だけであれば、外来で手術でも可能な場合もありますが、他の手術を追加する場合は、入院となるのが一般的です。こうした色々の要素がからんできますので、費用についてここでお話するのは一般的難しいですね。費用については、手術を勧められた医師にお尋ね下さい。入院期間についても、手術後ガーゼを入れますが、そのガーゼを抜くまで入院が必要な場合は、1週間ほど必要な場合が多いと思いますが、ガーゼは退院後に外来で抜く場合もあるでしょう。手術の規模にもよると思いますし、その医療機関の方針もあるでしょう。最近はできるだけ入院期間を短くしようという努力はなされていると思います。
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QN8 鼻づまりについて。
A <質問>
最近(3月29日質問)鼻づまりを感じます。左だけですが・・・鼻はかんでも出ないのですが、鼻での呼吸が難しいので苦しい感じがします。何かの病気なんでしょうか?花粉症ですか?
<回答>
鼻の中(鼻腔)の状態をみてみないと何ともいえませんが、この時期、鼻づまりがあるのは花粉症の可能性も考えられます。他にくしゃみや透明な水の様な鼻汁が出るようなら、もっと確率は高くなります。黄色い鼻汁や粘り気のある鼻汁が出るようでしたら、むしろ副鼻腔炎を疑います。鼻汁が出ないとのことですが、咽喉に鼻汁が下がっている場合もあります。☆左だけとのことですが、そういう場合、左右の鼻腔を分けているしきり(鼻中隔)が曲がっている場合が多いです。副鼻腔炎の場合は、一方の鼻だけが詰まる場合もあります。☆ごくまれですが、腫瘍でも鼻づまり、特に片方だけのがんこな鼻づまりを引き起こす場合があります。☆いずれにせよ、長引く場合は、最寄の耳鼻咽喉科を受診する方がよいと思います。
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QN9 鼻の臭いについて
A <質問>
最近飲み物を飲もうとする瞬間にひどい臭いを感じます。家族や他の人には感じないらしく、自分だけが感じるようです。食事は特に気になりませんし、歯科医に見て頂いても口内は気にするほどの歯周病などでは無いようです。私も2ヶ月前にひどいインフルエンザになりましたが、1ヶ月前には治り、しばらく何も無かったのですが、最近急にこうのような症状になり、心配です。
<回答>
中々難しい質問ですね。はっきりしたことはわかりません。まず、一般的に「嫌なにおいががする」ということについてお話します。色々なケースが考えられますが、?鼻や口腔・咽頭が臭う場合:一般的には何らかの炎症(蓄膿症や歯周病など)や腫瘍(特にある程度の大きさになって中央部分が壊死を起してきているときなど)などの場合に臭いがします。?胃からの逆流:つまりげっぷなど。?全身的なもの:たとえば、アルコール摂取後など。ただこれらは、他の人も感じることができるでしょう。?嗅神経の異常:インフルエンザなどひどい風邪をひいた時には、嗅神経がダメージを受け、臭いがしなくなる場合があります。程度の差なのかわかりませんが、どんな臭いも同じ様に嫌な臭いに感じる場合があります。ただ、そうした場合は、飲み物を飲む場合に限らず、他の食事の場合や他の時にでも同様のにおいを感じるのが普通です。☆お尋ねの方はインフルエンザの後からということでは、?に近いものなのかもしれませんが、本当の所は分かりません。インフルエンザ後1ヶ月ほどしてから感じるようになったところから考えると、インフルエンザでダメージを受けた嗅神経が回復してくる過程で、何らかのつながり間違いが起こったのかもしれません。顔面神経麻痺の場合には、麻痺から回復してくる過程で、往々にしてこのつながり間違いが起こります。目をつぶろうとしたら口が動く、といった様に。(これはあくまで推測です。)
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QN10 点鼻薬を差し強くかんでいたら嗅覚が鈍ってきた・・・
A <質問>
35歳女性、フランス在住。1週間ほど前から飲み込む時など少し痛みがあり、ノドちんこの両脇に小豆大の非対称のデキモノが出来てました。その矢先風邪の症状が出てノドの痛みも増し奥が真っ赤に炎症を起こしてしまいました。時々透明の鼻水が出たりくしゃみ、鼻づまりが出現。近医(家庭医)で抗ヒスタミン剤と点鼻薬を処方されました。点鼻をしていますと、前は透明だったところに所々黄色いものが混じり粘度も増してきました。普段より強くかむのを2日ほど繰り返していたらニオイがよっぽど強くないと感じなくなってきてしまいました。抗ヒスタミン剤はまだ飲んでいません。点鼻薬を差して無理して鼻を強くかんだのが原因でしょうか。怖いのでもう薬も鼻かみも止めようかと思っているのですが。あと、ノドの痛みは少し引き、時々痒いような乾いた感じがあって空咳きをしていますがほっておいていいものでしょうか。
<回答>
ノドちんこ(口蓋垂)の脇にデキモノができて風邪様の症状というところから推測しますと、もともとはヘルパンギーナと呼ばれる夏風邪を引き起こすウイルスかそれに類するようなウイルスに罹ったのではないかと思います。最初はアレルギー性鼻炎と類似した症状−これはウイルス性の風邪の初期に多いと思います−でしたが、黄色い鼻汁は、そのあとに細菌感染が合併している場合もあります。抗ヒスタミン剤はこの最初のくしゃみや透明な鼻水の時に有効です。黄色い鼻汁が出てくる場合は、そのまま治っていく場合もありますが、副鼻腔炎(Sinusitis)を合併し始めている可能性があります。特に黄色い鼻汁が増えてくるようでしたら、抗生物質を服用する方がよいと考えます。☆お尋ねの点鼻薬ですが、点鼻薬をさした事が嗅覚障害を引き起こしたとは、一般的には考えられません。嗅覚障害は、ウイルスで嗅神経がダメージを受けたか、一連の鼻の症状を引き起こす際に鼻の粘膜が腫脹するためニオイの分子が嗅神経にまで到達できない状態に陥っていることが原因です。点鼻薬にも色々な種類があるので一概にはいえませんが、一般的には嗅覚障害が生じてきた時こそ点鼻薬はさすべきです。特にステロイド入りの点鼻薬が効果的です。☆鼻を強くかむことについてですが、あまり強くかむのは、空気が中耳の方に行きやすくなり中耳炎などを合併しやすくなるので、そういう意味ではあまり薦められません。しかし、嗅覚障害についていえば、鼻汁が鼻の粘膜の上に留まっている方が粘膜の腫れを長引かせ、ニオイももどりにくくなるので、まめにかむ方がよいと考えます。結局、「軽く、まめにかむ」のがよいと思います。一般的には鼻を強くかんだから嗅覚障害がおこるとは考えにくいと思います。☆受けられた治療は間違ってはないと思いますが、少し時期が変わってきていると思います。長引くようであれば、専門医を紹介していただくとよいでしょう。
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QN11 子供の鼻水がすっきりしません
A <質問>
1歳になる子供が鼻水を出していて、小児科でもらった薬でましにはなるのですが完全には治らず最近またひどくなったので今度は耳鼻科に行ったのですがもらう薬は同じでましになるけど完全には治らずの状態が1ヶ月以上続いています。いい加減にすっきりさせてあげたいのですが同じ薬を飲み続けて治るものなのでしょうか?(2週間飲み続けてもすっきりしなかったのですが)ほかに治療法はありますか?
<回答>
1歳前後の子どもの長引く鼻汁や頻繁に繰り返す中耳炎などは、現在耳鼻咽喉科や小児科でも大きな問題となっています。長引く原因はいくつかあります。一つは細菌が強くなったこと。近年種々の抗生物質が効かない細菌が増加してきています。また、子どもの鼻の奥の免疫力の未熟さが考えられます(推測)。その他、集団保育も治りにくくしています。治りかけたところで再び菌を移しあいをするためです。その他、アレルギー性鼻炎の合併があります。昔は1歳前後の子どものアレルギー性鼻炎は考える必要はほとんどありませんでしたが、近年増えつつあります。☆一般論としてですが、黄色や緑色の鼻汁が出ている場合は細菌感染の可能性が高く、抗生物質を飲んだ方が早く治る場合が多いと思います。ただし、前述のように抵抗力の強い菌を増やさないように、ある程度強い症状が出るまで処方されない医師もいると思います。しかし、飲む場合には逆にしっかり飲む必要があります。その上である程度飲んで効かない場合は薬を変えていく必要があります。どれくらいで処方を変えるかは医師の裁量によるところです。私は、患者さんによって多少違いますが、7日程度服用しても変わらない場合は他の抗生物質に変えます。(特殊なものは除きます。)もし、いくつかの抗生物質が効かない場合、細菌の検査をして、どんな薬が効くかを突き止めるのがいいでしょう。☆その他の薬剤:抗ヒスタミン剤(水ばなを抑える薬)や去痰剤(鼻汁をさらさらにして出しやすくする薬)、あるいは、アレルギーが関与していそうな時には抗アレルギー剤も併用しますが、これらはもう少し長い期間飲んでもらう場合もあります。こうした薬は広い意味で粘膜を整えるような薬であり、しばらく症状を抑えていくことで、患者さんの免疫の力で改善してくるのを待つわけです。☆どうしても引かない場合どうするか?これは治療側でも頭を悩ませる所です。私の所では、漢方薬を処方する場合もあります。うまくいく場合もありますし、飲めない場合もあれば、飲んでも変わらない場合もあります。その他抗生物質以外の比較的長期で服用できる薬で経過をみる場合もあります。また、透明な鼻汁で、中耳炎などの合併症のおそれのない場合は、内服薬は中止し慎重に経過だけをみる場合もあります。☆これは希望ですが、抗生物質の場合、3日の処方であれば、(特に副作用と思われるものがない限り)3日はしっかり服用していただき、さらにまだ症状が少しでも残存している場合は3日後に受診して医師の指示を仰いでいただきたいと思います。「3日飲んで少し良くなったので様子をみていましたが、やっぱり効きませんでした。」と言って7日後とか10日後などに受診される場合があります。お気持ちはよくわかりますが、こういう場合、さらに追い討ちをかけた方が治りやすいと思います。症状が軽くなった時にあまり早くやめると再燃しやすくなり、再燃してきた細菌はそれまでより抵抗力を持ったものがでやすくなると思います。
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QN12 鼻たけと診察されましたが・・・
A <質問>
高熱をともなう風邪をひいた後、喉(鼻に通じるあたり)の不快感がとれず、耳鼻咽喉科で診察してもらったところ、鼻にポリープができており、副鼻腔炎の疑いがあるとのことで、CT撮影をしましたが、副鼻腔炎は見られず、鼻たけができている、とのことで、飲み薬(クラリス錠)の服用と週1回の診察で経過を見ることになって2ヶ月近くになろうかとしておりますが、喉の不快感が完全にとれないですし、気になります。今かかっている先生は、最初内視鏡で鼻の中を見られましたが、ポリープ自体の生検はされてないので、ほんとに普通の鼻たけなんだろうか、と気になってしますのですが・・・
<回答>
鼻茸(鼻たけ:鼻ポリープ)は大体は見ればわかることが多いですね。一応、CT撮影時にポリープの大きさや進展の具合、骨が溶けたりしていないか(溶けていたら腫瘍の可能性)なども診て貰っているでしょうから、それほど心配ないのかと思われます。ただ、徐々にでも大きくなってくる時や、中々よくならない場合などは積極的に取って病理検査に出した方がいい場合もあります。☆鼻茸があるとのことで、副鼻腔炎を念頭にクラリスを服用することはよくありますが、あまり変化がなければ、残存する鼻茸をとってもらうのも一つの方法かもしれません。クラリスのような薬(マクロライド系抗生物質)の少量長期服用は概ね3ヶ月が一つのめやすです。ただ、鼻茸の切除によって訴えておられる症状が改善するかどうかはわかりません。むしろ、鼻とのどのつなぎ目(上咽頭と呼びます)の慢性的な炎症なのかもしれません。
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QN13 鼻の手術後に嗅覚障害
A <質問>
最近蓄膿症の内視鏡手術を行いました。術前は匂いはわかったのですが、術後にまったく匂いが感じられなくなってしまいました。先生曰く匂いを感じる所は触っていないとのことで、一過性の物で少しづつ良くなると言っておられました。 点鼻薬(リンデロン液)を処方してもらいました。このような場合嗅覚は元に戻るのでしょうか?
<回答>
鼻の手術の後に嗅覚障害がおこるとすれば、嗅いの神経の近くの粘膜が炎症を起こして腫れた可能性が一番高いと思います。それであれば、時間経過で徐々に戻ってくると思います。リンデロンの点鼻は続けるとよいと思います
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QN14 鼻の手術後の耳の症状
A <質問>
慢性副鼻腔炎を内視鏡による手術をしました。鼻は良く通るようになりましたが、耳から空気が抜けない感じや声が頭の中?に響く感じがあります。また回りの人に手術をする前と声が変わったとも言われます。 手術と関係があるのでしょうか?またどうすれば宜しいのでしょうか?
<回答>
手術後からということですから、何らかの関係はある可能性は高いと思います。あくまで推測の域を超えませんが・・・「耳から空気が抜けない感じ、声が頭に響く感じ」というのは、手術によって腫れていた鼻の粘膜が改善してきたために、耳と鼻をつなぐ管(耳管)の粘膜も幾分腫れがひいたために、耳管開放症が起こっているのかもしれません。(Q&A E10なども参考にしてください。)「声が変わった」ということについては、やはり咽喉の粘膜の微妙な腫れまでひいた可能性もありますが、もう一つ、鼻づまりで今まで閉鼻声で話すくせがついていたのが、鼻が通るようになったので声の出し方が無意識に変わったのかもしれません。また、鼻腔や副鼻腔というのは、発声時にうまく共鳴して声の音色を作っているわけですが、手術により今までとは響き方が変わった可能性もあります。声については様子をみてもらわざるおえないのかもしれませんが、耳管開放症については一度通院中の耳鼻咽喉科で相談してみてください。
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QN15 鼻の奥の違和感
A <質問>
花粉症と診断されましたが、鼻の奥が、渇いてひりひりしますし、何かが張り付いたような感じです。粘りけのある鼻汁も出ます。鼻の奥の違和感が気になります。
<回答>
鼻の奥は上咽頭と呼ばれる部位で、風邪の引き始めなどによくヒリヒリとした違和感を感じる場合があります。風邪の場合はその後熱が出たり、黄色い鼻水になったりのどが痛くなったり色々症状を変えたりします。ご質問の方もおそらく上咽頭という場所が軽い炎症を起こしているのだと思います。それは、花粉症が長く続いたような場合にも起こりえます。結局ウイルスで炎症を起こすか、花粉によるアレルギーで炎症を起こすかの違いだけであろうと思います。ただ、花粉症の場合は花粉が飛んできてすぐにそういった症状を呈するわけではありませんが、長時間花粉にさらされていたりすると風邪と同様の症状になるのだと思います。☆くした場合、比較的早期であれば、まずは花粉症の治療、すなわち、抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤を中心と下治療でいいのではないかと思いますが、少し時間がたった場合は細菌感染なども併発している可能性がありますので、抗生物質や消炎剤を併用するのがいいと思います。☆これらの治療でも中々症状がとれない場合には、ごく稀ですが、上咽頭に腫瘍ができていることもありますので、きちんと耳鼻咽喉科でファイバーでチェックをしてもらう方がいいと思います。
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QN16 鼻が悪いのは遺伝しますか?
