展覧会『江戸の戯画-鳥羽絵から北斎・国芳・暁斎まで』

最近出不精になり、休日でもどこにも行かず、
家でゴロゴロするため、ついには身体もデブ症になってきました。

日頃、患者さんには、「睡眠、水分、ウォーキングだよ!」とか、
「適度な有酸素運動をしましょうね」なんて言っていますが、
自分が一番出来ていません。

このままではいけないと、
先日のGWは大阪まで足を伸ばすことにしました。
(って、「それでも結局大阪かい!」という、ツッコミはご遠慮ください)

というわけで、今回、行ってきたのが、
現在大阪市立美術館で開催されている特別展:
『江戸の戯画-鳥羽絵から北斎・国芳・暁斎まで』

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戯画とは「滑稽化、風刺化されて描かれた絵」とあります。
日本ではその原点は、
平安末期~鎌倉初期に描かれたとされる『鳥獣人物戯画』に遡ります。
この鳥獣人物戯画の作者という説が高いのが、
鳥羽僧正覚猷という人で、
そこから、その後の戯画は「鳥羽絵」と呼ばれてきました。

中でも18世紀大坂で流行したものを狭義の鳥羽絵と呼ぶそうです。
さすがお笑いの街、大阪ならではですね。
そして、この鳥羽絵の笑いの感覚は、江戸にも伝わり、
葛飾北斎や歌川国芳にも影響を与えることとなりました。

今回のこの『江戸の戯画』展は6章立てとなっています。
第1章では、18世紀初期の狭義の鳥羽絵が見られます。
小さな目、低い鼻、大きな口、細長い手足といった特徴を持つ
人物のドタバタ劇がくりひろげられます。
これは、まさにギャグ漫画。
下ネタもたくさんあります。
もし、これからギャグ漫画を描いていこうと思うなら
これをお手本にするといいかもしれません。
明日に続く