本:40代からの「私」の生き方/棚ぼた

先日、ある本を読みました。

『40代からの「私」の生き方』 聞き手・文 伊藤愛子, ポプラ社

筆者が第一線で活躍されている50代以上の有名人女性の方々に、
40代以降の生き方についてインタビューした記事をまとめた本です。

草笛光子、佐伯チズ、麻実れい、40dai
前田美波里、中村玉緒、平野レミ、
鳳蘭、岸惠子、戸田奈津子、阿川佐和子、
デヴィ・スカルノ、萬田久子、阿木燿子、
横森美奈子、節子・クロソフスカ・ドローラ、
木の実ナナ、大竹しのぶ、島田順子、
桐島洋子、伊藤緋紗子、吉行和子、
湯川れい子、稲葉賀恵

現在でもバリバリに仕事で活躍されている方々ばかりですが、
やはり女性ゆえの悩み-結婚(するかしないかも含め)や育児、
親の介護あるいは仕事との両立など、皆さんそれぞれに乗り越えて、
美しく歳を重ねていらっしゃるのがわかりました。

それでも、多くの方が共通して言われているのが、
女性は40代からが輝く季節だということ。

まあ、インタビューの主題が40代からの生き方ですので、
希望に満ちた話になるとは思います。
しかし、それぞれの章の表紙にある
インタビュー時に撮影した写真から、
それぞれの方からオーラの様なものを
感じとることができることを考えると、
女性は40代からが輝く季節だというのも何となく肯けます。

それに対して、オトコはどうなんでしょう?
40代、50代と歳を重ねることで、輝いているでしょうか?

⇒これについては、また別の機会にブログでお話します。

ところで、この中で、麻実れいさんの章があります。
ここで彼女は自分の座右の銘として
「棚からボタ餅」
をあげていらっしゃいます。

ただ、そこで彼女は、
いつ落ちてくるかわからないぼた餅を、
しっかりキャッチできるように
受け止める準備をしておく必要があるといいます。

実は、これに似た話を、
僕は嫁さんから義父の話として聞いたことがありました。

「『棚からぼた餅』って言うけど、
ちゃんとぼた餅が乗ってる棚を見極めて、
その中で一番落ちてきそうな棚の所に行って、
その下に行って口を開けて待っていることが大事なんだよ。
空の棚の下で、ずっと口を開けて待ってたって
アゴが疲れるだけだ!」

なるほど!
と、その時から思っていました。