A 家族みんなが鼻が悪い。時々そうした話を聞きます。まあ、病気にもよりますが、現在の所、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎では明らかに優性遺伝とか劣性遺伝といった遺伝形式のはっきりしたものはないと思います。ただ、特にアレルギー性鼻炎は若干遺伝的な要素は強いように思います。副鼻腔炎にしても、昔より重症なものは減っていますが、いくらかは影響があるかもしれません。実際に、親も鼻はよくなかったと言われる患者さんはいらっしゃいます。
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QN17 黄緑色のネバネバした鼻汁が出ます。
A <質問>
急に黄緑色のネバネバの鼻水が出るようになり、鼻の粘膜がはれて、声が出せなくなるくらい、たんがのどにからむようになりました。耳鼻咽喉科に行って薬を約2週間飲み続けているのですが症状は軽くなったもののいっこうに治りません。レントゲンを撮ったところチクノウ症ではないと言われました。この状態はどうすれば治すことができるか教えてください。
<回答>
黄緑色や黄色の鼻汁というのは化膿性の炎症(つまり細菌感染)が存在する可能性が高いと考えます。一般には急性鼻炎が初期(初期は水様性)を越えて残っている場合や、急性の副鼻腔炎の際によく出てくると思います。耳鼻咽喉科で蓄膿症はないと言われたとのことですね。そういう場合は、蓄膿症にまではなっていないものの鼻粘膜表面で細菌感染が続いている可能性や、レントゲンではうまく写らない場所に小さいけれども活動的な副鼻腔炎が存在する可能性などが考えられます。☆どうしてもはっきりしたい場合はCTで確認するとよいでしょう。☆治療は、やはり抗生物質が中心となります。ある種の抗生物質でよくならなくても、違う系統の抗生物質であれば効果的な場合もあります。抗生物質は、種類にもよりますが、概ね1週間(物によって2週間)飲んで効果がなければ変えてもらってもよいと私は考えます。☆ただし、ある種の抗生物質(マクロライド系)の場合は、通常殺菌的に用いる量の半分くらいの量で長期に服用して治療する場合もあります。この場合は3ヶ月〜半年くらい飲む場合もあるようです。☆色々な抗生物質を飲んでも症状が取れない場合は、鼻汁中の細菌の検査も必要です。最近は薬の効きにくい細菌が増えているからです。
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QN18 鼻の悪臭
A <質問>
自分では分からないのですが、周りの人から息が臭いと言われます。口臭ではなく、相当鼻息が臭いようで広範囲に臭いが広がり社会生活に支障をきたしています。自覚症状は鼻が詰る、たまに黄色い粘った痰のような鼻水が出る、鼻や口が渇く、口の中が変な味がする等ですが、どれも軽いもので、耳鼻科で診て貰っても病的なものはないと言われ困り果てています。よく便臭がするとか、生ごみや生臭い臭い等と言われる事が多く、耳鼻科の疾患でその様な臭いが発生する事はありえるのでしょうか?
<回答>
見てみないと分かりませんが、推測できることをお話します。1)副鼻腔炎:やはりまず考えるのは副鼻腔炎ですね。特に歯が悪くて歯の根元から細菌が頬の裏側の空間(上顎洞)に進入したタイプの副鼻腔炎(歯性上顎洞炎)は臭いの強いものが多い傾向があります。2)一つ気をつけておきたいのは、この上顎洞などに出来る腫瘍(癌)はニオイが強い場合があります。一度は耳鼻咽喉科でレントゲンかできればCTを撮影してもらって除外しておく方がよいと思います。3)少し特殊なものですが、鼻の粘膜が萎縮してきて潤いがなくなってきた場合、強く臭う場合があります。萎縮性鼻炎と呼ばれ、乾いた痂皮(はなくそ)が多量にできる場合が多いですね。同様に鼻の突き当たり(上咽頭)の粘膜が乾いた場合も濃い鼻汁や鼻くそのような塊がたまりやすく強いにおいを発する場合があります。☆萎縮性鼻炎の治療は、中々難しい場合もあります。軽症の場合には、鼻腔を狭くする手術(鼻の粘膜の下に骨などを挿入する)で改善する場合や、鼻の洗浄を行うことで改善する場合もあるようです。
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QN19 2歳半の子ども。青い鼻水が3ヶ月続いています。
A <質問>
2歳半の子供ですが、風邪をひいてから3ヶ月青っぱなが続いています。夜は、起きたりしないのですが、常に口呼吸をしている姿をみると辛そうに感じます。何件か耳鼻科にも行きましたが、直りません。「成長と共に直って行くので様子を見ましょう」とおっしゃられる先生と「検査をして早急に直したほうが良い」とおっしゃられる先生がいますが、どちらの方法が良いのですか。
<回答>
青い鼻水(青洟あおばな)は多くは細菌感染があると考えられます。持続する青洟の場合、大きく2つの要因が考えられます。一つは子ども側の要因。2歳半の頃というのは、まだ鼻粘膜や鼻の奥の上咽頭という部分(ここにはアデノイドという扁桃腺と同じような免疫に関係する組織があります。)の局所の免疫がしっかりしていない可能性があります。大人であれば自分の免疫力で完全に抑えこんでしまうような細菌であっても、勝負がつかず、だらだらと戦っている状態ですね。もう一つは細菌側の問題。最近、抗生物質の効きにくい細菌が増えています。こうした場合、少し薬を飲んでも中々よくならない場合があります。また、保育園に通院されている患児の場合、治りかけても移しあいっこをしたり、さらに抵抗力を持った菌をもらう確率も多いといえます。☆検査・治療についてですが、これは医師によってそれぞれ考え方が違うことは十分考えられます。本人の免疫力が問題の場合、確かにある程度成長するのをまたなければならない場合もありますし、実際もう少し大きくなると急にそうした症状が消えていく場合も多いといえます。ただし、それは青洟がその子にどれだけデメリットを来たすかという点でも考えておく必要があります。たとえば、急性中耳炎を頻繁に合併しやすい、気管支炎なども引き起こしやすい、滲出性中耳炎があり長引きやすい、口呼吸は多少しかたがない場合もありますが、睡眠時に無呼吸発作をおこす・・・といった他の合併症の有無によると思います。こうした合併症がある場合は多少積極的に治療が必要かと思います。そうでなければ、十分慎重に経過をみていくのも一つの方法かもしれません。どれがよいかは主治医の医師とご相談下さい。☆積極的治療が必要な場合、まずは細菌がどういったものかを調べなければなりません。最低限菌検査はしておく方がいいでしょう。その菌に有効な抗生物質を使って短期決戦を行ってみるのも一つです。また、もっと積極的に治療が必要な場合は、点滴治療もよいこもしれません。一旦鼻の奥の細菌をやっつければ、急に元気になって鼻汁がでなくなる場合もあります。一度上咽頭の粘膜を除菌し、常在菌がいすわってくれれば治るわけです。☆その他、飲める場合は漢方薬も一つの方法ですが、この年齢は一番嫌がる時期かもしれません。☆N11も参照してください。
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QN20 毎朝鼻水が出ます
A <質問>
ここ数年、風邪をひいているわけでもないのに、毎朝鼻水が大量にでます。日中は出ません。これは何でしょうか?
<回答>
鼻水が透明な水様性であればアレルギー性鼻炎の可能性が高いと思います。年中同じ状態が続くようであれば、ホコリやダニなどによる通年性のアレルギー性鼻炎の可能性が高いと思います。
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QN21 鼻に違和感
A <質問>鼻の穴にひとさし指を入れ、丁度第一関節くらい入れたところに違和感を感じます。表現に迷いますが、一般的に鼻くそと言われているものではなく、黄色いかさぶたの様なものが取れます。取る時はなかば強引に爪で引っ掛ける様に取るのですが、その際出血等はありません。(常にヒリヒリというかチクチクというか、気にならない程度の痛みはあります)また、反対側の穴は鼻中隔彎曲症(個人判断です)により、通常時は全く空気が通りませんので、唯一のこの穴が重大的な障害になれば、この先不安です。このかさぶたの様なものは、恐らく粘膜だと思いますが、一覧にある他の病気に当てはまる症状がないので、悩んでいます。(近所の耳鼻科は非常に混んでいますので、行く事をためらいます) <回答>おそらく鼻腔の粘膜が軽度ですが炎症を起しているものと考えます。黄色いかさぶたのようなものは、出血こおしていませんが、粘膜から染み出てきた汁(滲出液)が固まったものでしょう。あまり無理をするとひどい炎症を起しかねませんのでお気をつけ下さい。やはり一度耳鼻咽喉科を受診するのがいいでしょう。耳鼻咽喉科は一見混んでいるように見えても回転が速いので、意外に早く診てもらえるかもしれません。
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QN22 アスピリン喘息・鼻茸を伴った副鼻腔炎による嗅覚障害
A <質問>
現在嗅覚障害で悩んでおります。 1年前に嗅覚障害、鼻閉症、鼻茸、副鼻腔炎の為に手術をしたのですが、術後半年立ってもニオイが殆ど分からず病院を変えてもう検査してもらった結果、副鼻腔炎については術前よりも酷くなっていてて、鼻茸もカメラで確認できるところに出来ておりました。再手術を受けたくないのと薬をあまり使いたくないということで、今はカッコントウカセンキュウシンイという漢方を使って治療しているのですが、それも半年立っても良くなりません。持病としてアスピリン喘息があるために完治は難解だとは言われているのですが…やはりもう一度手術を受けた方がいいのでしょうか?それともまた違う病院で違う治療を探した方がいいのでしょうか?
<回答>
アスピリン喘息・鼻茸を伴った副鼻腔炎は現在の耳鼻咽喉科でも中々取り扱いが難しい病気だと思います。最近は好酸球性副鼻腔炎という概念が提唱されていますが、おそらくそうした病気なのだと思います。少しずつ研究が進み解明されてはきていますが、現在の所まだガイドラインと呼べるような治療法の統一はみられていません。☆確かに完治は中々難しいかもしれませんが、なんとかうまくコントロールしていけるといいですね。これはある程度試行錯誤しながら経過をみていかざるおえないと思います。この病気で最も効果的な薬は副腎皮質ホルモン、すなわちステロイドの内服だと思います。ただし、あまりに鼻茸がひどいと少しステロイドを飲んだからといってすぐに効果の上がるものではないと思います。そうなると、まずは再度手術を行い、鼻茸の量を減らすことが必要かもしれません。その上で、うまくステロイドやその他の薬を使いながら経過を見ていく必要があるかもしれません。☆ステロイドは効果もある程度期待できる半面、副作用を十分注意して使う薬剤です。怖がりすぎてもだめですし、頼りすぎてもいけません。その他の薬剤としては、ロイコトリエン拮抗薬(代表的薬剤名オノン)やトロンボキサンA2阻害薬(代表的薬剤名バイナス)なども試してみてもいいと思います。ただし、どれくらい効果があるかはやってみないと分かりません。☆漢方薬も中々難しい場合もあります。「葛根湯加川キュウ辛夷」は副鼻腔炎に用いる代表的な漢方薬ですが、効果のない場合、辛夷清肺湯や荊芥連ギョウ湯なども用いる場合がありますが、アレルギーの関与する副鼻腔炎であれば、むしろ小青龍湯などの方がよいかもしれません。ただし、そのあたりの薬剤の決定は主治医の先生とよく相談してください。☆なお、アスピリン喘息をお持ちの場合、特に初めて飲む薬を服用する際には十分ご注意下さい。
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QN23 鼻水に血が混じります。
A <質問>
風邪をひいた後、血の混ざった鼻水が口の方へ落ちていくようになり気になったので、耳鼻科で見てもらったところ副鼻腔炎と言われ抗生物質を処方されて現在服用中です。 診察前はあまり粘り気のない鼻水に赤い血が混じっている程度だったのが、最近は粘っこくどす黒い血が出るようになりました。これは薬のせいなのか、回復途中なのか、または実は違う原因があるのか気になっています。どのような対応をとればいいのか教えていただけますでしょうか。よろしくお願いします。
<回答>
薬のせいではないと思います。☆炎症が強い場合、鼻や咽喉の粘膜の血管はしばしば充血し、まれに血管が破綻し出血する場合があります。鼻の場合、何回も鼻水をかむことで粘膜が荒れてきて出血する場合も多いと思います。出血は最初は新鮮な赤い色をしていますが、古くなると、褐色やどす黒くなります。風邪の場合、鼻汁は最初透明なさらっとした水様性のものが多いですが、回復期やあるいはちょっとこじれた場合には粘調な鼻汁になることはしばしば診られます。☆経過としては、上記の症状はそれほど不思議ではありません。ただし、改善してこなければ、鼻の中に腫瘍のようなものがないかファイバースコープなどで確認をしておく必要があります。
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QN24 片方の鼻ばかりつまります。
A <質問>
昔から、ある程度はあったのですが、ここ数年特に困っています。左の鼻だけ何故か異様に空気が通らず、もう3年は経ちます。 ふとした動作でそれは治るのですが、治るといっても左側だけ通り、右は通らないと言った感じで。。。寝るときに右に向くと左の通りは改善されます。しかしそれも両方完全に治るまけではありません。入れ替わるだけ、といった感じでしょか・・・。 耳鼻科に行き診てもらいましたが、炎症を起こしていると言われました。薬を貰いましたが、結局治らずで。これは何なんでしょうか?
<回答>
まず、生理学的に(つまり正常でも)多かれ少なかれ鼻の粘膜は左右どちらかが腫れていて、どちらかが通っている、というのが普通です。もちろん、程度というものがありますので苦痛に感じる場合は診てもらう必要があります。正常でも多少左右差があるということはご理解下さい。また、横向きに寝た時は下になった方の鼻はつまりやすくなります。これは下になった方の鼻の粘膜が充血するからです。
そうしたことをふまえた上で、考えられるのは、第一に、鼻中隔彎曲症があるのではないかと思います。右と左の鼻の穴を隔てているのが鼻中隔ですが、この鼻中隔は誰でも少しは曲がっているのですが、その曲がりが強いと凸側は鼻腔が狭くなり鼻がつまりやすくなります。では凹側はよく通るかというと、その分鼻の粘膜が腫れやすくなり、こちらもつまりやすくなります。この鼻中隔の曲がりは成長の過程で形成されることが多いですね。
この鼻中隔彎曲だけでも鼻づまりがきやすいのですが、これに加えてアレルギー性鼻炎や慢性鼻炎などが加わると鼻づまりはさらにひどくなります。ですので、こういうタイプの鼻づまりには、まずアレルギー性鼻炎等の治療を行います。アレルギー性鼻炎の鼻づまりは頑固な場合もあります。飲み薬では、時に2週間〜4週間は服用してみた方がよい場合があります。また点鼻薬も併用する場合があります。(点鼻薬は種類によって注意が必要な場合もあります。)
飲み薬や点鼻薬でうまくいかない場合は手術で鼻中隔の曲がりをなおす手術を行います。この時、他の部分の粘膜の腫れが強い場合はそれも同時によくする手術をする場合があります。
もう一つだけ気をつけておかなければいけないのは、鼻の奥に空気の通りを邪魔するものができていないかということです。慢性副鼻腔炎(蓄膿症)やアレルギー性鼻炎に伴う鼻茸(鼻ポリープ)や、まれに腫瘍の場合もあります。症状が持続している場合は時々耳鼻咽喉科で診てもらっておきましょう。
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QN25 鼻風邪について
A <質問>
10月後半に風邪をひき,鼻が詰り喉も少し痛かったので耳鼻科に行ったところ風邪で鼻と喉が炎症を起しているとのことで現在1ヶ月程漢方薬を処方されていますが、まだ詰りもありヒリヒリします。片側だけに鼻くそ(血)のようなかさぶたがあります。取ると少し血が出ます。一般てきに鼻かぜなどはどれくらいの期間で治るのでしょうか?
