歌川広重展@佐川美術館1

当院は8月9日~8月16日までお休みをいただいております。

なかなかまとまった休みが取れないので、
夏休みのような長い休みをいただいた場合、
どこかしら出掛けることが多いのですが、
今回はコロナ騒ぎで特に予定を決めていません。

それはコロナに罹るのが怖いとか
・・・まあ、罹ったら罹ったで、それなりに何とかしぶとく
生き抜くつもりはしておりますが、
それでもかかっちゃったりしたら、
病院も少し閉めなきゃいけないだろうし、
風評被害はもっと怖いし、
必ず治ると信じていても、絶対というのはないし、
罹ったらやっぱりそれなりにしんどいだろうし、
逆に自分はそれほど症状が出なかったとしても、
人にうつす方に回るのもイヤだし・・・
まあ、そんなことも考えると、何となく出歩く気分になれません。

でも、そんな出不精が続くと、
やっぱり心身にもよくありません。

というわけで、今回はうちの家から最も近い美術館、
佐川美術館で歌川広重の展覧会をやっていて、
それがすごく良かったと聞いて、嫁さんと観に行ってきました。

『歌川広重展 -東海道五拾三次と雪月花 叙情の世界-』



歌川広重(安藤広重)の東海道五十三次と言えば、
永谷園のお茶漬けの付録に付いていたアレですね。

今までにも広重の東海道五十三次のいくつかは、
他の展覧会で観たことがありましたが、
今回の様に55枚の版画をすべて観るというのは今回が初めて。

東海道五十三次は、小学生の頃覚えたことがあります。
その話は以前しました
今でも多少あやふやなところはありますが、何とか言えます。

それにしても、
五十三次を覚えるには覚えたのですが、
面白いというか、変と言うか、つまらないと言うか・・・
江戸(日本橋)発で最初から順にしか出てこないんですね。

江戸⇒品川⇒川崎⇒神奈川⇒保土ケ谷⇒戸塚⇒・・・
と順番に宿場を言うことはできるのですが、
反対に、京(三条大橋)⇒大津⇒草津⇒石部⇒水口⇒・・・
と、逆からは言えません。
また、「○番目の宿場は?」と尋ねられても
全く答えることはできません。

本当に五十三次を極めるのなら、
反対からも言えた方がいいだろうし、
そこまでマスターするのなら、
ついでに木曽路も覚えたらいいのですけど、
そういう方に興味は進んで行かなかったんですね。
ちなみにネットで調べてみたら、木曽路(中山道)は、
全行程540km、69の宿場が置かれていたそうです。

もし木曽路も極めたら、他の五街道や、さらには北国街道、
お遍路さんの88ヶ所なんかも全部暗記できたら、
さすがにちょっとは褒めてもらえるかもしれません。

まあ、そんな根性もなく、
ただ五十三次を一度覚えただけなんですが、
東海道五十三次には多少親近感がありました。

だから、その東海道五十三次の版画を一つ一つ見ていくのは、
何となく自分の昔の記憶をたどるような気して
とても興味深く観ることができました。

ちょっと前振りが長くなってしまいました。
続きは明日。