講義メモ:滋賀漢方スキルアップセミナー1 COPD

少し前になりましたが、漢方の勉強会に参加しました。
2/26滋賀漢方スキルアップセミナー
いつものごとく、僕の講義メモで備忘録です。
内容についての保障はありません。
参考になさる方は各自で確認をしてください。

今回の講師の先生は、
筑波大学附属病院臨床教授
野木病院副院長 加藤士郎先生

今回は、
1.慢性閉塞性肺疾患(COPD)
2.認知症に関連したBPSD対策
3.高齢者疾患対策(頭痛・めまい)など
について

1.慢性閉塞性肺疾患(COPD)

ファーストライン
29麦門冬湯:のどのイガイガ感、痰の少ない時
90清肺湯:ゴホゴホと咳と痰が出る時
41補中益気湯:咳や痰は認められないが、全身倦怠感、食欲不振、
体重減少、うつ傾向、微熱がある時
なお、補中益気湯を服用することで
インフルエンザへの罹患率が減少したという報告あり

 

セカンドライン
43六君子湯:食欲不振のみをきたす時
48十全大補湯108人参養栄湯:人参+黄耆=消耗した体力を回復させる

 

非定型抗酸菌症
・土壌や水中に生息。Mac菌が80%、カンザシィ菌が10%
漢方のファーストライン・セカンドラインは基本的にはCOPDと同じ

 

その他
91竹茹温胆湯:インフルエンザにも保険が通っている薬
    麦門冬湯を基本に派生した処方
    麦門冬湯は咳の閾値を上げる
    半夏でイガイガ↓
    柴胡で炎症↓
    遠志で不眠を↓
90清肺湯:熱(-)痰(++)
48十全大補湯:がん免疫にもよい
    がん細胞が免疫寛容を利用して免疫をすり抜けるのを作用する作用
・COPD末期の患者さんの褥瘡問題
    しんどくて動かないことから⇒減圧マット

 

のどの咳(COPDは胸の咳)
・副鼻腔炎の後鼻漏⇒2葛根湯加川芎辛夷
・慢性の皮膚炎+副鼻腔炎で後鼻漏⇒50荊芥連翹湯
・赤い粘膜・臭いにおい⇒104辛夷清肺湯
・冷えが関連するもの
・ストレス

 

喘息関連(麻黄剤)
55麻杏甘石湯(麻黄4g)
95五虎湯(麻黄4g)=麻杏甘石湯+桑白皮:咳がひどく気逆が強い
85神秘湯(麻黄5g)=麻杏甘石湯+麻黄増加+柴胡剤
ちなみに他の麻黄剤
19小青竜湯(麻黄3g)
28越婢加朮湯(麻黄6g)