耳鳴り:最悪、どこまで大きくなりますか?2

耳鳴りは脳で聞いている。
だから、耳鳴りは気にすんな!
そういう精神論ではありません。
最近の脳科学をもとにした、脳のメカニズムからのお話です。

そこで冒頭のご質問です。
耳鳴りはどこまで大きくなるか?
これは、脳での感覚がどこまで大きくなるかという問題です。
そう考えると、耳鳴りの大きさは
ほとんど際限なく大きくなる可能性があるということになります。

人間の感覚というのは、非常に繊細です。
指揮者は、オーケストラの団員がそれぞれが演奏する音の中から
少しの違いも聞き逃さないで指摘します。
それは優れた指揮者ほどわずかな間違いでも
聞き逃さないのではないかと思います。

それは、もちろん天性のものもあるでしょうが、
後天的に訓練によって開花した部分も多いと思います。

我々一般人は、そこまでの音を聞き分ける力はないかもしれませんが、
それでも訓練次第で、
そこそこのまで感覚を研ぎ澄ますことは可能だと思います。

耳鳴りも、それは本人にとっては不本意なことではありますが、
耳鳴りに対する感覚を研ぎ澄ますことにより、
どんどん大きく感じるようになっていきます。

何度も言いますが、それは精神論ではなく、
脳の網様体賦活系(RAS)と呼ばれる部分の仕業です。

冒頭で、「引き寄せの法則」の話をしました。
これは、スピリチュアルな話で、
そんな法則が科学的に証明されているわけではありませんが、
おおよそは、このRASの働きで説明できることだと考えられます。
ですから、耳鳴りに意識を集中したらいけないのです。

また、「心頭滅却すれば火もまた涼し」
という言葉もありますように、
感覚というのは、そこまで遮断することも、
時に可能だということです。

まあ、「心頭滅却すれば耳鳴りもまた涼し」となれば、
一番いいのですが、これには修行がいるのかもしれません。
それでも、全く不可能ではないということでもあります。

耳鳴りを敵視して、完全に消えることを目標にすると失敗します。
「あってもなくてもどうでもいい」という態度で、
「耳鳴りがしていても、日常生活を普通に暮らせる」
まずは、この辺りを目標にしてみてください。
力がぬければ本当に耳鳴りが小さくなるかもしれません。