<回答>
これは一概にはいえません。早い場合は数日でも軽快すると思いますが、最初の粘膜のダメージの具合や、その時の体力的な問題、アレルギー性鼻炎の有無、副鼻腔炎の合併の有無などで変わってくることが多く、だらだら続く場合もあると思います。かさぶたができ、それをとると少量出血し、再びかさぶたがついて・・・ということも時にあります。黄色い鼻汁などが多い場合は抗生物質を併用し、アレルギー性鼻炎の素地がありそうな場合は、抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤などを併用するのもよいかもしれません。漢方薬も長引く場合は用いる場合もあると思います。
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QN26 最近鼻が両方ともつまります。
A <質問>
最近、いつも鼻が両方つまっています。 鼻をかんでもネバネバした鼻水が少ししか出ないのですが、鼻をかみ終わっても鼻の違和感がなくなりません。目の下や頭も痛いのですが、何かの病気でしょうか。
<回答>
「目の下が痛い」という症状は副鼻腔炎の時に多い症状です。症状から推測すると急性または慢性の副鼻腔炎(俗に言う蓄膿症)の可能性が高いと考えます。☆鼻腔の近くにはいくつかの空洞がつながっています。この空洞まで炎症を起してきたとき、副鼻腔炎と呼びます。副鼻腔炎は必ずしも両側なるとは限りません。片方の場合もあります。
急性期や慢性の副鼻腔炎でも急性増悪した時期は抗生物質を中心に、炎症を鎮める薬を用いたり、アレルギーが関与していると思われる場合には抗アレルギー剤などを併用します。症状がなくなっても炎症が完全に取れるのには少し時間がかかる場合があります。あまり早く薬をやめると再発しやすい場合があります。
慢性副鼻腔炎の場合は、ある種の抗生物質(マクロライド系と呼ばれます)を常用量の半分程度で数ヶ月から半年ほど服用してもらう場合があります。
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QN27 鼻がしびれている感じがする。
A <質問>
鼻と頬が痺れている様な感じがします。17年11月に風邪になり鼻詰まりとしびれの様な感じがあり最近漢方薬からアレルギーを抑える薬に変わりました。平成14年4月に花粉症と診断され1年間耳鼻科に通いそのあとは症状はでず17年の4月に詰りがあり2回耳鼻科にいき今に至っていますがこのしびれのようなものは何なのでしょうか?鼻水はほとんど出ませんが喉のほうに落ちている感じがします。朝や夜の室外とお風呂上りは鼻が通る感じで部屋に居てくつろいでいたり就寝時に詰り感があります。アレルギー検査も行っては居ません。とても憂鬱になります。
<回答>
実際には診て見ないとわかりませんが、一つ可能性があるのは、やはり副鼻腔炎(蓄膿症)ですね。急性の副鼻腔炎の場合、頬や目の下、目の周囲、額などに痛みを感じますが、もう少し炎症が軽い場合は、違和感のみを感じる場合もあるようです。☆典型的なものはレントゲン写真を撮ればわかります。☆アレルギー性鼻炎だけで、鼻や頬部のしびれ感が生じるというのは少し考えにくいですが、先の副鼻腔炎をおこすきっかけとなったり、きっかけは風邪としても、長引く要因になったりする場合があると思います。
ただし、「しびれ」という表現はあまり一般的ではないので、他の病気(副鼻腔の腫瘍など)が隠れていないか、少し長引くようであれば診てもらっておく方がよいと考えます。
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QN28 鼻茸手術について
A <質問>
45才、男性です。幼少期より鼻づまりがひどく、特に飲酒時、冬場には鼻水もでるため、大変苦痛です。鼻茸切除の手術を考えていますが、再発するとも聞いています。再発するごとに手術をし続ける(切除をくりかえす)といったことに不安を感じていますが、問題はないのでしょうか?
<回答>
確かに鼻づまりが強いと、飲酒時などはひどくなり大変ですね。さて、鼻茸手術を考えていらっしゃるとのことですが、鼻茸の診断は確定的なのでしょうか?鼻づまりをきたす鼻の病気は他にもいくつかありますのできちんと診断してもらっておく必要があります。もちろん鼻茸もあるかもしれませんが、鼻中隔彎曲症(左右の鼻腔を隔てているしきりが曲がっている)や、肥厚性鼻炎(鼻の粘膜、特に下甲介とよばれるひだの粘膜が腫れている)がある場合は、それも同時に治療していかないと十分鼻が通るようにはなりません。
また、多くの鼻茸は慢性副鼻腔炎を伴うことが多いので、副鼻腔炎の有無も把握しておく必要があります。これは、CTを撮るとよくわかります。副鼻腔炎を合併している場合は、鼻茸だけを取るよりも副鼻腔炎も同時に良くしておく方が再発率はぐっと少なくなります。
こうした合併症も同時に加療することで再発率はかなり少なくなりますが、それでも再発する場合は確かに時にあります。特に喘息を持っている方で鼻茸がある人、中でも痛み止めで喘息を引き起こしやすい人(アスピリン喘息)の鼻茸は再発率が高くなります。ただ、アスピリン喘息は比較的大人になってから出てくる人が多いので、幼少期より鼻づまりが強かったということは可能性はやや低いかもしれませんね。
いずれにしても、鼻茸だけの切除は多少再発率は高くなります。ただ、その分手技が簡単なので手術時間も短く身体のストレスも少なくて済む利点もあります。そのあたりを考慮してどのくらいの手術をしてもらうか検討するといいと思います。もちろん、小さな鼻茸しかないのであれば、鼻茸切除で十分鼻づまりは改善すると思います。
再発は好ましいものではありませんが、時に再発することはどうしてもでてきます。再手術はある程度しかたがないですね。再手術を繰り返すことに関しての問題点としては、単に鼻茸だけの場合はそれほどないと思います。ただし、再発してきた鼻茸が本当に鼻茸かということは確認しておく必要があります。鼻茸と似てはいるが、腫瘍という場合もまれにあります。また、副鼻腔炎の手術も同時に行った場合は、再手術は手術をする時の景色が少し変わってきますので、十分注意して行う必要はあります。しかし、鼻の手術に十分精通した医師にしてもらえばそれほど問題にはならないと思います。
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QN29 1ヶ月ほどの赤ちゃんですが、時たま鼻をぐすぐすならします。
A <質問>
1ヶ月ほどの赤ちゃんですが、時たま鼻をぐすぐすならします。母乳やミルクは良く飲み、また良く寝もします。寝息も特にひどく気になりません。くしゃみ、咳は時たまするぐらいです。しかし、鼻をぐすぐす鳴らす音が気になってしょうがありません。
<回答>
母乳やミルクがしっかり飲めているようであればあまり気にしなくてもよいと思います。1ヶ月くらいの赤ちゃんの場合、お母さんからもらった免疫がありますので、一般的にはあまり風邪をひくことは少なく(だからといって外へつれまわしたり、風邪をひいている人を近づけてもよいというわけではありません。)、落ち着いてくることが多いと思います。ただし、鼻づまりがひどく全く鼻呼吸をしていない場合は、鼻くそがたまっていたり、鼻から喉にぬける場所が狭くなっていることもありますので、最寄の耳鼻咽喉科でみてもらう方がよい場合もあります。
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QN30 鼻づまりと鼻出血
A <質問>
以前から鼻のとおりが悪かったんですが、最近になって特に血のかたまりのようなものが詰まるようになってすごくつらいです はなづまりから肩こりがきたりしています 病院にいってもアレルギーだろうとしかいわれません いったいなんの病気でしょうか?毎日つらい日々をすごしています。
<回答>
実際には診て見ないとわかりません。最も考えられるのはやはり、アレルギー性鼻炎で、鼻粘膜が荒れて出血しているという状態が考えられます。それであれば、しばらくアレルギー性鼻炎の治療をしっかりしてみるとよいと思います。また、日ごろから鼻づまりがある場合、もちろんアレルギー性鼻炎でもおこりますが、鼻中隔彎曲症がある場合があります。するとちょとした鼻炎でもすごく鼻がつまることが増えてきます。
年齢にもよりますが、鼻づまりと鼻出血ということでは、一つ気をつけておきたいのは、鼻の中に腫瘍ができていないかということです。まずは鼻腔内をよく観察します。もし、鼻の正常粘膜と思えない場所があればさらなる検査が必要になります。ファイバースコピーで鼻腔から上咽頭(鼻の奥)を丹念に診て見たり、鼻のレントゲンかCTを撮影して診断してもらいます。
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QN31 鼻の中がツーンと痛い
A <質問>
昨年の秋頃から左の鼻に刺激を感じるようになり、くしゃみ鼻水が出たり、つーんと痛くなったりを繰り返したので耳鼻科で見てもらったのですが、「少し赤いです」と言うことだったのでそのうち治るかなと思い薬はいただかずに帰りました。しかし痛みの頻度が増してきて時々鼻水に血も混じることがあります。今ではずっとじわーんと痛みがあります。場所は小鼻の上側の粘膜の所なので押すと痛いですし綿棒でなぞると血が付いてくることがあります。最近の症状から悪性の腫瘍だったら・・・と不安です。 前に見ていただいた耳鼻科の先生は、あまり話を聞いていただけない方でしたので行くのをためらっております。このまま様子を見ていても良いものでしょうか?
<回答>
やはり、一番よいのは主治医の医師にお話してもらうのがいいと思います。
鼻の粘膜が赤くなっているといわれたのであれば、まずは鼻粘膜の炎症が考えられます。ツーンという症状は炎症の一つの症状としてなんらおかしいとは思いません。出血することもあると思います。
長引く原因はアレルギーがあったり、副鼻腔炎があったりする場合もあります。長く思い煩うのであれば、お薬をしっかり飲むのも必要かと思います。
その上で、やはり長引く場合には、定期的に診てもらっておきましょう。長期でみていると腫瘍などが出てくる場合も、まれではありますがあります。
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QN32 鼻から水を吸い込んだ時と同じような痛みが・・・。
A <質問>
普通に生活していて、突然、プールで溺れたりして鼻から水を吸い込んでしまった時と同じ痛みがします。 のどの突き当たから一つ手前に見える側面に、2、3mmくらいのできものが気になるのですが、何かの病気でしょうか?声楽を勉強しているので、とても気になります。
<回答>
鼻に水が入った時には何とも言えずツーンと痛いですね。あれは、鼻の粘膜の痛覚が刺激されたためですね。身体の体液と類似の水が入った場合は刺激が少ないのであまり痛みを感じません。実際に鼻うがいと称してされている人もいますからね。☆さて、お尋ねの件ですが、やはり鼻の粘膜にいくらかの粘膜の炎症があるのだと思います。粘膜のバリアが破綻しているために、ちょっとした刺激で痛覚が刺激されてしまうのでしょう。それがどういう原因かまではわかりませんが。急性の鼻炎(風邪ウイルスなど)か、アレルギー性(花粉やホコリ)か、まれには腫瘍などということもあるかもしれません。また、ひどい炎症が起こっていない場合でも、鼻の粘膜が腫れている場合、副鼻腔という洞穴が顔には多数ありますが、この洞穴の出口の粘膜が腫れている場合に、洞穴の中の気圧が低くなり痛みがでる場合も考えられます。いずれにしても、長引くなら、またひどくなるなら一度診て貰うといいと思います。
のどのできものとは関係がないと思います。声楽も関係がないと思いますが、力いっぱい鼻から空気を吸い込む場合は、時に副鼻腔の陰圧を誘起しているかもしれません。
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QN33 子どもの鼻茸手術
A <質問>
小学5年生の息子が2年ぐらい前から鼻茸ができ耳鼻科に通っています。飲み薬と点鼻薬を続けていますが、なかなか改善せず先生から鼻茸を取る事を勧められました。子供でも充分に耐える事が出来るでしょうか?
<回答>
鼻茸は一度できると中々なくなるのは少ないですね。(もちろん、なくなる場合もありますが。)小さくなって日常に差し支えなければ、もう少し大きくなるまで待つ場合もあります。しかし、鼻づまりが強い場合は、やはり手術する方がよいのも確かですね。手術に耐えうるか?ですが、これはその子にもよると思います。局所麻酔の場合、ほとんどは、麻酔薬のついたガーゼや綿花を鼻の穴から入れて麻酔するだけであれば、5年生くらいですと結構できる場合もあります。私も外来でやったことはあります。粘膜の表面的な麻酔だけでは弱い場合、粘膜下に注射で麻酔をする場合もあるかもしれません。この場合は、さらに要求が強くなりますのでできないお子さんも多いかもしれません。そこまでしなければならない方の場合は全身麻酔で行う方がよいでしょう。全身麻酔の場合は麻酔の専門の先生とも相談の上での手術となるでしょう。
また、手術の難易度は鼻茸の大きさや性状にも左右されます。主治医の先生とよくご相談されるのがやはりよいと思います。一般的な話となりますが、5年生くらいになると、単純な鼻茸の場合は外来で表面的な麻酔で結構切除は可能な場合はあると思います。
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QN34 鼻の腫れ
A <質問>
5年以上前からですが、右の鼻のみ腫れたり黄色いかさぶたができたりを繰り返していて、いっこうに完治しません。耳鼻科にもいくつか通い、軟膏や抗アレルギー剤を処方されるのですが、治りません。症状としては、粘膜が炎症を起こしていて治まらない状態なのだとは思うのですが、ここまで長引いてしまうと治りにくいものなのでしょうか?息がしにくかったりするため、仕事をしていても気になり、長年のかなり大きな悩みのたねとなっています。何かよい対処法がありましたら教えていただけますでしょうか。
<回答>
おそらく鼻前庭と呼ばれる鼻の穴の入り口の炎症かと思います。一般的には軟膏を塗って、症状の強い時には抗生物質を飲んだりすることで速やかに改善するすることが多いのですが、時に繰り返す方はいますね。長引く場合、原因は不明のものもあるでしょうが、頻回に鼻をかんだり触ったりすることで擦り傷のような状態になり炎症をおこすのだと思います。ですので、長引く場合、繰り返す場合には鼻をかまないでもよい状態を長く保つようにする必要があります。また、長引く場合にはアレルギーが関係する場合もありますので、抗アレルギー剤を使う場合もあるでしょう。
さて、長引く場合というのはどういう場合でしょうか?一つに、薬の効きにくい細菌感染の場合があるかもしれません。菌検査をされていないようでしたら、一度検査をしてもらうのもいいと思います。検査をしても何もでない場合:実際にはそういうこともよくあります。ある程度治療で見た目よくなったように見えても、皮膚の深い部分に潜んでいるのかもしれません。そういう場合、その都度、気長に治していく必要があると思います。また、最後の一押しが消失しないのは、局所的に何らかの免疫の状態が弱く、細菌を完全に封じ込め白血球に取り込み殺してしまうところまでいかないのかもしれません。また、逆に細菌感染はとうに消失してしまっていても、局所の免疫が過敏になってしまって、余計な炎症を引き起こしてしまうのかもしれません。そういう場合は、先に述べたようなアレルギーの薬が良いのですが、過敏な状態が治まるにはかなりの時間を要すると思います。
長引く場合、菌検査をしてそれなりの菌が検出されたなら有効な薬を処方してもらうこと。症状は良好な時と悪い時を繰り返しますが、その都度、根気良く治療していく必要があると思います。症状の軽くなってきた場合には、軟膏は塗る回数を徐々に減らしていったり(たとえば1日2回塗っていたのを1回に、その後2日に1回に・・・といったように)、あるいは軽い軟膏に変えてもらうようにします。ただ、あまりだらだらと長く使ってはいけないものもありますので注意して、主治医の先生にも相談して使っていきましょう。
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QN35 風邪のあと、鼻づまりがとれません。
A <質問>
2ヶ月程前に風邪をひいてから鼻づまりがあまり良く治りません。とくに朝方にひどく両方の鼻がつまり、くちで呼吸しなければなりません。おかげで舌もくちの中もカラカラに乾燥してしまいます。日中でも座るとつまりだして、立ち上がると良くなったりします。
<回答>
