夏の終わり

後鼻漏について書き連ねているうちに、
季節は少し動き出しました。

日中はまだ、セミの声を聞くことができますが、
夜はコオロギの鳴き声が聞かれるようになりました。
この記事は8/24に書いているのですが、
今日は朝方は少し爽やかな風が吹いていました。

暑い暑いと言いながらも、
少し過ごしやすくなってきましたね。

そういえば、自分の小学生の頃を振り返ってみると、
”ザッツ夏休み!”という感覚はお盆までで、お盆を過ぎると、
なんとなく少し寂しさを感じていたような気がします。

でも、お盆過ぎではまだ、
「夏休みが終わってしまう!」という感覚はありません。
というか、多分心の隅にはあったのでしょうけど、
まだまだ面と向かってはそう思いたくはない!といった感じで、
なんとなく消化試合みたいな感じで
夏休み後半を過ごしていた様に思います。

でも、それも地蔵盆まで。
地蔵盆が過ぎると、さすがに自分の気持ちの中にも
夏休みは終わりだよ!学校に行く用意をしなくちゃ!
夏休みの宿題やらなくちゃ!
という思いが出てきます。

だから、地蔵盆は夏休み最後の大きなイベント。
子どもにとってはお盆よりも魅力的だったかもね。
お地蔵さんの回りの掃除をして、飾り付けをして、
あとは花火をしたりして楽しい時間を過ごしました。

その頃は、特別「ああ、夏も終わりだな~」なんてことを考えて
感慨にふけることはありませんでしたが、
今思えば、やっぱり地蔵盆は夏休みの最後を飾る
フィナーレだったのだと思います。

さて、地蔵盆が終わると、宿題のお時間です。
最近は夏休みの宿題と言っても大分少なくなったそうですが、
昔は、ドリル(夏の友)、読書感想文、自由研究、工作、絵日記、と、
結構提出物が多かったですよね。

僕はといえば、読書感想文と自由研究は
比較的まじめに取り組んだ方でしたが、絵日記や夏の友は後回し。
地蔵盆が終わった翌日から始めるというパターンだったと思います。

だからたまには宿題が新学期までに間に合わないということも。
よくサザエさんでカツオがやっぱりそんな感じで、
泣き言を言いながら宿題をやっつけるというシーンを
みたことがあるような気がして、
誰でもそんなものだと思ってました。
しかし、うちの嫁さんなんかは、
夏休みに入ったらすぐにやってしまって、
あとでゆっくり遊ぶタイプだったとか。
へぇ~、そんな人もいるんだ!とビックリしたことがありました。

まあ、今の小学生なんかは昔ほど宿題が多くはないと
そんなウワサもちらほら。
確かに、うちの医院を受診する小学生に、夏休みの中盤に、
「夏休みの宿題はすすんでる?」
と尋ねると、結構「もう終わった~♪」とい子が結構多いので
感心したことがあります。

そういえば、最近は夏休みの終わりは8月31日ではないんですね。
今年は今日から新学期かな?
夏の終わりと言ってもまだまだ暑いですので、
水分補給などしながら、ゆっくりと、
本来のペースに戻していきたいものです。