『レディ・ジェーン・グレイの処刑』がやってくる!

僕の趣味の一つに美術鑑賞があります。
といっても、美術について特別な知識も何もなく、
単に展覧会などに行って、絵や陶芸などを見るだけなのですが。

外国に旅行に行った時も有名な美術館などがあったら観に行きますし、
国内でも時間があれば展覧会があれば出かけて行きます。

いろいろ観た作品の中には、
「是非もう一度観たい!」と思うものがいくつかあります。

以前このブログでお話しました、
ピカソの”Portrait of Maya, 1938”もその一つです。

また、先日、書きました、
台北の故宮博物院の北宋汝窯青磁水仙盆もその一つでした。
これはおかげさまで再会することができました。

そして、もう一つ、もう一度観たいなと思っていた絵がありました。
それが、ドラローシュ作『レディ・ジェーン・グレイの処刑』です。
WS000045

実は、この絵が今年日本にやってきます!
「怖い絵」展
http://www.kowaie.com/
2017年7月22日(土)~9月18日(月) 兵庫県立美術館
2017年10月7日(土)~12月17日(日) 上野の森美術館

この情報は、少し前に知っていて、
そのうちにこのブログで紹介しようと思っていたのですが、
折しも、先日4月13日(木)の日経新聞の夕刊のコラムに
載っていました。
倫敦塔とジェーン

記事は中野京子さんという方が書かれています。
『「怖い絵」で人間を読む』という本の作者で、
ベストセラーになっていたそうなんですが、
残念ながら最近まで僕のアンテナにひっかかって来ませんでした。

まあそれでも、こうして、
「怖い絵」というコンセプトで美術展が開かれることになり、
この『レディ・ジェーン・グレイの処刑』が
日本に初来日することになり感激です。

このコラムを読んで初めて知りました。
かの夏目漱石もロンドン留学中にこの絵を見ていて、
小説『倫敦塔』に書いてあったとは。

また、一時、洪水で行方不明リストに加わっていたことも。

今度は『倫敦塔』も読んでから、この絵に逢いに行こうと思います。

(明日に続く)