風邪は普通、1週間前後でよくなる場合が多いですが、その後鼻づまりが続く場合、いくつか考えられることがあります。
一つは副鼻腔炎になっている可能性があります。特に色のついた鼻汁が多かったり、喉に下がって色のついた痰が多い時には可能性が高いですね。最寄の耳鼻咽喉科でレントゲンを撮ってもらうとわかります。また、副鼻腔炎はそれほどでない場合でも、鼻の粘膜が腫れてひきが悪くなっている場合(肥厚性鼻炎)や、ぶよぶよになった粘膜がでてきている場合(鼻茸・鼻ポリープ)も考えられます。鼻の中を診て貰えばわかります。
もう一つは、もともとアレルギー性鼻炎があった場合、風邪で鼻の粘膜が敏感になって、グズグズしているようなことも考えられるかもしれません。また、もともとアデノイドと呼ばれる扁桃腺と同じようなリンパの組織が鼻の一番奥にありますが、風邪でこれが腫れてしまっている場合もあります。
ごくまれではありますが、たまたま、風邪が発端で鼻づまりが出現したが、実は腫瘍ができていた、というようなこともあるかもしれません。ただ、そういう場合は、徐々に症状はひどくなっていくと思われますが。
いずれにせよ、長引く場合はやはり一度耳鼻咽喉科で診てもらっておく方がよいと思います。早い方が早く治る可能性が高いと思います。
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QN36 鼻の軟骨に穴が・・・
A <質問>
左右の仕切り(?)になっている軟骨が溶けて穴が開いてると言われました。この開いてしまった穴はもう治らないと言われましたが、穴が開いていることで何か不都合などないのでしょうか?穴が開いてしまった原因については私にもよく解らないのですが、最近よく鼻をかむと血の塊が出てくることが多いなとは思っていたくらいです。
<回答>
左右の鼻の穴を隔てているしきりを鼻中隔といいます。ここに穴が開いてしまっているので、「鼻中隔穿孔」と呼びます。(詳しくは「鼻中隔穿孔」で検索してみてください。)
原因不明のものや粘膜に傷をつけたことで起きるものが多いと思われ、そういうものはそれほど心配いりませんが、特殊な原因による場合は注意が必要です。まれではありますが、梅毒や自己免疫疾患、腫瘍などで起こる場合もあります。特にWegener肉芽腫などは全身的な病気ですが、鼻中隔の穿孔から始まる場合もあるようです。
鼻中隔に穴が開いていても上のような特殊な原因によるものでない場合、何の症状もなければ別に放置しておいてもさしつかえありません。鼻中隔の曲がりを治す手術をされた患者さんの中には、たまに穿孔を来たす方がいらっしゃいますが、通常特に問題ない場合が多いです。
ただ、鼻血が頻繁に出る、呼吸をしたときに音がするといった症状がでてくる場合は閉鎖する手術をした方がよいでしょう。
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QN37 薬を飲むと鼻が臭くなるのですが・・・。
A <質問>
46歳の女性です。家庭状況や仕事などで悩みを抱えています。以前歯痛と扁桃腺がはれ(ころころとしたもので、痛みがあった)、風邪かと思い医者に行き抗生物質等頂きました。しかし、その抗生物質を飲み始めたら、鼻が薬臭いというか、悪臭を放ち、膿っぽい鼻水も出るようになりました。風邪が治り扁桃腺の腫れや歯痛もおさまり、鼻のにおいもおさまりましたが、頭痛のときにロキソニンなどの鎮痛剤、風邪の時の一般的な風邪薬(漢方含む)を飲むと、また鼻が臭くなり、頭痛もします。蓄膿症かとも思いますが、薬を飲むとという条件下なので、どこに診察に行けば良いやら困っています。アドバイスをお願いします。
<回答>
とりあえず耳鼻咽喉科を受診されるのでよいかと思います。
実際にその時に診察をしてみないと何ともいえませんが、いくつか考えることはあるでしょう。まず一般的に考えられることは、薬を飲みだすタイミングがちょうど急性の副鼻腔炎を起してきた頃と一致しているという考え方ですね。急性の副鼻腔炎(蓄膿症)は臭い嫌な臭いがします。そういうニオイがしている時に、レントゲンを撮ってもらうといいでしょう。副鼻腔炎があるのかどうかはっきりするでしょう。☆次に考えられることは、確かに薬自体の臭いを敏感に感じ取っているという可能性ですね。薬は全てが無味無臭というわけではありませんので、飲んで胃に入ったあと、ゲップと一緒に薬のにおいが鼻につくということは十分考えられます。あるいは、血液中に吸収された薬の中には肺で気化されて気道にでてきてニオイがするものもあるかもしれません。実際、ビタミンB6などはニオイが強いので、静脈注射をした時に臭いを感じます。これを利用して嗅覚検査を行うこともあるくらいです。
こうしたもの以外では分かりません。ストレス・悩みなどが多い人は色々な感覚が敏感になっている場合がありますので、何らかの臭いを感じるようになっているのかもしれませんが、はっきりしたことはわかりません。
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QN38 蓄膿症の手術をして8ヶ月、黄色い鼻汁が・・・。
A <質問>
昨年7月に蓄膿症の内視鏡手術(根治術)を行いました。 通院は昨年末で終わり勿論経過も順調でした。 しかしここ数日前から少しですが眉間の辺りの痛みと黄色い鼻が少しでます。これは蓄膿症の再発でしょうか?若干鼻づまりもあります。
<回答>
最終的には鼻の中の所見や、もっと言えば再度CTを撮ってみないとわかりません。再発の可能性もありますが、術後しばらく調子がよかったので、手術自体はうまくいっていたと思われます。たまたま、急性の鼻炎(鼻かぜ)をひいて副鼻腔にまで炎症が波及している状態とも考えられます。それを再発ととるかどうかは考え方でしょう。
まずは、急性の副鼻腔炎の治療と同様に行えばよいと思います。抗生物質や炎症を抑える薬の内服で、かなりの人は改善すると思います。逆に言えば、手術までしてあるので、以前ほど長引くことは少ないと思います。
もちろん、再発の可能性も否定はできませんので、飲み薬等の治療でしばらく経過をみて、改善されないようであればCTを撮ってもらうといいでしょう。
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QN39 鼻の奥、口、喉にしびれ感があるのですが・・・。
A <質問>
鼻の奥、喉、口(主に上の方)に磁石で引っ張られているような感じがつづいて、睡眠をとるとかなり治るのですが、4時間位したらまた徐々にもわもわしてきて、気分がどんどん落ちてきて、ストレスがたまります。。喉が少しざらざらした感じがあり、鼻の奥に締め付けられている感じがあります。最近はないのですが、1年位前 鼻水に血が混じったり、鼻水がくさかったり、鼻の奥から粘っこい鼻水が出てきたりしていた時期がありました。少し前に頭のスキャンを撮ってもらったことがあり、そのとき鼻の辺りにもやがかかったみたいになっていたのですが、その時、病院の先生が古傷でしょうとおっしゃっていたのですが、そんな大きな病気はしたことがありません。鼻からきている病気ではないでしょうか?精神的な面からきているとは思えないのですが・・・。
<回答>
診て見ないとなんともいえません。
CTで鼻も写っていて、「何かもやっとしたものがある」と言われるものは副鼻腔炎の陰影の可能性もありますが、実際のCTを診ていないのでわかりません。CTを耳鼻咽喉科の医師にも見てもらうのもいいかもしれません。ただ、頭の中を診るためにとったCTであれば、必要十分のところまで写っていないかもしれませんから、再度鼻を中心にCTをとってみなければいけない可能性もあります。
鼻水に血が混じるようなことが続く場合には、腫瘍を除外しておくためにも、積極的に鼻のCTを取っておいた方がいいでしょう。
1年前に鼻水が臭かったというのは、急性の副鼻腔炎を起していたのかもしれません。そうした炎症が強かった場合、頬の内部の付近に長く違和感を感じられる方はいらっしゃいます。
あと、口に関しては口唇の周囲の痺れ感がある場合は、まれですが、脳幹部付近の病気も念頭においておいたほうが良い場合もあります。CTでは分かりにくい場合もありますのでMRIで確認してもらうといいでしょう。
あと、「引っ張られる感じ」、「睡眠をとるとよくなる」というところから、筋肉の緊張している状態が基本的にあると思われます。ただ、これは原因なのか、そこに意識が集中することによって引き起こされたものなのかはわかりません。ただ、こういう場合は、筋肉の緊張をとる薬や抗不安薬などを少し服用してみるのもよいかもしれません。
こうした検査がすべて異常がなければ、神経症の可能性の確かに考えておく必要はありますが、それは一番最後となります。
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QN40 黄色い鼻水がでるのですが・・・
A <質問>
気になりだしたのは最近なんですが、半年くらい前から黄色い鼻水が喉の奥を流れている感じがします。口からはき出してみたことがあるんですが黄緑色で口の中に嫌な臭いが残りました。丁度同じ時期頃から、左目の目頭側の上まぶたが虫に刺されたように腫れたりすることがあります。かゆくもないですし、人に言われて気付くという感じですが、この症状は何か関係があるのですか?
<回答>
「黄色い鼻水」というのは、概ね細菌感染があると考えていいのではないでしょうか。半年となりますと考えられるのは、やはり慢性副鼻腔炎、いわゆる蓄膿症ですね。耳鼻咽喉科で鼻のレントゲンか、CTを撮ってもらうとはっきりします。明らかな副鼻腔炎の像がなければ、慢性的な上咽頭(鼻の奥のつきあたり)から咽喉にかけての炎症ということになるかもしれません。
上まぶたの腫れについてはわかりません。副鼻腔炎でも前頭洞とよばれる空洞(額や眉毛のあたりにあります。)が炎症をおこすと腫れるかもしれませんが、普通痛みを伴う場合が多いですね。
いずれにしても、症状が続くようであれば、診て貰いましょう。
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QN41鼻をかんだ時に異物が・・・
A <質問>
昨年末に急性副鼻腔炎と診断され、抗生物質と点鼻薬を処方されました。黄色い鼻水が良く出ましたので鼻をかんでいたところ、鼻から調度大きな枝豆のようなものが出てきました。その物質は半透明な袋状の中にどす黒い血の塊のような物がありました。鼻茸かと思いますが、鼻をかんだときに出るようなものでしょうか。(病院ではそのような物が有るとは言われませんでした。)小さな頃よりよく鼻詰まりしていたのですが、その後鼻の通りが良くなりました。症状が良くなりましたので1回の通院で病院に行かなくなったのですが、貴ホームページを拝見いたしますとかなりの期間通院が必要な感じを受けました。自己判断は禁物でしょうか。また、このまま通院しなかった場合、どのような弊害が考えられますか?
<回答>
出てきたものは何だったのでしょうね。見ていないので何ともいえませんが、確かに鼻茸の一部が壊死(えし)を起して出てきたのかもしれません。急性副鼻腔炎にも色々な病態・状態があり、すーっと治るものもあれば、一旦良くなったのが、数週間後再び再燃してくるものもあります。症状がよくなればそのまま放置してよいものもあれば、あまり早く薬を止めると再発しやすいものもあります。これはケースバイケースで見ていかざるおえませんね。症状が少しでも再燃してきたらすみやかに再診してください。
一つだけ気をつけておきたいことは、急性副鼻腔炎の場合、多くは左右片方だけなのですが、こうした片側の病気では特にそうですが、悪性疾患(上顎がん)や歯からの病気(歯性上顎洞炎)、カビによるもの(上顎洞真菌症)の場合があります。医師はこうしたものが強く疑われる場合は、すぐにでも検査をすすめますが、それほど強くは疑わないけれども経過をみて、治りにくければ検査をしようと思っている場合もあります。ですので、症状がよくなって治療を終了したい場合でも、一応主治医の先生にお話しておく方がよいかもしれません。
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QN42 白い透明な鼻汁が常にのどの奥から出ます。
A <質問>
副鼻腔炎の治療(マクロライド、ムコダイン)を2年しました。CT検査で治癒したと言われましたが、白い透明な鼻汁が常にのどの奥から出ます。風邪を引くとひどくなります。同じ症状で悩んで 治療もしてもらえないでいる人があるのをネットで見て質問することにしました。私は花粉アレルギー(クラス2、ハウスダストも少々)もあり、5月・9月も鼻風邪を良く引きます。
<回答>
CTで治癒したというところから考えると、副鼻腔炎はとりあえずその時は完治したものと考えます。ただ、副鼻腔炎は繰り返しやすいですので、少し時間をおいてこのような症状が出現してきたのであれば、再発も念頭に置かなければいけません。また、風邪で増悪するということから考えると少なからず炎症が軽度であるが残っている可能性は否定できません。こういう場合は、もう少し副鼻腔炎に準じて加療してみるのも一つですが、それまでやってきて症状が変わらないのであれば、少し薬を変えて経過を見てみなければならないかもしれません。
CTで治癒したと言われたにもかかわらず、その時にも症状がとれない場合、副鼻腔炎とは異なる機序で症状が出ていると考えざるおえないでしょう。実際に診療をしていますとこういうケースはたまにあります。
こうをどう考えるか。これはまだ定説はありません。確かにアレルギー性鼻炎の関与の可能性はあります。アレルギー性鼻炎による鼻汁は透明ですので、これを感じているというのは大いにありえます。この場合、抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤を服用することで症状はかなり改善するものと思います。
それで症状が改善しない場合、どう考えるべきでしょう?本来粘膜というのは粘液が表面を覆っているもので、普段それを感じることはありません。それが、何らかの要因によって意識してしまうようになっているのではないかと、私は考えるのですが根拠は何もありません。粘液の成分が変わっている場合もあるのかもしれませんが、詳しいことはわかりません。
こういう場合、粘膜をよくする薬や、粘液修復剤、消炎酵素剤等使ってみたりしながら試行錯誤して治療をしてみることになります。
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QN43 鼻の痛みと悪臭。
A <質問>
昨年の12月に風邪をひき、1ヶ月程咳が止まらない事がありました。その後からものすごく痰がでるようになり(黒っぽいのや、黄色、透明のネバっぽいもの)、鼻が頻繁に痛くなり、悪臭も感じるようになりました。周りの人に聞いても臭くないと言われるので、悪臭は自分だけが感じているようです。やっぱりこれは、何かの病気なのでしょうか?
<回答>
まず第一に考えるのは、急性の副鼻腔炎ですね。鼻のレントゲンか、CTを撮ればおおよそのことはわかります。抗生物質などを服用しながら治療をすれば、大概はよくなると思います。
鑑別として注意が必要なのは、一つにはやはり副鼻腔の癌ですね。悪臭というのは注意が必要です。ある程度疑いがあれば、積極的にCTを撮って除外しておく必要があります。その他、虫歯から細菌が副鼻腔に侵入して起こる副鼻腔炎(歯性上顎洞炎)や副鼻腔のカビ(副鼻腔真菌症)なども可能性があります。
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QN44 たんが鼻からのどの方に流れる。
A <質問>
自然にながれていけばまだ良いのですが、粘度があるために鼻を吸い出すためにいわゆるカーッペッ!みたいな変な癖がついてしまい、やってもやってもまだ出てきてしまいます。黄色の膿にはなってないのですが、この半年くらい日に日に頻度が増していきます。鼻詰まりにはならないのが不思議なんですが、よくわかりません。黄色や緑になっていなくとも蓄膿症?の可能性はありますか?
<回答>
黄色や緑の鼻汁であればかなり急性副鼻腔炎の可能性は高いですが、白っぽい鼻汁でも可能性があります。薄い水のような鼻汁の場合は、アレルギー性鼻炎やそれに伴うアレルギー性の副鼻腔炎の可能性もあります。白っぽい鼻汁の場合、粘液性と考えられますが、少し慢性的な副鼻腔炎の時に多いように思います。
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QN45 プールで水泳後鼻づまり・目の痒みが激しい。
A <質問>
花粉症を自覚した事はないのですが、今年特に4月に入りプールで泳いだ後鼻ずまりがひどく眠れない事もありました。目も痒く赤くなっています。市販の薬で対応していますが、きちんと検査を受けたほうがよいでしょうか?
