本:「あ」は「い」より大きい!?2

まあ、前回、疑問文ばかりあげておきましたが、
それではちょっと気になって眠れないという人のために、
僕が読んで理解した部分だけ、ちょっと書いてきます。

・秋葉原のメイド喫茶で、
「サタカ」という名前と「ワマナ」という名前のメイドさんがいたとしたら、
どちらが萌えタイプで、どちらがクールなツンタイプだと思うか?
(第2章を参照)
⇒著者が実際に秋葉原のメイド喫茶に行って、
そこで実際にメイド喫茶で働く女の子にアンケートをとってみたそうです。
結果は・・・まあ、ほとんど人は、
「サタカ」⇒ツンタイプ
「ワマナ」⇒萌えタイプ
と思うのではいでしょうか。

音声学の概念の一つに、阻害音と共鳴音というものがあるそうです。
阻害音:パ行、タ行、カ行、バ行、ダ行、ガ行、サ行、ザ行、ハ行
共鳴音:マ行、ナ行、ヤ行、ラ行、ワ行
つまり、日本語では、
濁音がつけられるのが阻害音で
濁音がつけられないのが共鳴音というのだそうです。

で、
共鳴音⇒丸っこいイメージ、女性的イメージ
阻害音⇒角張ったイメージ、男性的なイメージ
を思い浮かべるそうです。

そうなると、
なぜ母親はママで父親はパパなのか?
もうなづけますね。

これは、口の中の圧の変化と関係があるそうです。
共鳴音というのは、口の中の圧があまり上がらないのに対し、
阻害音は、圧が急激に上がるわけです。
また、阻害音はそうして口の中の圧を上げたあとに、
歯の隙間などから急速に息を吐き出すので、
周波数が高く不規則になります。
こうした音の違いを脳が一定のイメージと結びつける様なのです。

次に、
・怪獣のゴジラはなぜ『ゴジラ』と名付けられたのか?
ゴジラでなくて『コシラ』だったらどんなイメージになる?
(第4章を参照)
⇒やっぱり、『コシラ』だったら迫力ないですよね。

文中に書いてますが、
ゴジラ=『ゴリラ』の『ゴ』+『クジラ』の『ジラ』
なんだそうです(知りませんでした)。
陸の強いイメージのものと、
海の大きなものを組み合わせたわけですね。

でも、これが、
『クジラ』の『ク』+『ゴリラ』の『リラ』=『クリラ』
だったら、全然怖くありません。
濁音には”強い”とか”大きい”イメージが宿るのだ筆者は言います。

だから、
・アニメの『ガンダム』はなぜ『カンタム』でなくて『ガンダム』なのか?
にも当てはまるわけです。

なぜ、濁音=”強い”、”大きい”なのか?
これは、音声学的には、濁音のある音を発するときには人間は、
口腔の奥の方を広げて圧を上げて発音する様にしているらしく、
それが、イメージにつながるのだそうです。

どうも口の中の容積とか圧力というのは、
そのまま、脳における
「大きい・強い」「小さい・弱い」
のイメージとつながるみたいなんですね。

さらに次回に続く