黒猫ルーシー

最近、『黒猫ルーシー』というドラマを観ました。
うちの嫁さんが、「評判がいいらしいわよ」と言って、
再放送していたのを毎回録画しておいてくれたのでした。
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千葉テレビの番組案内をリンクしておきます。

【あらすじ】
鴨志田陽は、黒猫が自分の前を横切ると必ず不吉な事が起こった。先日も折角ありつけた職でリストラにあった。だから陽は黒猫が嫌いだった。嫌いな理由は他にもある。ルー、シーと名付けられた黒猫2匹を使った占いで一旗上げた父、鴨志田賢は6年前に他界。猫ばかりを可愛がる父親を恨み、父の愛情たっぷり注がれた黒猫に嫉妬していた。賢の7回忌の日、ルーとシーが同じ日に亡くなった。法要の後片付けをしていた陽は見た事のない黒猫の子猫に出会う。しかも双子。なんと、その子猫たちは2代目のルーとシーだった ……。

【出演】山本耕史、京野ことみ、塚地武雅、川上麻衣子、小宮孝泰、鷲尾真知子 ほか
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もともとは2012年に公開されたドラマです。
物語は特別派手な動きはありませんが、
ところどころ笑えるエピソードと、ほろっとさせる話が
バランス良くちりばめられていて、妙に心にしみてきます。

ま、ざっくりとネタバレの話をしますと、
鴨志田陽は、
もともと(陽から見て)冴えない占い師である父を
小学生の頃から否定していました。
ところが、自分がリストラに遭い、しかも何が因果か、
父親が飼っていた黒猫ルーとシーの子ども(2代目のルーとシー)を
育てざるおえない状況になり、しかも新しい職はみつからず、
自分の進む道を模索していく中で、
図らずも父親と同じ占いの道にすすむことになっていきます。28

その、ところどころで、幼少時の父親の記憶と
現実の間を行きつ戻りつ話は進むのですが、
父親役の塚地さんの、子どもに遠慮した感じや、
ダメダメだけどいい人で優しそうで、
人間味のある占い師なんだろうなというのがよく伝わってきます。

このドラマのテーマの一つとして「父と子」の問題があるのですが、
主人公鴨志田陽の成長の話でもあります。

主人公役の山本耕史さんですが、
占いを習いだした時の頼りない雰囲気から一転、
あるきっかけで一皮むけて成長したあとの表情の変化を、
うまく演じられて凄い俳優さんだなと思いました。

それにしても黒猫のルーとシーがかわいい!
ネコを飼いたくなりました。