木綿のハンカチーフ

先日の連休にうちの嫁さんと車で遠出をしました。

車の中でかける曲は、cover 70's
最近お気に入りのアルバム”柴田 淳Cover 70’s”。
70年代の懐かしの曲のカバーです。
懐メロが好きになってきたのは歳のせいですかね。

『異邦人』『みずいろの雨』『迷い道』・・・等々。
原曲の雰囲気を適度に残してカバーしてあるので
ついつい聴いてしまいます。

このアルバムの5曲目は『木綿のハンカチーフ』。
この曲、同世代の人ならたいがい知っているでしょう。
松本隆作詞、筒美京平作曲による1976年の太田裕美のヒット曲。
オリコンで2位にまでなります。
ちなみに、この時1位を君臨していたのは『およげたいやきくん』。
これにはどうしても勝てませんでしたね。

当時、思春期真っ只中だった僕もこの曲にはまりました。
都会(たぶん東京)に出て行く男性と、田舎に残された女性の
遠距離恋愛の行く末を描いたもので、
そんな恋愛経験は全くない自分でも、
なんとなく切なく感じていたものです、ハイ。心が風邪を引いた日

そんなわけで、
家にステレオも持っていなかったくせに、
太田裕美のアルバム『心が風邪をひいた日』、
買いました。
確か、同級生に録音してもらって聴いていましたね。

このアルバム、木綿のハンカチーフ以外にも、
地味ですが、素敵な曲が多くてよく聴いていました。
そういえば、あのアルバムどこに行っちゃったんだろう?

太田裕美はこのアルバムと、こけてぃっしゅ
少しあとに出た『9月の雨』が収録された
『こけてぃっしゅ』と言うアルバムが、
逆に垢抜けた感じで好きでした。
『心が・・・』が冬っぽいアルバムだったのに対して
『こけてぃっしゅ』は夏っぽいアルバムでした。

 

と、そんなことを思いながら聴いていた木綿のハンカチーフでしたが、
うちの嫁さんがボソッと言いました。

「この曲、当時だから受けたのよねぇ。
ここに出てくる女の子、本当にいたらちょっと引くわ。
泣いていないでさっさと新しい彼氏さがすべきよ。
だいたい、ハンカチーフって言い方が古いし、
ハンカチって、ほとんどが木綿じゃない?」

で、でも、シルクのハンカチだってあるよね・・・たぶん。