シンガポール・Singapore・新加波!(2)

前回はシンガポールに着くまでに終わってしまいました。

さて、深夜にホテルについて一眠りしたら早速行動開始です。
今回は、まずはラッフルズホテルのBar、”Long Bar”に直行です。

シンガポールといえば、お酒なら「シンガポールスリング」。
そのシンガポールスリングの発症の地が、
ここラッフルズホテルのロングバー。
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現在、巷ではシンガポールスリングは2種類あります。
ラッフルズホテル式のレシピのものと、
その後簡素化された(らしい)レシピのものがあります。
そこに詳しいお店だと、たまに、
「どちらのレシピにしますか?」と聞いてくるところもあります。
(大阪のスイスホテル南海大阪はかつてラッフルズ系だったので、
スイスホテルのバーではラッフルズのシンガポールスリングを
飲むことができました(今はどうか分かりません))

どちらも美味しいのですが、
やっぱり僕はラッフルズのものが好きです。

というわけで、昔飲んだことがあった、
ロングバーのシンガポールスリング、飲みに行きました。

朝っぱらからお酒を飲むのもどうよ!とも思いつつ、
遅くなると並ぶかもしれないと、
専属ガイド(嫁さん)が言うので、
実は11時開店の少し前に行きましょう!ということで、
10時45分くらいにはロングバーに到着しました。
そうしたら、既に1組並んでいました。どうも日本人の様です。
その後、僕たちの後ろにも並ぶ人がいましたが全員日本人!
まあ、なんと日本人の行動様式は似ていることか・・・
と言ってる、僕たちこそ王道を行く日本人ですが(^_^;)

というわけで、11時きっかりにお店に入れてもらって席に着きました。
そうそう!ここの面白いのが、
お通しのピーナッツが袋入りでざっくりと置いてあること。
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これをおつまみに飲むわけです。
そして、さらに面白いのが、
食べた後のピーナッツの殻は床に捨ててもいいらしい。
でも、一番乗りだから捨てにくいのなんの・・・
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と言いながら、床に捨てました。

あと、面白いのが天井の空調システム。
時々、お店の天井にプロペラが回っているのを見かけます。
これはこれで南の国っぽくて好きなのですが、
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ここロングバーでは、うちわが前後に動いて、
天井付近の空気をかき混ぜます。
他ではほとんど見たことがありません。

そんな風に店内を眺めていると、
カウンターの中ではお姉さんがシェーカーを振っています。

ふつう、ちょっとおしゃれなバーに行くと
(って、そんなに何回も行ってませんが)
渋いバーテンダーがかっこよくシェーカーを振ってます。
あれって、シェーカーを前後に激しく振りますが、
ここのお姉さんの振り方はちょっとゆる~くて、
それがすごくカワイイ。

ま、そんなわけで、
久しぶりの本場のシンガポールスリングと再会です。
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シンガポールスリングの由来は、
”イギリスの小説家サマセット・モームが“東洋の神秘”とたたえた、世界一美しいと言われるシンガポールの夕焼けを表現したカクテル”だとか。
(by SUNTORY カクテルレシピ検索:https://cocktailrecipe.suntory.co.jp/wnb/cocktail/recipe/singapore_sling/

確かにこの赤色、夕焼けに思えます。

と、ここまで書いて、一つ気がつきました。
しまった!サマセット・モームの小説を一つも読んでいない!
これでは、シンガポールスリングを格好つけて飲んでも、
ただの”ええかっこしい”なだけです。
せめて、『月と6ペンス』とか、
『モーム短編集』のいくつかくらいは読んでから飲みに行って、
ちょっとましな”ええかっこしい”になるべきでした。