雪踏み

昨日は雪が降ると小学生の頃のことを思い出すと書きました。

”犬は喜び庭かけまわり、ネコは炬燵で丸くなる♪”
という歌がありますが、
雪が降ると自分の中の、犬の部分とネコの部分がでてきます。

つまり、雪をはしゃぐ自分と、
身体を首まで炬燵に突っ込んで、ボーと降る雪を眺めている自分。
どちらも自分です。

で、今回は犬の様な自分の出番。

日曜日、
「良く降ったなぁ~」

なんて感心してたら、嫁さんが言いました。
「雪を踏む音拾った?」

おっ!そうだった!
忘れてました、音拾い。
街の何気ない音を拾うのを趣味にしているくせに、
全く気がつきませんでした。
ありがとう、嫁さん!

というわけで、
雪を踏みしめる音を録りに嫁さんと一緒に屋外に出ました。
まずは、誰も歩いていない新雪を踏みしめる音。
https://youtu.be/BNbIN-fpMXY(18秒)

ざくっ、ざくっ・・・
足を踏みしめたときに、わずかに軋むんですね。
この感覚は新雪を握りしめた時にも感じますね。

この新雪を握りしめた時の感触というのを、
「圧雪感」とか「握雪感」
と医学用語で言うのですが、
これは字面ほどいいものではありません。

皮膚を押さえた時にこの感じがしたら、
皮下に空気があること(皮下気腫)の徴候であり、
気管切開の穴を閉じた時なら、
縫合した所から空気が漏れていることを示しますし、
胸部を打撲した人なら肺に穴が空いている可能性があります。
あるいは、皮膚の色が変わっていたり嫌な臭いがしたら、
傷が感染を起こしガス壊疽を起こしているかもしれません。
いずれにしても大変です。

ま、そんな話はここまでにして、
次はシャーベット状になった雪を踏む音です。
https://youtu.be/nWrC9OfeTSs(29秒)

先ほどの新雪を踏む時の音よりも少し音が高くなります。
シャキッ、シャキッ・・・
という感じでしょうか?

何回かシャーベット状の道路を歩いたら、
だんだん楽しくなってきて、
スピードスケートのようにしてみたくなりました。
(小さい頃しませんでしたか?)

2,3回、シャーッ、シャーッとやったら、
さすがに嫁さんから、
「人が見てたら恥ずかしいからやめて!」
「こけたらどうするの!」
と、ダメ出しされてしまいました。