<回答>
最も考えられるのは何らかの物質に対するアレルギー反応を起こして、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎をおこしたということですね。市販のアレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎の薬ですみやかに症状が改善するようであれば、それはそれでよいと思いますが、長引く場合は診てもらう方がいいでしょう。
よく似た症状ですが、プールの消毒薬などに対する反応の場合、化学物質化敏症の可能性もあります。これを確定診断するのは中々難しいところです。
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QN46 嗅覚障害について
A <質問>
副鼻腔炎により嗅覚障害になってしまった場合、どの程度までの間に治療を受ければなら治るのでしょうか。また、治療にはどの程度の期間が必要なのでしょうか。
<回答>
嗅覚障害の原因にもよると思います。副鼻腔炎で臭いの分子の通り道が腫れているだけであれば、腫れがひけば臭いは比較的早く戻っています。これに対して、副鼻腔炎のきっかけがインフルエンザやひどい風邪で嗅覚障害になった場合、臭いを感じる神経自体がダメージを受けている可能性があるので中々戻りにくいことになります。
どちらのタイプの嗅覚障害かというのを鑑別するのは現在のところ中々難しいと思います。神経のダメージによるものであれば、やはり早く治療を開始した方が治る確率は高いだろうと想像されます。ただ、経験的なところでは、突発性難聴ほどの緊急度はないようにも思います。
また、副鼻腔炎で粘膜の腫脹による嗅覚障害でも、あまり長期間臭いがしない時期が続くと臭いの神経自体が萎縮するため(使われないと神経は萎縮します)、粘膜の腫脹が引いても臭いは戻ってこないことになります。
臭いの検査の中に、アリナミンの注射があります。注射をして臭いがするかどうかである程度治りやすいかどうかの予測ができます。
回復しだす時期ですが、早いと4,5日でも臭いがわかりだしますが、遅いと3ヶ月ほどしてようやくにおいがしてくる場合もあります。ですので、治療を始められましたら、臭いがすぐには戻ってこない場合でも3ヶ月程度は続けてみられることをお勧めします。逆に、それ以上たった場合は中々難しいかもしれません。
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QN47 鼻の痛みと歯の痺れたような感じが・・・。
A <質問>
メガネをかけると鼻のフックのところが締め付けられる痛みあり(頭痛)。前歯(上下)後ろ痺れと金属のような味ありでMRI撮りましたが脳も神経も異常なし。慢性副鼻腔炎の後があるといわれ耳鼻科受診。でも相変わらず痛みあり。色々な科を受診しましたがわからないと言われ困ってます 。
<回答>
診て見ないとわかりませんが、やはり副鼻腔炎なのではないでしょうか。「副鼻腔炎のあと」とのことですが、まだ炎症が続いている可能性が考えられます。
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QN48 鼻の炎症が・・・。
A <質問>
随分前から鼻の炎症が続いており、風邪でもないのにくしゃみが出たり黄色いかさぶたができたりしています。以前アズノール軟膏を処方されたのでひどいときはそれを使用していますが、翌日起きたときに余計かさぶたがひどくなっているようにも感じます。この軟膏が体質に合わないということはあるのでしょうか?以前プロペトを肌に使用したとき合わなかったことがあります。もし合わない場合、どういった治療方がありますでしょうか。耳鼻科に行く時間がなかなかなく、時間とともに治ってくれるかと思ったのですが長引いているので、よろしくお願いいたします。
<回答>
おそらくアレルギー性鼻炎が根本にあり、その上に鼻の入り口の炎症(鼻前庭炎)があるのではないかと推測します。
鼻前庭炎については、アズノール軟膏やプロペト軟膏でも改善するときはよいと思います。これらの軟膏が合わないというのはあまりないことなのですが、合わないと思われれば他のもので経過をみなければならないでしょう。もう少し炎症を抑える作用の強いステロイド入りの軟膏を使用してみるのも一つだと思います。ただし、ステロイド入りの軟膏は短期間の使用にとどめておかなければなりません。
もう一つは、基本となる病気であるアレルギー性鼻炎をコントロールしておく必要があります。
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QN49 鼻の中のかさぶた。
A <質問>
81になる母親が、「片方の鼻だけ、かさぶたができて、呼吸がしにくい」、ということで、問い合わせさせていただきます。かさぶた状況は1か月ほど続いているようで、かさぶたができてからは、特に一切、鼻の中には手も指も触れないようにがまんしているようですが、状況に変化がない、ということです。母親は足腰が悪く、病院に行くのも一苦労なので、もし、鼻の中のかさぶたという症状が深刻ではなく、時間で治癒しそうなもの、もしくは、老化症状でしかたがないというものであれば、具合の悪い今、病院に連れて行かないでもすむかもと思い、問い合わせさせていただいています。病院に行けるのがBESTとは思いますが、鼻の中のかさぶたができることの医学的状況含め、教えていただければ助かります。
<回答>
やはり見てみないとなんともいえません。
考えられることとしては、まず、少量の鼻出血がなんらかの原因で起こって(その原因は血小板が減少するような重篤なものもあれば、たまたま無意識に鼻をさわった拍子に出血したという程度のものもあります)、かさぶたが出来ている場合です。ふつう、何らかのひょうしに出てくる場合が多いでしょうが、大きな塊となって固着しているのかもしれません。
次に可能性があるのは、鼻クソですね。特に高齢の方の場合、鼻の粘膜は乾きやすいので、時に大きな鼻くそができる場合があります。
あとは、確率的には少ないですが、かさぶたの様に感じてはいるが、実は鼻茸(鼻ポリープ)であったり、腫瘍であったりという可能性です。
いずれにしても、苦しそうで日常生活に支障があるようでしたら連れて行ってあげてください。また、あまりに長引く場合は上記のように腫瘍の可能性も完全には否定できませんので、診てもらってください。
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QN50 鼻にポリープがあると診断されました。
A <質問>
半年ぐらい前から片方の鼻からだけ鼻水が止まらなくなり、膿のような血の混じったものまででてきました。家族からもなんか臭いと言われます。昨日病院にいくと、かなり大きいポリープがあると言われ不安です。とりあえず薬を一ヶ月続けて小さくならなければ手術と言われました。癌の可能性はありますか?また手術の場合入院が必要なものになるのでしょうか?ポリープか癌か見ただけでわかるのですか?診察はカメラで見るだけでした。
<回答>
確かに血の混じった膿のようなものが出ている場合、悪臭がする場合には癌の可能性は念頭においておく必要があります。
ただ、一般的には鼻のポリープ(炎症性のポリープ:鼻茸)は少なくともファイバースコープで見たらだいたいはわかると思います。「だいたい」と言ったのは、まれにはよく似た腫瘍というものも確かにあるからです。ご心配であれば、病理検査(顕微鏡で細胞を調べる検査)を主治医の先生にお願いされてもよいと思います。たぶん主治医の先生は、手術的に摘出した時に検査に出そうと考えてらっしゃると思います。ただ、明らかにポリープに間違いないと思われる時には検査されない場合もあるかもしれませんので、ご心配であれば一言検査で確認しておいて欲しいとおっしゃるとよいと思います。
また、癌や腫瘍が心配であれば、CTを撮ってもらうのもよいでしょう。もし、癌の可能性がある場合には骨が溶けている像が見られる場合があるからです。
その上で、やはり癌がご心配であれば、早めに手術してもらうのも一つです。手術の場合、入院が必要になるかどうかは、ポリープの大きさや周囲の炎症の度合い、鼻中隔彎曲症の有無などによっても変わってきます。また、手術を受ける方の基礎疾患の有無(つまり、高血圧や糖尿病などの有無)によっても変わってきます。
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QN51 鼻の外側(頭)が痛い。
A <質問>
22歳の男性です。ここ2週間くらい鼻の頭が触っただけで痛い状態が続いています。 鼻の中からは届かないところなのですが、表面は、ビニールのように少し赤くテカッていたりします。
<回答>
おそらく、鼻の外鼻の皮膚の炎症だと思います。鼻炎や副鼻腔炎などで鼻をよくかんでいたり触っていたりしていますと、皮膚の小さな傷(時にはほとんど目に見えないほどの傷)や毛穴から細菌が進入し炎症をおこすものと思います。これはかなり痛く、触れただけでも強い痛みを感じます。
治療としては鎮痛剤で急場をしのぎながら抗生物質の内服や塗り薬をぬりながら炎症を鎮めていきます。
ただ、昔は面疔(めんちょう)と呼ばれ、細菌が血流に乗って脳にまで行くと恐れられていました。実際にそんなことがあるのか私は経験がないのでわかりませんが、あまりひどくなるまで放置するのはよくないかもしれません。現在では抗生物質がありますので、改善傾向が見られない場合には、早めに医療機関を受診して治療を受けてください。
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QN52 鼻の奥が気持ち悪い。
A <質問>
ここ1ヵ月ぐらい、鼻の奥にツーンとした違和感を感じています。四六時中ではありませんが、気持ち悪い違和感を感じます。最近、耳鼻科で診察して来ました。蓄膿の可能性ということで、レントゲンを撮りました。しかし、特に異常は見当たらなかったのですが、蓄膿の薬を飲んで様子を見てくださいとのことでした。それから一週間経ちますが、特に違和感の変化はありません。
<回答>
まず鼻の一番奥、「上咽頭」という場所の炎症を考えます。ここはアデノイドと呼ばれる扁桃腺と同じような組織があるところで、風邪をひいたりすると炎症をおこしやすい場所です。ここに何らかの炎症がぐずぐずくすぶっている可能性が考えられます。この場合、風邪に準じた治療となりますが、少し時間がたってきたら抗生物質なども必要かもしれません。
次に考えるのは、やはり副鼻腔炎ですね。しかし、レントゲンで否定的とのこと。ただ、普通のレントゲンでは「上顎洞」と呼ばれる目の下の大きな空洞の炎症は比較的わかりやすいですが、目と目の間の「篩骨蜂巣」や鼻の一番奥にある空洞「蝶形骨洞」とよばれる部分の細部はわからない場合もあり、長引く場合はCTで再度確認してもらうのも一つかもしれません。
また、副鼻腔炎と類似ではありますが、鼻炎・アレルギー性鼻炎、軽い副鼻腔炎などで副鼻腔の粘膜が腫れた場合、鼻腔と交通のある部分で腫れが生じた場合、空気が副鼻腔に入りにくくなり、副鼻腔の気圧が低くなることでツーンとした感じがでている可能性もあります。この場合、最終的には強い副鼻腔炎(膿がたまった状態=蓄膿症)になる場合がありますが、最初はレントゲンではあまり強い炎症像を示さない場合があるかもしれません。
いずれにしてもこうしたことを考えた場合、最初に服用してもらう薬としては、抗生物質や炎症を抑える薬、粘膜をよくする薬だと思います。こうした薬は蓄膿症のときにもよく用います。こうした薬で中々症状がとれない場合、アレルギー性鼻炎の治療をしてみるのもよいかもしれません。
あとは、可能性としてはごくごく稀ですが、何らかの腫瘍の可能性も否定はできませんので、症状が長引く場合はファイバーで鼻の奥を診てもらったり、CTで細部を確認してもらうことも検討した方がよい場合もあります。
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QN53 鼻くそが大量にでます。
A <質問>
二ヶ月ほど前から両方の鼻に鼻くそ(鼻くそというよりは鼻の粘膜に鼻くそと同じような色のかさぶたのようなもの)が取れません。鼻が詰まって息苦しいので取るのですが、無理やり取ると血が出てしまいます。取った鼻くそは少し膿が出ているっぽいものもあり、どんどんひどくなっています。これもポリープなのでしょうか? 
<回答>
見てみないと正確なことは言えませんが、おそらく鼻の入り口の皮膚の炎症(鼻前庭炎)や鼻前庭の湿疹と思われます。
アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、あるいは単なる鼻かぜでもいいのですが、何らかの鼻の病気で鼻をかんでいたり、ほじっているうちに、細菌感染を引き起こしたものと思われます。
抗生物質やステロイドの入った軟膏をぬったり、ひどい時には抗生物質や炎症を抑える薬を飲んだ方がよい場合もあります。また、あまりに中々よくならない場合は、細菌検査をしてもらうのもいいでしょう。薬の効きにくい菌がいる場合もあります。
鼻のポリープはもう少し奥で、普通は鼻の中を覗き込まないと見えません(かなり年月のたった慢性副鼻腔炎の場合は、鼻の穴から出てきそうな巨大なポリープもあることはありますが)。
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QN54 術後性頬部嚢胞は症状が強くなければ手術しなくてもいいのですか?
A <質問>
十数年前に、副鼻腔炎の手術(歯茎を切ってそこから開く手術)+鼻柱湾曲症の手術をしました。
最近、鼻づまり、後尾漏、黄色い粘りのある鼻水が出てきて、別の耳鼻科でレントゲンを撮って貰った所、「小さい袋が出来ていますね、手術後出来る人いるんですよ」 と言われ、抗生物質など内服薬を何種類か貰い、また、数週間後来てくださいといわれました。
術後性頬部嚢胞だと思うのですが、これは、結局手術しないと治らない病気なんですか?症状が頬が痛い程度なら、手術しなくても大丈夫なのでしょうか?
薬は何の効果があって飲んでるのでしょうか?治す為でしょうか?それとも悪化を抑える薬でしょうか?
<回答>
お話から推測すると確かに術後性頬部嚢胞が考えられます。
手術をしなければならないかどうかは、症状の強さ、治療に対する反応の程度、袋の出来ている場所にもよると思います。
症状としては頬の痛みが最も多いわけですが、薬を飲んだらすぐによくなる場合、「とりあえずは」様子をみることはできると思います。そのまま、数年に一度痛む程度ですぐによくなる場合、経過を見ることは可能かもしれません。ただし、一つ気をつけておかければならないのは、術後性頬部嚢胞は、症状が軽微でも徐々に大きくなっている場合があるということです。その結果、眼の下の骨が溶けてなくなってしまう場合もあり、何らかの拍子に急に袋が大きくなり眼が飛び出してきたり物が二重に見えるようになる場合があります。
あまりそういうことをいうと心配されるかもしれませんが、普段は定期的に見てもらっておいて、痛みが出てきたらすぐに見て貰うようにしておけばまずは大丈夫かと思います。その際できれば半年〜年に1回はCTで袋の大きさなどを診て貰っておく方がよいと思います。そうしたことがわずらわしかったり、不安が強いのであれば早めに手術をされるのも一つの方法かと思います。
いただいている薬については主治医の先生にお尋ねください。袋を消失させる薬はありませんが、一時的には症状を軽快させることができることはよくあります。
術後性頬部嚢胞の根本的な治療としては現在のところ手術しかありません。できる場所によりますが、比較的鼻腔に近い方にある場合は、最近は内視鏡で手術をするようになってきましたので、昔のような歯茎を切って行う必要はないと思います。(鼻腔から遠い場所の場合は従来の方法が選択されるかもしれません。)
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QN55 鼻の中に大きな突起物があります。
A <質問>
私の右の鼻の穴に大きな突起物(痛いわけではありません)が出ています。言い換えれば脱腸のような感じでしょうか。鼻茸と似ている様ですがいかがな物でしょうか?
