ストレス反応

昨日、もしCOVID-19にPrevotella菌が関与しているとするなら
もともと体内に持っている量によって反応がちがうのではないか、
そんなことを書きました。

まあ、これはあくまで思考実験なわけですが、
この反応の仕方って、そのままストレスに対する反応と
同じじゃないかと思いました。
つまり、

1)適度なストレス、自分で十分に処理できるストレスの場合

多少突発的なストレスがあっても、
それに対する反応は適時適切にできるので
ストレスが去れば平常に戻ることができます。

2)今まで経験したことがないストレスの場合

最初対処する方法がわからず身体の負担(ダメージ)が
強く出ますが、対処法がわかればストレスが去れば
身体のダメージも回復します(D)。
もし、身体のダメージが強いとあとに尾を引きます(D’)。

このD’にあたるのが、突発的な出来事に対する
心的外傷後ストレス障害(PTSD)ですね。

3)日常のストレスがひどくてギリギリの生活の場合

何とか自分を保っている状態で、
私生活にほころびがあるようななら、
それは糖尿病や高血圧といった生活習慣病に
似た状態なのかもしれません。

ここで突発的なストレスに遭遇したら、
もう対処する余力が残っていないので、
心のダメージは大きくなり回復できません。

そして近年、こうした3)の様な
ダメージを抱える人が多くなっている
のではないでしょうか。