C56引退セレモニー@京都鉄道博物館1

以前、山手線や環状線で
駅の発車時のメロディを録音したことがありました。
ニワ鉄しました2
2年越しでニワ鉄2
2年越しでニワ鉄3

音を録音するのを趣味としていると、
鉄道関連はいろいろな”音”があって興味深い対象です。

僕の実家は虎姫というところで、湖北にあります。
この湖北では、時々SLが走っています。
北びわこ号という列車で、1995年から行われているそうです。

僕も実家に電車で帰るときに数回見かけたことがあります。
時間があったらSLの音を拾いたいな。
かねてからそう思っていました。

今年のSLのスケジュールはどうなってるかな?
そう思ってインターネットで検索してみると、
なんとこの5月27日で機関車が引退する
という記事が目に飛び込んできました。
ありゃりゃ、残念なこと・・・

もし、そうなら、走る姿は撮れないまでも、
汽笛の音くらいは録っておきたい。
そう思うのが人情です。

実は今まで走っていたC56型蒸気機関車が引退し、
この夏からはD51型が活躍するらしいのですが・・・
最初はそんなこと知らなくて、
とうとう採算が合わなくなって中止なのかなと思っていました。

ま、それはともかく、せめてSLの汽笛を録りたい!
そう思っていたところ、チャンスがめぐってきました。

その日は、大阪でセミナーのはずでしたが、
僕の勘違いでセミナーはなし。
(おかげでたくさんのビリケンさんに会った話は先日書きました。)

お昼すぎまで大阪で過ごした後、
家に帰ってきて、C56蒸気機関車の情報を探しました。

ふだんは湖北路を走ったSLは、
なぜか草津駅近辺でお休みしているらしいのです。
今までにも時々夕方6時ころに家にいると、
「ボーー!」という汽笛の音が聞いたことがあります。

そこまで知っているなら、
普段のうちに録音でも写真撮りにでもさっさと行けよ!
と、つっこまれそうなんですが、
いつでも録れると思っていたので、ちょっと用事があったら、
「ま、また次の機会でいいか」
となって、ずるずるとそのままにしていたのです。
ま、その程度の熱意といえばそれまでなんですけど。

それでも、今回は「引退」と聞くと、ちょっと惜しくなりました。
ふだんそれほど興味がなくても、安室ちゃんが引退すると聞けば、
一度くらいコンサート見てみたかったな、というのと同じです。

とりあえず、この日のSL情報をネットで検索し続けていると、
どうやら任務を終えた機関車は、
京都梅小路の鉄道博物館に連れていかれて、
18時半から引退セレモニーをすると書いてあるではありませんか。

時計をみれば17時前。
おっ!まだ間に合う!
僕は、カメラとボイスレコーダーをカバンに押し込むと、
大急ぎで電車に飛び乗ったのでした。

こんな古びた表現をしましたが、
今は電車って飛び乗ることはできませんよね。

昔の電車・・・というか、昔は僕の世代でも小さいときは、
汽車と呼んでいました・・・昔の汽車は、
左右に開くドアではなく、前後に開く扉形式だったと記憶しています。
それも、手動だったので走り出した汽車でも、
飛び乗ることができたのだと思います。
おーこわ。

(続きは明日)