<回答>
正確には見てみないとわかりませんが、おそらく鼻の中の「下鼻甲介(かびこうかい)」と呼ばれる構造物が見えているのだと思います。
鼻の中(鼻腔)には冷たい空気・乾いた空気が直接肺に入らないようにする加温・加湿機能があります。この機能を効率よく行うためには粘膜と空気ができるだけ広い部分で接触する必要があります。このために鼻の中にはちょうどエンジンのラジエーターのような「ひだ」があります。上・中・下と3つのひだ(甲介)があり、一番下の下鼻甲介が一番大きく、鼻の中をのぞくと一番に見えてきます。
時々患者さんでこの下鼻甲介をみつけて何か腫瘍だろうかと心配になって受診されることがあります。確かに、左右両方同じように見られることは少なく、どちらか一方しか見えない場合も多いので心配になるのでしょう。
もちろん、鼻炎、アレルギー性鼻炎などではこの下鼻甲介が大きく腫れることもあるので、何らかの症状がある場合にはその病気の治療を行う必要がある場合もあります。
また、今は一番可能性の高いものをお話しましたが、実際には見ておりませんので、腫瘍やポリープの可能性も否定するものではありませんので、気になるようであれば一度最寄の耳鼻咽喉科を受診してください。
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QN56 子どもの鼻の奥がいつも詰まっているような感じがします。
A <質問>
八歳の子どもですがいつも鼻の奥が詰まっているようで、鼻声です。鼻水やいびきなどの症状はありません。時々鼻からいやなにおいがするとも言います。
<回答>
子どもが鼻がつまっている場合に考えられる主な病気としては、まず考えるのは副鼻腔炎(蓄膿症)ですね。鼻水がないということでやや考えにくいのは確かですが、鼻汁が咽喉に下がっている場合もありますので、鼻水が出ていないというだけでは否定できません。まして、嫌なニオイがするのであれば、何らかの細菌感染もある可能性があり、より強く疑われます。
ただ、近年副鼻腔炎は比較的軽症化が進み、昔ほどひどい子どもは少なくなっています。これにかわって子どもたちに増えているのはアレルギー性鼻炎です。典型的なアレルギー性鼻炎は水様性の鼻汁、くしゃみ、鼻づまりですが、子どもの場合、くしゃみ、鼻水がそれほど典型的でなく、鼻づまりが最も強い症状である場合もあります。
その他鼻づまりを引き起こす病気として、アデノイド肥大があります。扁桃腺と類似の組織が鼻の奥にありますが、子どもはこれが大きく、時に鼻腔の咽喉への出口(後鼻孔)をふさいでしまうほどに肥大する場合があります。このアデノイド肥大もひどい場合、多少ニオイがするかもしれません。
主な病気は上記の3つですが、腫瘍なども確率はごくまれですが可能性は否定できません。症状がひどくなっていく様であったり、長引く場合は一度耳鼻咽喉科で診てもらってください。
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QN57 副鼻腔乳頭腫の手術について。
A <質問>
近々上記の内視鏡による切除手術をします。その時もし内視鏡で届かない部分があれば、唇と歯茎の間を切開してすべて取り除いた方がよいと、医師に薦められています。しかしその場合切開部分のしびれや違和感が残ることがあると言われ、たいへん迷ってます。切開しないで取り残しを作った場合は、その後どんな治療法になるのでしょうか、また、切開した場合のしびれはどの程度の割合で残るのでしょうか。
<回答>
これは現在の年齢にもよりますし、ご本人が何を重点においているかで変わってくると思います。
副鼻腔乳頭腫は良性の腫瘍ですが、手術の原則は「取りきる」ことです。つまり再発しないように完全に取りきることです。取り残しがあると再発してくる可能性は極めて高くなります。(完全に取りきったと思っていても再発する場合もあるほどですから、最初から残してあったら徐々に再発してくるのはほぼ必発でしょう。)
再発した場合の対処ですが、良性の腫瘍ですので放射線治療や化学療法などは行いません。基本は再手術だと思います。「でてくるたびに取る」というのも一つの方法です。ただし、手術というのは再手術の方が難しくなることはよく経験することです。また、再発を繰り返す間に悪性化するような腫瘍もあります(乳頭腫は比較的悪性化しにくい腫瘍だとは思いますが)。
さて手術ですが、鼻の中の構造はかなり複雑ですので、内視鏡で完全に取りきれるかどうか難しい場合はでてきます。そうした場合に、とりあえずとれる範囲で満足するか、出来うる限り再発しないように最善をつくすか。言い換えれば再発の危険性と拡大手術による不都合(この場合は切開部のしびれや違和感)の危険性を天秤にかけて判断していただくしかありません。
最近は鼻の手術の多くは内視鏡で出来るようになりましたが、一時代昔は歯茎の所から切開して、頬の骨を打ち抜いて副鼻腔の病変を取り除くのが一般的な手術でした。多くの人は特に何の後遺症も残りませんが、確かにまれに切開部の違和感やしびれた感じなどが残る人はいらっしゃいました。もし、周囲に少し年配の方でそういう鼻の手術をしたことがある人がいらっしゃいましたらお話を聞いてみられるのも一つです。一般的にはそれほど重篤なほどの違和感などが残ることはないと思います。
どうしても違和感などが心配でしたら、主治医の先生に拡大手術までは希望されない旨をお話されればよいと思います。ただし、その場合にはかなりの確率で再発してきて場合によっては再手術が必要になるという可能性は受け入れる必要があります。
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QN58 鼻水が完全止まらない。
A <質問>
20歳の娘ですが、少し前に風邪を引いて市販の風邪薬を飲んでいました。咳や熱といった症状はとりあえず治まったようですが、鼻声がいつまでも治らず尚且つ鼻水(白く少し粘り気のある)が寝起きや風呂上がり、又冷房のきいた電車や部屋へ入ったりすると出るそうです。室温と体温の変化で症状が出るようなのですが、どの書き込みや医院のサイトを見てもそれらいし症状の例が載っていません。アレルギー体質で春先は花粉症らしき症状がでます。
<回答>
インターネットで検索されても載っていないかかどうかはわかりませんが。
お話から考えられることは2つです。
一つは花粉症とも関連がありますが、やはり鼻のアレルギーですね。たまたま何らかの花粉に反応している可能性(夏であればイネ科の花粉)もありますし、もちろん通年性のアレルギー性鼻炎(たとえば、ハウスダストやダニ、カビなど)に反応している可能性もあります。これらは普段はそれほど症状がでない程度であるのに、風邪をひいて鼻の粘膜が敏感になった状態で反応しやすくなっているのかもしれません。治療としては抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤の服用、抗アレルギー剤やステロイドの点鼻薬を用いたりします。
また、アレルギー性鼻炎と類似した病態に、血管運動性鼻炎というのもあります。これは、症状的にはほとんどアレルギー性鼻炎と同じですが、いくら調べても原因物質(抗原)がでてこない場合などですね。鼻の粘膜の自律神経が敏感になっているのだと思います。こういう場合、気温差だけでも鼻がグスグスとなって反応してしまいます。治療としては概ねアレルギー性鼻炎と同様ですが、抗ヒスタミン剤やステロイドの点鼻薬などがいいでしょう。
もう一つ考えられるのは、副鼻腔炎ですね。先ほどのアレルギー性鼻炎・血管運動性鼻炎は透明な水様性の鼻水ですが、こちらは白い粘液や黄色や緑色の膿のような鼻汁が出ます。色の違いは病気の時期の違いであったりどれくらい続いているか、患者さんの体力なども関係するのかもしれません。治療としては抗生物質や粘膜をよくする薬、炎症を抑える薬などを用います。
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QN59 アレルギー性鼻炎は鼻の形を悪くしたりもするのですか?
A <質問>
半年前、アレルギー性鼻炎と診断されたのですが、その頃から鼻が少しボテっとした感じになってきました。
アレルギー性鼻炎は鼻の形を悪くしたりもするのですか?又、克服すれば元に戻るのでしょうか?
<回答>
一般的には外見上鼻の形にまで影響を与えることはないと思います。ただ、鼻炎がすごくひどくなった場合(これはどちらかと言えば副鼻腔炎の場合ですが)、鼻茸(鼻ポリープ)ができる場合があり、巨大な鼻茸で鼻腔を充満した状態が続くと鼻筋がなだらかになってしまう場合はあります。これはよっぽど極端な場合ですが。
また、子どもの場合、鼻をこするしぐさをよくするため、鼻の中央付近(鼻背)に横向きのシワができる場合があります。
アレルギー性鼻炎で鼻がぼてっとした感じがするのは、やはり「感じ」なのではないでしょうか。鼻腔の通り具合や、軽い副鼻腔炎(アレルギー性でもあります)などで、粘膜を感じるようになっているためと思います。
あと、形を変えるというほどではありませんが、頻繁に鼻をかむ動作をしていると、鼻の皮膚に軽い炎症がおきます。風邪で鼻を頻繁にかんだ時でもそうですね。鼻が赤くなる、あれです。風邪よりは症状が軽いのでそれほど赤くなってはいないかもしれませんが炎症によって若干腫れぼったくなっているかもしれません。
ですので、アレルギー性鼻炎をうまくコントロールしたらそういった感じはとれてくる可能性は高いと思います。
実際のところは診ておりませんので、主治医の先生にもご意見をお聞きください。
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QN60 副鼻腔炎で手術が必要といわれましたが?
A <質問>
激しい頭痛と右の鼻からの黄色い鼻汁で総合病院に行きました。脳のMRIの検査をし結果は『脳には異常ないので耳鼻科に行ってください』と言われ耳鼻科に。再びCTの検査。腫瘍の心配があると言われてファイバースコープ。さらに念のためにと後日、造影剤でCT検査をされました。結果は『副鼻腔炎で鼻の奥に小さなポリープがありますが腫瘍ではありません。でも片方の鼻だけ詰まるのが気になるしカビがあるかもしれないので手術したほうがいいです』と言われました。クラリシッド200mlを一日一回飲むようになって3週間になりますが、本人は症状も劇的に改善してこのまま薬で治療したいとおもっているのですが、先生が言うように手術しなければならないのでしょうか?。手術は10日の入院と言われましたが、もし手術するなら最近話題の日帰りで出来るサージセンターで手術しても問題ないでしょうか?
<回答>
症状が劇的に良くなったのであれば、もう一度CTを撮ってもらったらいかがでしょうか?それで、画像的にはまだ改善が認められていないようでしたら、現在の治療を続行するか手術をしてもらうかを選択することになります。
ただ、副鼻腔炎は時に再燃しやすい場合もありますの、そういう場合は副鼻腔の構造が炎症をおこしやすい、続きやすいのかもしれませんので、手術的に出口を広げてもらうのもよいかもしれません。
カビが原因している場合には、中々飲み薬では改善できない場合が多いと思います。CTで改善が見られなければ手術をしていただく方がよいかもしれません。
日帰り手術に関しては、病変が軽度であれば可能だと思います。各医療機関によってどのあたりまでを適応としているかはまちまちですので、詳しくは主治医の先生とご相談ください。
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QN61 鼻背軟骨が変形したのでは?
A <質問>
二十三歳、女性です。私はこの四ヶ月ほど花粉症のせいか鼻水がよくでました。そのせいで、いつも鼻背部分を触ったり押したりする癖がありました。ある時、気付いたのですが鼻背部分が皮膚の感触しかなく、軟骨がほとんどなくなったように感じました。また、見た感じも多少変わったように感じます。耳鼻咽喉科では、単なる炎症ということで抗生物質を処方されましたが、腫れただけでこれほど触った感じが変わるとも思えません。もしかして、軟骨膜炎を起こして変形しているのではないかと不安です。上記のような行動で軟骨膜炎を引き起こすことはあるのでしょうか?ただの心配のしすぎでしょうか。
<回答>
診てみないとなんともいえませんが、ご心配ならば、一度CTで診ていただいたらどうでしょうか。
一般的には普通に鼻をかんだり少し鼻を押した程度では変形するとは思えませんが、頻回の動作でどうなるかはわかりません。また、もし本当に変形しているとすれば、他に何か病気がたまたま合併しているという可能性も否定できませんので、一度診察を受けられるとよいかと思います。
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QN62 体に力を入れると悪臭が鼻、口から出ました。
A <質問>
以前、重い物を持ったり、かがんだりと力を入れるとプチッと何処からか多分後頭部、鼻の後ろからまるで血管でも切れた様な音がしてその後鼻、口から恐ろしい程の悪臭がでて周りの人に迷惑をかけた事がしばらく続きました。約一ヶ月強だったのですが体に力を入れる事が怖くてなりませんでした、必ず力を入れると同じ状況になるのです。信じられない程の悪臭でどうしようか悩んでいたら急にその症状はなくなりました。今後もまたこの様な症状が出るかもしれない恐怖があるので是非原因、病名を教えて頂きたいと思います。ちなみにあの頃は夏でプールに入っている事がありました。
<回答>
こうしたご質問は、その時に診て見ないと分かりませんが(診てもわからない場合もあるかもしれませんが)、考えられることとしては、急性の副鼻腔炎あるいはそのなごりとして副鼻腔に膿が残っている場合です。普通は副鼻腔炎も治って来ると膿が抜けてしまうのですが、副鼻腔の出口の粘膜の腫れが強いと貯まったままでいる場合があります。それが何らかのきっかけで出口が開いて一気に膿がでてきたのではないかと考えます。
まずは、最寄の耳鼻咽喉科でレントゲンもしくはCTを撮ってもらうといいと思います。
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QN63 鼻の手術で潰瘍がみつかり再手術を勧められました。
A <質問>
先日、父が、慢性副鼻腔炎に伴う鼻茸の 内視鏡による、除去手術を受けたのですが、その際、潰瘍が見つかり、その組織を調べたところ、将来、癌化する恐れがあると言われました。
ひと月後、スキャンで調べてから、再手術とのことなのですが、その手術方法が、唇からの切開か、頬からの切開のどちらか。 父は、72才で、喘息持ちの高血圧、睡眠時無呼吸症候群と思われる症状も抱えており、切開手術も受けたくないようです。
どうにか、切開手術ではなく、せめて、内視鏡の手術で、取り除けないものでしょうか?
また、この手術は、必要なものなのでしょうか?潰瘍の部位は定かではないのですが、眼球の裏側まで、内視鏡チェックしてもらったようです。
部位によっては、切開も仕方ないものなのでしょうか?
<回答>
これは、どこに潰瘍があったのか、細胞の検査の結果(病理組織)がどんなものであったのかによっても大きく異なってきますので、ここではわかりません。主治医の先生とよくご相談してください。
確かに喘息などがあると唇経由の手術(昔はこちらの方が一般的でした)の方が多少身体への影響は強いでしょう。そうしたことを踏まえた上で、将来起こりうるリスクも考慮して主治医の先生はお話されていることと思います。
唇経由で手術を行わなければならない場合とうのは、病変が鼻腔から離れている場合(上顎の奥、上顎洞と呼ばれる空洞でも外側の方に病気がある場合)など鼻の内視鏡では操作しにくい場所にある場合と、もう一つは鼻腔とその上顎洞とを隔てている部分の壁を大きく取り外してしまった方がよいと考える場合です。後者の場合はそれだけの手術が必要だということです。
現在癌になっているというのでなければ、鼻内視鏡で届く部分であれば、内視鏡下にあやしい部分を除去するというのは、一つの選択肢だと思います。その場合のメリットは手術自体が軽くてすみ、身体への負担は少なくて済みます。デメリットは再発の危険もしくは今後癌が出てくる可能性が大きくなるということです。
結果的には鼻内視鏡で再手術を行い再発もなく一生すごせるかもしれません。逆に再発、癌化しさらに大きな手術が必要になるかもしれません。どれくらいの確率(正確に確率を計算することはできませんが)でそういうことが起こるのかは私にはわかりません。それは主治医の先生にお尋ね下さい。
最終的にはご本人さんのご意向ということになります。ただし、その結果将来生じる事柄についてはすべて受け入れる必要があります。
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QN64 本来の臭いでない臭いがします。
A <質問>
半年ぐらい前からですが、本来の臭いではない臭いに感じてしまうと言う事で耳鼻科医院に通い点鼻薬を処方して使用しているのですが、なかなか改善しません。
全ての臭いではないのですが、カビのような臭いに感じてしまいます。その他に、果物系の飲み物なども臭いは感じられるのですが、その物の本来の臭いがしません(カビのような臭いはしません)。
ちなみに、味覚(甘い、辛い、すっぱい、にがい)はあります。
臭いが感じなくなったきっかけですが、鼻つまりがひどく、市販の点鼻薬を数年使っていました、そして臭いがおかしくなる直前に風邪をひいたとき、臭いが全く感じなくなり、風邪が直ったら臭いは戻ったのですが変な臭いに感じてしまうようになってしまいました。
臭いの感覚は直らないのでしょうか?
