早口言葉1

超高齢社会になっていかに健康でいられる年齢をのばすか
ということが考えられています。

老化に伴う筋力の衰えによる機能低下はサルコペニアと呼ばれ、
そうした素地から体の予備能力が低下し、
健康障害を起こしやすくなった状態 フレイルと呼びます。

特に咀嚼・嚥下に用いる舌やのどの筋肉の衰えからくるものは
オーラルフレイルと呼ばれ、
誤嚥性肺炎の原因ともなり、時に致命的にもなります。

この誤嚥性肺炎の予防として、
近年「あいうべ体操」とか「パタカラ体操」と言った
口や舌の動きをよくする体操が提唱されています。

これはこれでとてもよい方法だと思いますが、
飽きっぽい僕はなかなか続けられない様な気がします。

そこでふと思いついたのが、
「そうか、早口言葉の練習でもいいんじゃない?」
と言うものでした。

そう思ってネットで検索してみたら、
すでにたくさんの方がアップされていました。
それどころか、行政的にも
オーラルフレイル改善プログラムというのもできていて、
その中に早口言葉も取り入れられていました。

このブログでもオーラルフレイルの予防に効果的な早口言葉を
たくさん並べておこうと思ったのですが、
その前に一つ疑問が・・・

早口言葉に著作権ってあるのでしょうか?
よく分からないので、
ネットでこれも調べてみようと思ったのですが、
なかなかうまくヒットしません。
「早口言葉 著作権」で検索したら、
「東京特許許可局は、早口言葉です。そういう機関は存在しません」
なんて、ある種ジョークみたい。

そもそも、早口言葉っていつから始まったんでしょう?
これはネットで調べたらすぐに出てきました。
「早口言葉」の起源は「市川団十郎」のセリフ

享保3年に行われた二代目市川団十郎の舞台セリフなんだとか。
「盆豆、盆米、盆ごぼう」
「粉米のなまがみ、粉米のなまがみ、こん粉米のこなまがい」
というのが起源らしい。
(後者は確かに言いにくい!)

とりあえず早口言葉の起源はわかりましたが、
よく耳にする有名な早口言葉って、誰が考案したのかとか、
出典はどこか、なんてのはほとんどわかりませんよね
おそらくあまりにも浸透しちゃったからかな?

ということで、前述のオーラルフレイル改善プログラムから
早口言葉のところを切り取ってアップしておきます。


↑これのレベル5には落語の『寿限無』ですね。
そういえば寿限無も早口言葉の様なもんですね。

次回ももう1回早口言葉のお話です。