北斎展1

先日、阿倍野ハルカスで現在開かれている北斎展に行ってきました。
北斎 ―富士を超えて―
http://hokusai2017.com/
(2017年11月19日まで)

この秋はテレビでも盛んにやっていたので
ご存じの方も多いかと思います。

北斎の絵や版画などは今までにも結構観たことがあり、
今回の北斎展、観に行こうかどうしようかなと思っていたのですが、
行ってとてもよかったと思います。

1
まずはこれ。定番中の定番。
『富嶽三十六景 神奈川沖浪裏』
ドビュッシーがこの絵からヒントを得て『海(La Mer)』という楽曲をとか。
以前にも観たことがあるような気がしますが、
やっぱりこれはすごいですね。

2
『富嶽三十六景 尾州富士見原』
この構図が好きです。
名古屋から熱田神宮に行く途中あたりだそうですが、
そんな所からでも富士山が見えたんですね。

3
『富嶽三十六景 甲州石班沢』
これも結構僕の好み。
ネットでみてみると、版画なので色々な色摺りがある様です。
展示されていたのはほとんど青色だけのものですが、
これが結構いいですね。

4
『富士に松図』
これは富嶽三十六景のシリーズではないのですが、
まあ、基本的に富士山好きなもんで、挙げてみました。
それにしても、北斎の絵でいつも感心するのが構図。

ふつう、こういう絵を書こうとする時や、
僕は最近写真に凝ってますので、
僕が富士山と松を写真に撮るなら、
松は左に置いてしまいます。

松2本の間に富士山を配置するなんて思いもしません。
上の富嶽三十六景の尾州富士見原なんかも、
今はこの絵を見てしまったから、
こういう構図も面白いなと思って、
似たような写真を撮ってみようと思うだろうけど、
この絵を見るまでは、僕には思いつけません。

1回で北斎展のお話をするのはもったいないので、
残りは明日。

ところで、上の話を書くために、
ネットの中をウロウロしてたら偶然こんなもものを見つけました。
當科技遇上古代 日藝術家讓浮世繪動起來
https://dq.yam.com/post.php?id=5588
台湾系の方でしょうか?
北斎の絵を、一部動ちょっと動かしています。
ちょっと面白いです。