<回答>
これは実際のところ治療を続けてみないと治るかどうかわかりません。
おそらく臭いの分からなくなる前にひいた風邪による嗅神経のダメージがかなり強いものと思います。一般的に風邪をひいて臭いがわからなくなるのは、嗅神経の近くの鼻の粘膜が風邪のために腫れてしまったがために、臭いの分子が嗅神経にまで達することができず臭いを感じないパターンが多いのです。ところが、風邪によっては嗅神経そのものがダメージを受けてしまうタイプもあり、この場合は臭いの回復は中々難しい場合があります。ステロイドの点鼻薬などは臭いの神経を回復させるのに有効です。(その他、ビタミンB12の内服なども試してみる場合があります。)
嗅覚障害の治療を行うなり、自然経過で回復するなりで、途中で今までと違う感覚で嗅覚を感じる場合は確かにあります。詳細はわかりませんが、嗅神経が不完全に回復しているような時にこのようなことが起きているのではないかと考えます。
嗅覚の場合は突発性難聴などに比べると比較的時間がたった場合でも感覚が戻る場合もありますので、粘り強く治療を受けてみてはいかがでしょうか。
最終的には主治医の先生とよくご相談下さい。
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QN65 臭いがしなくなりました。
A <質問>
風邪をひいて鼻水・鼻血がでて治ってからも匂いがしなくて鼻がつまってるからと思いしばらくそのままにしていましたが鼻づまりがなくなってからも匂いがしなくて2ヶ月後くらいに病院に行きましたが治るかわからないと言われ今指圧で治すところに通っていますが治りません。でも最初のころと比べたらスーってする匂いやはっきりはわかりませんがなんとなく甘い匂いがしたりしています。匂いがしなくなったら一生治らないんですか?匂いがしなくなってもう10ヶ月くらいになります。できることなら直したいです。
<回答>
嗅覚障害に対する治療というのは、実際のところやってみないとわからない場合が多いのは確かです。しかし、それで治療をしなければ回復は中々難しいかもしれません。指圧による治療は続けられたらよいかと思います(ただし、上手な人にやってもらってください)が、それとは別にやはり本来の治療は(まだ受けていらっしゃらない様でしたら)やるべきだと思います。少なくとも3ヶ月は加療を続けてみる方がよいでしょう。
すでに治療を受けた上での上記のご相談となると、回復はちょっと難しいかもしれません。
その他、嗅覚障害の治療では、点鼻液が嗅神経のところにうまく達するように点鼻することが大切です。うまく点鼻ができていたかチェックしてもらうといいでしょう。
また、慢性副鼻腔炎がある場合などは、鼻にポリープができていて臭いの分子が嗅神経にまで達することができないようになっている場合があります。こうした場合には、手術的にポリープを除去したりして、さらに鼻の治療を続けていくと臭いがするようになる場合があります。副鼻腔炎があるかどうか、嗅神経付近の状態を見るのは、一度CTを撮ってもらうとよいと思います。
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QN66 歯と副鼻腔炎とスクーバダイビング。
A <質問>
スクーバダイビングのインストラクターとして海外で働いています。今までにアレルギー性鼻炎の症状はあったものの、初めて、ダイビングで潜降中に顔の左側、頬のところに激痛を感じ、しばらく仕事で潜っていましたが、我慢できないほどの痛みだったので、レントゲンを撮ってもらったところ、炎症が副鼻腔に起きていると判断され、ダイブの停止5日間と抗生物質・点鼻薬などの処方をしてもらいました。
その後ダイブを再開しましたが、また痛みと今度は同じく左側の上顎の歯の痛みを感じ、歯科にかかると、2本の根の部分に感染・炎症があったので、根の治療を受け、現在も歯科にかかっています。薬は以前、日本に帰国時に耳の中耳炎で処方してもらって残っていた、ムコダインとクラビット抗生物質がいいのではないかと飲んでいますが、最近、鼻汁が喉を通って落ちて、前までは黄色い色をしていたのが、淡い色の血痰がでてくるようになりました。黄色い色のものは最近はでてきません。これは炎症が続いているということでしょうか。良くはなっていないのでしょうか。
ダイビングはしてもよいでしょうか。
治療中の歯の歯茎の一番上のところが押すと痛むのですが大丈夫でしょうか。海外にいるので心配しています。
<回答>
基本的には激しい運動などは、強い炎症がある時には控えなければいけません。強い症状とは、痛み、熱、風邪であれば激しい咳、多量の鼻水ということになるでしょうか。
特にスキューバダイビングは水の中での行動という危険性と圧変化の影響を受けやすいということから考えると、しっかり治るまで無理をしない方が無難だと考えます。
鼻の色が黄色、あるいは緑色という時には細菌感染がかなり強いと考えます(これは医師によっては異論があるかもしれませんが)。こういう時に抗生物質は特に必要だと思います。
この黄色い鼻汁がひいてきているので、大分改善してきているのだと思います。ただ、ちょっと気になるのは血痰ですね。炎症が強い時には粘膜の血管が拡張しやすく、ちょっとした出血が起こって血痰を生じる場合はあります。(もう一つ血痰、もしくは血液の混じった鼻汁が咽喉に下がるといった場合、まれには腫瘍のことも考えておかなければなりません。今回はかなりはっきりしたエピソードで始まっていますので確率は低いと思いますが、長引く場合は、再度よく診てもらう必要があります。)ですので、血痰(血の混じった鼻汁)があるということは、まだある程度の炎症が残っている可能性は考えられます。
おそらく、最初は潜水によるスクィーズと思われます。鼻が少し悪い時、副鼻腔の出口の鼻粘膜の腫脹があると、副鼻腔に陰圧が生じたときに出口がブロックされてしまい、さらに副鼻腔の圧が下がり、物理的な炎症をおこしたものと考えます。
そして、そこに細菌感染を併発したものと思われます。
歯の根元に感染・炎症があるようでしたら、合わせて治療をしてもらう必要がありますので、治療を続けて下さい。
なお、副鼻腔炎は、自覚症状がきえても、レントゲンで確認しますと粘膜の腫れなどはまだ残存することが多く、思っているよりも少し長く治療を受けなければならないことはよくあります。
かなり治まったと思われた頃に再度レントゲンで副鼻腔炎がどれくらい治っているかを確認してもらうといいと思います。
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QN67 陳急性骨折の有無について。
A <質問>
お聞きしたいのですが、先生にCTやレントゲンを見ていただければ陳急性の骨折があるか判別して頂けますでしょうか。二ヶ月ほど前、酔っ払ってケンカをしてしまい、鼻をなぐられてしまいました。かなり鼻血も出たのですが、まあ打撲だろうと勝手に判断し病院にはいきませんでした。最近、鼻骨は少しの外力でも折れ、整復しなければ醜くなったままくっつくということを知り、とても不安になっています。あたった部分はかなり鼻の下の方だった気もするので軟骨部にあたり、打撲ですんでいるのかもしれませんが、はっきり骨折していたかどうか、ズレがあるか判別してもらうことは可能でしょうか。
<回答>
骨折は人にもよりますが、だいたい2週間程度で固定すると聞いています。ですので、手術ではなく、力で押し戻すようにして曲がった骨を整復する場合は、できれば1週間程度の間に行う必要があります。2ヶ月というと確かに陳旧性の骨折に入ってくると思います。
この時期に鼻骨に骨折があったかどうか、それは骨折の程度にもよると思います。不自然な骨のつながりが見られたら、骨折していたのであろうということはわかります。ひびが入っていた程度の骨折であればわからない可能性はあります。
また、検査ですが、これは私見ですが、鼻骨の骨折をみる場合はCTでの確認が一番いいと思います。レントゲンでもわかるものはわかりますが、大きなズレがない骨折や、骨折の角度によってはわかりにくものもあります。
なお、骨折の有無の診断は耳鼻咽喉科医師として数年程度の経験があれば十分可能かと思います。
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QN68 鼻をかむと血が混じっています。
A <質問>
1ヶ月くらい前から、時々ですが鼻をかむと血が混ざっていることがあります。朝起きた時が多いように思いますが、そのほかのときも混じっている時があります。
2つの耳鼻咽喉科へいき、2つともファイバースコープで診てもらって、1つ目のところでは、腫れぼったくなっているからアレルギーがあるかもしれないと言われ、もうひとつのところでは、何もないから大丈夫というようなことを言われました。上顎ガンの心配はありますか?と質問しましたが、年齢的にも、症状ももっと怪しいものが出てきますから心配ないですといわれました。
私は28歳です。でも、ネットで調べていると、28歳で上顎ガンになった方もいらして、不安になってきました。 鼻をかむと時々血が混じっているくらいで、他の症状は今のところないのですが、もう一度耳鼻咽喉科を受診した方がよいでしょうか?
<回答>
確かに年齢から考えると上顎ガンの可能性は低いですが、年齢というのはあくまで確率の問題です。
心配であれば、ファイバーで鼻腔を見てもらうことと、もう一つはCTで副鼻腔を確認してもらえばもっと安心でしょう。
(まあ、普通はそこまですることは少ないと思いますが。)
上顎ガンでは確かに鼻血も重要な症状ではありますが、もう一つ、上の歯の歯痛があります。歯が痛く、歯が悪いとばかり思っていたら、実は上顎ガンだったということがあります。
CTとファイバーで腫瘍が否定されればまず安心してよいかと思います。ただ、症状があまりに続く場合は、やはり定期的に数ヶ月に一度は確認してもらうとより安心です。
繰り返す少量の鼻血の場合、一般的にはアレルギー性鼻炎があり、粘膜が荒れている場合が多いと思います。
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QN69 子どもの鼻が臭う。
A <質問>
1歳の子供がなんか先月から鼻が臭う気がします。風邪をひいているわけでもなく、鼻水もないんですが・・・。機嫌もわるくないし。
<回答>
1歳というとやや小さすぎる可能性があるのですが、幼小児の場合、鼻に何かをつめている可能性があります。特に黄色い鼻汁が出ている場合、可能性が高いと思います。
その他には、たまたま鼻炎でも強いにおいを出す細菌感染などの可能性もあるかもしれません。その場合は抗生物質の服用で軽快する場合が多いと思います。
あとは可能性としてはかなり少ないと思いますが、何らかの骨を溶かすような病気、腫瘍なども考えなければいけない場合があるかもしれません。
いずれにしても、一度最寄の耳鼻咽喉科を受診してみる方がよいと考えます。
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QN70 鼻づまりが続き、青洟の塊がかなり出ます。
A <質問>
10日ほど前から風邪の症状がで、鼻づまりになり今でもタンのような青鼻が左だけかむと固まってかなり出ます。かんだ後すぐかんでもまた同じ量ぐらいでます。あとはたまにタンになって出ます。声も鼻声です。一度だけ熱が出ました。やはり鼻の病気なのでしょうか?
<回答>
風邪の治りかけには、黄色い鼻や青洟が多少でることもあります。ですので、その可能性も否定はできませんが、その場合は急速によくなっていくと思います。
ある程度時間がたってもよくならない場合、風邪にひきつづき急性の副鼻腔炎になっていると考える方がよいと思います。
長引くようであれば、耳鼻咽喉科を受診してください。抗生物質が効果的です。
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QN71 1歳9ヵ月の娘。一ヵ月以上、鼻詰まり、黄緑色の鼻水が出ます。
A <質問>
一ヵ月以上前に鼻が詰まりだし、様子を見てたらその後、発熱、嘔吐、下痢で機嫌が悪く、鼻もひどくなりました。小児科で採血してもらった結果EBウィルスとの事でした。それから2週間後また採血をしてもらった結果、異型リンハ゜は0%になったのでもう大丈夫と言われました。機嫌もよくなり食欲も戻って安心してましたが、まだ鼻詰まりと黄緑色の粘りのある鼻水と痰の絡んだ咳が(たまに)続いています。EBウィルスの症状として鼻詰まりとありますが、ウィルスがなくなった後も鼻だけ詰まったりするんでしょうか??今日で鼻詰まり、黄緑の鼻水は一ヵ月半ぐらいになります。かわいそうでどうしていいかわかりません。後、この状態で予防接種とか受けていいんでしょうか?このまま鼻詰まりが続くのでは…と心配でたまりません。
<回答>
数ある風邪を引き起こすウイルスの中の一つとして、EBウイルスに感染し症状がでたのだと思いますが、現在の症状は、ウイルス感染に続発する急性鼻炎と考えてもいいのではないかと思います。
この場合、議論のあるところではありますが、僕は黄緑色の鼻汁が続く場合、やはり細菌感染による急性鼻炎を併発していると考えます。ですので、もしまだ抗生物質を服用していない場合は使用してみてもよいと思います。
風邪自体はウイルス感染で、抗生物質は無効ですが、ウイルス感染で荒れた粘膜に細菌感染を引き起こすことはよくあるのではないかと思います。こうした場合は抗生物質を使用してみるとよいと思います。
すでに、抗生物質を使用していて、それでも良くならない場合はどうでしょうか。こうした場合、効果的な抗生物質が投与されていなかった場合がまず考えられます。その場合、鼻汁を細菌検査に出して、どんな細菌がいるか、どんな抗生物質が有効化を調べて、それに応じた抗生物質を使います。しかし、結果には1週間ほどかかりますので、実際のところは、経験上一番効きそうな抗生物質を用いたり、ある抗生物質が効かなければ、違う抗生物質、違う系統の抗生物質を使用しながら効果をみつつ用いるということになります。
いろいろやっても中々よくならない場合というのもあるかもしれません。その場合、鼻の奥のアデノイドを中心とする免疫系が未熟なためにぐずぐずと続いているのかもしれません(あくまで推測ですが)。こうした場合は、しばらく粘膜を整える軽い薬で経過をみざるおえない場合もあるかと思います。
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QN72 自分の鼻が臭います。
A <質問>
風邪をひいて、1ヶ月ぐらい咳が続いていますが、異常なしとのこと。 更に1ヶ月ほどたって、再び風邪をひき、下を向いて作業(例えば、掃除とかシャンプー)の時、何か臭うなと思っていたら、どうやら自分の鼻が臭っているみたいです。
どんな治療法がありますか?
<回答>
一番可能性が高いのは急性の副鼻腔炎です。風邪自体はウイルス性の病気ですが、ウイルスで荒れた粘膜に細菌感染がでてきますと色々な合併症が生じます。急性副鼻腔炎もその一つです。
ですので、この場合、最寄の耳鼻咽喉科を受診していただき、診断してもらうといいでしょう。急性副鼻腔炎だとわかれば、抗生物質を処方してもらうといいと思います。また、医療機関によっては鼻腔の洗浄をする場合もあると思います。
しばらく加療しても、中々症状が改善しない場合や炎症の度合いがひどい場合、上顎洞の炎症の場合、針をさして直接上顎洞を洗浄するという方法もあります。ただ、最近は抗生物質が発達していますので、あまり上顎洞穿刺による洗浄は行われていない場合もあります。
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QN73 後鼻漏について・・・
A <質問>
31歳女性です。もうかれこれ7年くらい、鼻水のような痰のようなものが喉を伝って口からでます。出しても出しても、鼻が口から・・・。最近特に多くて、それに伴ってか、その痰?が喉から首にへばりついていて、呼吸ができないのです。(吸えるが、フタをされている感じで吐けない)。それに、食べ物を食べても細かいものが痰にはりついていて、飲み込めなく、痰と一緒にでてきます。その食べ物の残りでむせることもしょっちゅうあります。最近は唾液でもむせるのです。これは後鼻漏というものなのでしょうか?その後鼻漏によって、そのような症状になるのでしょうか?
<回答>
まずは、耳鼻咽喉科で鼻のレントゲンを撮影してもらって、副鼻腔炎があるかどうかをみてもらうとよいでしょう。副鼻腔炎があれば、しばらく治療をうけられるとよいと思います。もしレントゲンではっきりした陰影が見られなければ、アレルギー性鼻炎が関係する場合もありますが、その場合、分泌される粘液はそれほど粘調ではないと思えますので、不快な症状がすべてそれで説明つくかどうかわかりません。
はっきりした副鼻腔炎がなければ、現れている症状はどう考えるべきでしょうか?一つには本来粘膜を覆っている粘液ですが、粘液の粘度が高くなっている可能性もあるかもしれません。たとえば、唾液の分泌が少なくなるような病気、シェーグレン症候群のような病気がないかも一つ考えられるかもしれません。また、他に薬を飲んでいる場合、何らかの影響を与えている可能性も考えられます。
こうしたものが否定された場合、粘膜が過敏になっている場合もあるかもしれません。ただし、息がしにくい感じがあるようでしたら、一度は耳鼻咽喉科でのどの奥(喉頭)の状態を診てもらっておいてください。
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QN74 鼻の奥で鉄のようなにおいがします。
A <質問>
34才男性。1週間前からずっと鼻の奥から鉄のようなにおいがします。はじめてのことなのでたいへん気になります。何かの病気でしょうか?
<回答>
あくまで推測の域でお話いたします。
最終的には見てみないとわかりませんが、鉄のにおいから想像されることとしては、やはりまずは出血ですね。血のにおいが鉄のにおいとして感じられている可能性は考えておいてもよいかもしれません。鼻血や痰に血が混じっていないでしょうか?長く続くようでしたら、何らかの腫瘍性の病変の可能性も一応除外しておいた方がいいでしょう。
もうひとつはある種の細菌感染の可能性だと思います。肺炎の中には細菌の種類によっては鉄錆色の痰がでるものがあると言います。やはり何らかの血液との関連があるかもしれません(推測ですが)。同様の細菌が鼻の粘膜についている可能性もあるかもしれません(ただし、これはあくまで推測の推測)。
いずれにしても、少し続くようなら最寄りの耳鼻咽喉科で診ていただくといいと思います。
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QN75 鼻声治りません。
A <質問>
鼻声が半月前から治りません。他に何の症状もありません。ただ鼻声になる前、急性結膜炎になり一週間位目薬を毎日点眼しおり、よく目薬がのどに流れてきて味がして気持ち悪かったです。目薬点眼後のことですが鼻声になった頃は点眼しておりません。関連性は自分では無い様に思います。花粉症、鼻炎、耳にも今迄異常があった事はありません。ファイバースコープ等怖くてなかなか病院へ足が向きません。考えられる病気、その中でも一番怖いはどんな病気が考えられますでしょうか?
