やはり実際にやってみないとわからない

”お知らせ”にもあげましたが、
電子カルテ/レセプトシステムを新体制に変更しました。
頭の中ではシュミレーションを結構したつもりなのですが、
最初は戸惑うところもあり、
お待ちいただいた患者さんには大変ご迷惑をおかけしました。

それにしても、
実際にやってみないとわからないことっていっぱいありますね。

電子カルテの場合、
キーボードを叩くためにパソコンの方に身体が向きがちで、
患者さんから目線が離れやすく、
患者さんの話をきちんと聞いていない印象をもたれてしまう、
そうしたデメリットがあります。

このため、これを防ぐために患者さんの話を聞くときには、
できるだけ患者さんの方を向きながら、
ペンで手書きをして記載することで対処してきました。

しかし、もともとあまり綺麗とは言えない筆跡が、
最近一段と汚くなってきて、
「きたなくて字が読めない!」とペンを放りたくなる・・・
は、言い過ぎですが、自分で自分の字を判読するのに
時間がかかるようになってきました。

なので、今回の電子カルテで、
所見入力に対して画面にパネルがたくさん配置できるとわかり、
それをペンでタッチすれば、すぐにカルテに記載され、
これを利用したらデメリットがかなり解消されるはず!と考えました。

そこで片っ端からいろんな事柄を登録したのですが、
実際に患者さんを前にして入力しようとすると、
登録が複雑になってしまっていて、
焦ってしまって、どこに登録したかもすぐには思い出せず、
パネルを選ぶのにむしろ時間がかかってしまうという、
何とも残念なことになりました。

結局、問診は以前のように手書きを多くして、
最後に簡潔に一言二言、
サマリーに近いことだけをキーボードで打ち込むことにしました。

まだまだ改良点はありますが、
少しずつスムーズに流れるようになってきました。