葉桜の季節の中、君問うことなかれ

もう葉桜どころか完全に桜は散ってしまいましたが、
もうちょっと桜の話題でひっぱります。

本:『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野晶午,文藝春秋
昔も一度この小説について、
題名だけこのブログで上げたことがありました。
いつも、「葉桜」と聞くとこの本のことを思い出します。
賛否両論あるようですが、僕は面白いと思います。

さて、4月1日、
前日夜遅くまで京都で写真を撮っていたにもかかわらず、
ちょっと他の用事もあって再び京都に繰り出しました。

少し時間があったので用事の前後に御所に立ち寄りました。
枝垂れ桜はこのときまだ満開でした。
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満開の桜も綺麗で好きなのですが、
葉桜も、過ぎていく季節が感じられ結構好きなんです。
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こうして桜の写真を撮っていたら、
急に外国人に声をかけられました。

最後に「peach」だけ聞き取れたので、
「これは桜ですか?桃ですか?」
と尋ねられたんだと思います。

「これは桜です。でもちょっと盛りを過ぎちゃいましたけどね。
でも、日本人はこの散りかけた桜も好きなんですよ。」
そう答えたかったのですが・・・

急に話しかけられたこともあって、頭の中は真っ白。
まずもって、桜の英語からして出てこない始末。

「えっとー・・・何だっけ・・・I forget・・・」
なんて、言いながら含み笑いをしつつ頭を巡らす僕。
そうそう、桜はcherryblossomだったわ。
「It’s cherryblossom !」(ま、冠詞も何も当然無視です。)

さて、どうしよう。これで終わりでもいいのだけど、
できれば葉桜を愛でる日本人のことを話したい。

「But flower is a little ・・・(う~ん、「散る」という単語が出てこない!)」
「Flower is a little falling. And Japanease also love this!」
もう、単数や複数も何もかもむちゃくちゃ。
だいたいが、花びらがと言いたかったのに・・・

あとで調べたらfallingに落下という意味もあるみたいだから、
多少は意味通じたんじゃないかとは思うんだけど。
英語力のなさにへこみました。

さて、今このブログを書きながら、
googleの翻訳を使って調べてみました。
”This is cherry blossoms.
But it has passed a little bit.
And Japanese people like this cherry blossoms.”
なるほど!