<回答>
鼻声の定義というのがはっきりしていないので、なんとも言えないのですが、いくつか考えられることをお話します。
鼻声という場合、鼻がつまる傾向にあるもの(閉鼻声)とマ行などが鼻に抜けてしまうもの(開鼻声)とそれ以外のものが考えられます。
閉鼻声は、主に風邪のような急性鼻炎、アレルギー性鼻炎、あるいは副鼻腔炎(ちくのう症)などで鼻の粘膜が腫れたり、鼻汁で鼻腔がつまってしまった時などにおこります。また、鼻茸(鼻ポリープ)ができている場合もあります。さらに、稀ですが腫瘍(良性もあれば悪性=がんなどもあります)ができている場合もあります。長引く場合には耳鼻咽喉科で診てもらいましょう。
開鼻声は頻度としてはかなり稀ですが、重症筋無力症のような神経疾患や脳梗塞などで軟口蓋とよばれる部分(のどちんことその周辺の部分:「あー」と声を出す時に動く部分ですね)の動きが弱くなって声を出す時にうまく閉まらないことに起因します。少し気になるようでしたら、まず耳鼻咽喉科を受診していただき、必要があれば神経内科などで診ていただくことを考えてもよいかもしれません。
こうした病気が否定的な場合、考えられるのは発声の時に声は鼻にも響くのですが、この共鳴の仕方に微妙な変化がきていると考えられます。これは、ごく経度の鼻炎や副鼻腔炎などで、鼻腔や副鼻腔の粘膜が微妙に腫れて起こっていると考えられます。これは、他の病気を否定した上での話ですので、そこまでに副鼻腔炎などが否定されていればそれほど心配はいりませんが、そう言い切るためには、レントゲンや鼻の奥をカメラで診てもらっておく方がよいと思います。
目薬との関連はあまりないと思いますが、咽頭結膜熱(いわゆるプール熱)のような病気では結膜炎と同時に鼻炎や咽頭炎の症状がでますのでそうしたウイルスか、それに近いウイルスに感染していた可能性が考えられます。その場合はしばらくすれば症状は軽快するものと思います。
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QN76 術後性頬部嚢腫でしょうか?
A <質問>
14才で蓄膿症の手術をし、20年たっています。
上の歯茎の付け根から切開する手術でしたが、術後はその切った跡あたりの頬がぼんやりと麻痺したような違和感が残り、特に左右両方同じ手術をしたはずなのですが、右の違和感がひどく、また冬などの寒いときには痛みやツレも感じるような状態で、これまでずっときました。
現在、鼻づまりや鼻水・においなど、蓄膿症の症状は普段はほとんどなく、風邪をひくと鼻の症状がひどくなって回復に少し時間がかかるくらいで、生活に支障はありませんが、ずっと頬の違和感と、特に外見からも目の下〜鼻の横あたりの顔のむくみがすこしあるように(とくに違和感の強い右が)思われて気になっています。
偶然、術後性頬部嚢腫という言葉をきいて、もしやこれでは?と思い当たり、具体的にどのような症状なのか、またこれを改善する方法はあるのか、など、教えていただけたらと思います。
<回答>
確かに術後性頬部嚢腫の可能性は考えておく必要があります。これを診断するにはCTを撮ってもらうのが一番いいでしょう。CTで液の溜まっている袋が確認誰れば術後性頬部嚢腫と確定診断できると思います。
術後性頬部嚢腫が確認できれば、それが今の症状を引き起こしているかどうかの見極めとなります。ですが、実はこの見極めは多少難しいものがあります。明らかに頬の奥に袋ができていて周りを圧迫しているようであれば、この袋を取り去る、もしくは鼻腔に交通をつけて開放してやれば圧迫が消えて症状は改善するものと思います。
しかし、それほど大きくない嚢腫の場合は、実際のところは手術をしてみないと症状が改善するかどうかわからない場合もあると思います。
手術をしても改善しない場合とも関連がありますが、実際にCTを撮っても嚢腫が認められない場合があります。こういう時にはどう考えるべきでしょう?
その場合、最初の手術の術式と関連があるかもしれません。上唇を持ち上げて頬の骨を削って穴をあけて上顎洞という骨に囲まれた空洞を掃除する術式の副鼻腔炎手術をうけている場合、上の歯茎近くや鼻腔に近い部分の骨を削っていた場合、唇付近のしびれた感じの違和感が残る場合があります。これは最初の手術の際にある程度大きくそこを削らなければなかったのかもしれません。もしそこで遠慮して小さくしかあけないとそれこそ粘膜を取り残して術後性頬部嚢腫を作ってしまうからです。
こうした場合でも多くの場合は半年程度で違和感が軽くなることが多いのですが、個人差もあり、多少症状が残る場合もあるかもしれません。また、いわゆる「古傷が痛む」的なこともあり、風邪をひいたり体調がすぐれない時だけ違和感がでてくる場合もあるかもしれません。こうした症状にはなんとかうまく付き合っていかなければならないのが現実かと思います。
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QN77 声が鼻にぬける
A Q&A T134 を参考にしてください。
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QN78 鼻の奥の鈍痛と後鼻漏
A <質問>
先日、突然鼻の奥がジーンとし、熱いものが鼻〜のどにかけて流れてきたので鼻血かと思いましたが、鼻の穴からは何も出てこず、ただ鼻からのどに流れ込むので不思議に思いました。それと同時に鼻の頭が真っ赤に充血したのでなんだったんだろうと心配です。 蓄膿の膿が突然流れ出すということはありますか?
現在は後鼻漏で耳鼻科にかかっていますがはっきりとした原因もわからず、漢方薬や抗生物質を処方されています。担当医師は軽い後鼻漏か蓄膿みたいだとおっしゃいます。
明確にするには、やはり、レントゲン(X、CT)とってもらうほうが良いですか?
<回答>
診察をしてみないとなんともいえませんが、確かに副鼻腔炎(蓄膿症)で副鼻腔に貯まっていた膿汁がのどの方に流れてきた可能性はあります。
どちらかといえば慢性的なものより風邪のあとの急性のものなどで、副鼻腔の出口付近の粘膜が腫れていて、中に炎症を起こした時にでてくる液や膿が溜まっていたのが、少し粘膜の腫れがひいてきたために、急に出てきたと考えられるかもしれません。
確かにはっきりさせるにはレントゲンやCTを撮影してみるのがよいかもしれません。ただし、レントゲンの場合、上顎洞と呼ばれる頬の奥にある空洞の病変はよくわかりますが、他の部分の空洞は少し分かりにくい場合があります。特に後部篩骨蜂巣と呼ばれる部分や蝶形骨洞と呼ばれる部分は、後鼻漏の原因となりやすいのですが、普通のレントゲンではうまく撮ることができません。
一番よくわかるのはCTですが、一般的な診療所ではCTまで保有している所は少なく、少し大きな病院に撮りにいく場合が多いと思われます。また、CTは昔に比べると放射線の被ばく量はかなり少なくなったとはいえ、全くないわけではありませんし、レントゲンに比べると費用も高くなります。
こうした理由を考えますと、症状からまずあたりをつけて治療を行い、症状が改善するかをみるという方法をとる場合は往々にしてみられます。
実際、風邪後の急性鼻炎や上咽頭の炎症、あるいは急性・慢性の副鼻腔炎であっても、初期の治療はそれほど変わりがありません。抗生物質と消炎剤が中心となります。先生によっては漢方薬を処方される場合もあるでしょう。
しばらく(といってもその期間はそれぞれの場合で違うでしょうが、おおよそ数日から数週というところでしょうか?)薬で経過をみて、症状に変化がない場合や増悪する場合、薬を服用した時は症状が改善するがやめるとすぐに再燃する場合などは、レントゲン、もしくはCT(後鼻漏については、理想的にはCTですが、上記のような理由ですぐにはとれない場合は、まずはレントゲンを撮ってみる場合もあります)を撮影してもらうのがよいと思います。
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QN79 授乳中に蓄膿になったら?
A <質問>
現在2ヶ月の赤ちゃんがいて、母乳のみで育てています。
1週間前から風邪をひきました。今朝から右の鼻の横の頬骨辺りが痛みます。5年ほど前に1度蓄膿になり、耳鼻科で薬を頂き、完治しましたが、頬骨の辺りの痛みが、その時の痛みに似ているような気がします。鼻水は少し色がついていますが、風邪の鼻なのか蓄膿になりかけているのかは今わかりません。
もし、蓄膿になっていたら、授乳を中断して薬を飲まなければいけないのでしょうか?それとも、授乳中でも飲める薬はあるのでしょうか?できればこのまま完全母乳で育てたいのですが・・・。
<回答>
確かに授乳中には飲める薬に制限が多いのですが、いくつかの種類は服用が可能なものがあります。これはあくまで薬の効能書からの判断ですが、「授乳は回避」あるいは「乳汁中に移行する」等明記していないものは使用が可能ではないかと考えています。たとえばふだんよく使うセフェム系の抗生物質などは授乳回避といったことは明記されていません。痛み止めは少し強いものは使用できませんが、アセトアミノフェンは使用可能と考えます(一般的なは話ですが)。
そうしたものを使用する場合には授乳を継続して治療も可能ではないかと思います。 また、漢方薬なども、授乳を制限しているものは少なく使用可能なものがあると考えます。そのあたりは医師の考え方もありますの、主治医の先生と相談してください。
ただ、特に急性の副鼻腔炎(急性の蓄膿症)の場合、頬部の痛みがひどくなってきた場合は、有効な抗生物質を使用してはやく治るということも必要かと思います。授乳よりも治療を優先した方がよいと考えます。何がなんでも完全母乳でというのは行き過ぎた考え方と思います。どうしても必要な治療がある場合、短期間搾乳しながら、ミルクでしのぐというのでいいと思います。
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QN80 片方だけ鼻づまり
A <質問>
右側だけなのですが何かいつも圧迫感があります。鼻の中を除くと粘膜も腫れており蓄膿症は完治したと言われたのですが耳鼻科では鼻をすいとりネブライザーを吸い込むだけで粘膜等はなかなか良くなりません。治療法は他にないのですか?
<回答>
最終的には診てみないとわかりませんが、左右の鼻の穴を隔てている鼻中隔が曲がっている可能性はあるかもしれません。最終的にはCTで確認してみるといいかもしれません。もし、鼻中隔彎曲症が強いようであれば、手術的に曲がりを矯正する手術をすれば、もう少し鼻づまりが軽くなる可能性はあると思います。
手術までは希望しない場合、もしくは手術をするほどではない微妙な曲りの場合、増悪因子としてアレルギー性鼻炎があるようでしたら、抗アレルギー剤の服用や、点鼻スプレーなどの使用も一つの方法です。ただし、点鼻薬の場合、血管収縮剤の入った、即効性のあるものは頻用しますと効果が薄れてくるだけでなく、薬が切れてくると逆につまりが強くなる場合があるので注意して下さい。
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QN81 鼻出血のあと血痰が続きます。
A <質問>
43歳女性です。 先日、3日ほど大量の鼻血が出て、耳鼻科にて一週間ほど鼻にガーゼを詰めて止血していただきました。
鼻からの出血は止まったのですが、鼻のつまり物を吸うと黒っぽい血痰がでます。ガーゼを取っていただくときにそのことを伝えましたが、ガーゼの隙間から出ることがあると言われただけで、特に検査とかはしませんでした。それから4日経ちますがまだ血痰が出る状態です。現在、大量の鼻血が出たため貧血になり内科にて鉄剤を処方されております。もう一度耳鼻科にて診察していただいたほうがいいでしょか?
<回答>
おそらく、鼻出血時に副鼻腔にたまった血液が出てきているのだと思いますが、やはり長く続くようであれば再度耳鼻咽喉科で診てもらうといいでしょう。
ガーゼを詰めて出血を止めたという場合、動脈性の出血であったか、出血点が奥の方であった可能性があります。単なる鼻出血であれば、止血されればそれで結構ですが、どこかに腫瘍や血管性の病変が隠れていないかということも、一応考えておく必要があります。
長引くようであれば、鼻のレントゲンや鼻咽頭のファイバースコープで診てもらうといいかと思います。
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QN82 嗅覚障害・蓄膿症の治療と回復過程について教えてください。
A <質問>
風邪を引いて、鼻づまりが治っても匂いがしなくなり、お茶を飲んでも風味が解らず苦いだけだったので、 風邪の諸症状が落ち着いた3日後に地元の耳鼻科に行くと蓄膿症と診断され、ミリカレット点鼻薬と、クラジッド錠を処方されました。
匂いは空気中に漂う匂いが認識しづらく一瞬ふわっと香る程度で、2秒程で無臭状態になります。
鼻を近づければ解るニオイと殆どわからないニオイがありますが、以前に比べると圧倒的に嗅覚が低下してしまいました。味覚は回復傾向が強いですが、風味を感じる事がまだ微量です。
治療を始めて一週間経ちました。 果物売り場の甘い香りがイカ臭く感じた翌日には、スモモのような甘酸っぱい香りが微かにしたのですが、嗅覚障害の回復過程ではこのように、本来の物と違う匂いがしたりするのでしょうか?
クラリシジッド錠、ミリカレット点鼻薬は、蓄膿症と嗅覚障害に有効な治療法なのでしょうか?
抗生剤を長期間服用するのは怖いので、新たに一週間分処方されたクラリジッド錠は飲むのを止めようかと迷っています。
<回答>
嗅覚障害の治療は、早いと4,5日鼻の治療をするだけで改善してくる方もいらっしゃいますが、場合によっては3ヶ月くらいじっくりと取り組まなければならない場合もあります。(もちろん、中には中々改善しない患者さんもいらっしゃいます。)
クラリシッドはマクロライド系抗生物質の一つですが、1週間服用するのは普通です。2週間服用するのも、それほ珍しいとは思いません。それ以上、続ける場合もありますが、その場合は1日量を半分(1日1錠程度)に減量して、3ヶ月くりあ服用していただく場合もあります。
ミリカレットは、ステロイドの点鼻液(先発品:フルナーゼ)でアレルギー性鼻炎の際の治療薬ですが、嗅覚障害の時にもステロイドの点鼻薬はよく使います。根気よく点鼻するのが大切です。
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QN83 嗅覚障害の原因は歯でしょうか?
A <質問>
44歳女性です。私はもともと嗅覚がとても鋭かったのですが、8年ぐらい前から極端に弱くなってしまいました。嗅覚が悪くなった原因は耳鼻科でも特に見つからず、ステロイド点鼻薬、亜鉛も効きませんでした。
いろいろと調べるうちに歯が原因で細菌が入った等による上顎洞などの問題ではないかと思い始めました。もう20年ぐらいも歯の問題が多くて、インプラントや根幹治療もたくさんやりました。インプラントでは骨の補強をしたこともあり、根幹治療のときには感染して腫上がっていたことも何回もあります。現在は歯は治療済みで、虫歯、根幹、その他の問題はないのですが、感染したときの細菌のダメージがそのまま鼻に関連する部分に残っているのではないかと思っています。
鼻汁はたまに(特に寒いところで)出るのですが、くさい臭いの鼻汁ではありません。ただ、数週間でしたが嗅覚が悪くなる前に、くさい臭いの鼻汁が出た時期もあり、そのときに何かの感染があって、それが現在も残っているかもしれないとも思います。
また、たまたま別の目的で撮ったMRIでは、副鼻腔あたりの粘膜が厚くなっている(上顎洞 が8mm、篩骨蜂巣が4mm)という結果でした。
私の場合、歯が原因で何らかの鼻の障害、また嗅覚障害になった可能性はあるでしょうか?また、その場合には、どんな治療方法がありますか?
<回答>
MRIで副鼻腔の粘膜の肥厚がみられることから、少なくともMRIを撮影した時点で軽い副鼻腔炎が残存していると思います。ただし、それが、過去に行った歯科治療と関係があるかどうかはわかりません。
また、その副鼻腔炎と嗅覚障害が関係があるかどうかもよく検討してみる必要はあります。厳密にいえば、嗅裂と呼ばれるにおいを感じる神経が脳から直接でている部分の近くの粘膜が腫れているかどうかによっても症状がか全するかどうかは変わってくるでしょう。粘膜が腫れているのであれば、副鼻腔炎の治療(場合によってはアレルギー性鼻炎もからんでいる場合がありますのでその治療も)をしっかり行うことで改善される場合もあると思われます。粘膜の腫れがみられない場合は、嗅覚の神経自体が弱ってしまっている場合もあり、その場合は回復はなかなか難しい可能性もあります。
すでにステロイドの点鼻等の治療もされているので、どれくらい改善するかはやってみないとわかりませんが、副鼻腔炎の加療(場合によってマクロライド系抗生物質の少量長期服用)、アレルギー性鼻炎の抑制、ステロイド系点鼻薬に加え、嗅神経を少しでも回復させるという意味では、ビタミンB12製剤なども試されていないようであれば試してみるとよいと思います。また、現在のところまだエビデンスが確定しているわけではありませんが、漢方薬(当帰芍薬散)が有効という話もあります。
いずれにしても、3ヶ月は治療を続けてみてください。
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