琵琶湖畔をドライブ1

4月の最初にアキレス腱を切ってから、
あまり出歩けないもので、家に籠もっていましたら、
嫁さんが運転をするからドライブに行きましょう!
ということになりました。

滋賀県は真ん中に琵琶湖を擁しており、
ちょっとしたドライブにはもってこいです。

前々から、
普段用事があって車を走らせている時に、
時間があったら寄ってみたいねと言っている場所が
いくつかあったので、今回行ってみることにしました。

その一つが、「藤ヶ崎神社」。
以前、嫁さんが友達と行ってよかったと聞いていたので、
まずはここへ。
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湖岸道路、小さな峠を越えてすぐのところで左折。
何にもないようなところで、
ひょっとして方向転換もできなくなるんじゃないかと
思われるような道をちょこっと行きますとありました。

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この、「藤ヶ崎神社」って、僕はほとんど知らなかったのですが、
この看板に書いてある様に、
万葉集や新古今和歌集にも出てくるらしく、
当時の宮廷画家がここの風景を絵にしようと訪れたが、
描けず筆を折ったことから、
筆ヶ崎と言われるようになり、
それがいつしか藤ヶ崎と呼ばれるようになったとか。

この藤ヶ崎神社、知る人ぞ知るパワースポットらしい。

まあ、「フジ」という音は”地面から吹き出るもの”という
意味の「フ」と地面の「ジ(ヂ)」からなる言葉であり、
地面から何やら吹き上げていることを意味します。

ですから、ここの地名が筆ヶ崎から藤ヶ崎に変わったのは、
この地から何かエネルギーがわき出ている場所だと
いうことを示している可能性があり、
パワースポットと言われるのもうなづけます。

風景は確かに綺麗ですが、果たして画家として
筆を折らなければならない程かというと少し疑問です。
むしろ、この地のわき出るパワーを絵に出来なかった
ということかもしれませんね。

ただ、残念ながら僕には、
そういう「気」を感じる能力がほとんどなくて、
今ひとつ身体は反応してくれませんでしたが。

それでも、静かな湖面に張り出した大きな岩と、
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背面の、経年の変化で木々が生い茂った切り立った崖、
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そしてその崖の方にも麓に小さな祠。
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これら全体がご神体なのかもしれません。

僕はこういうものに詳しくないのですが、
記事を書くためにネットを見ていると、
磐座と呼ぶみたいですね。

この神社、別名藤ヶ崎龍神と呼ばれ、
祀られているのは龍神様。
崖の小さな祠は竜宮城と妙得龍神様。
夫婦で祀られているということなのかな?

ただ、ネットをいろいろと見てみますと、
弁天様も祀られていると書かれているものもあります。
弁天様は宗像三女神の一柱である市杵嶋姫命と
同一視される事が多いとすれば、
やはり琵琶湖での船の運航の安全祈願という
意味合いもあるのかもしれません。