杖よさらば

4月1日にアキレス腱を切って、かれこれ3ヶ月半余り。
2週間前に整形外科の先生に、
「補装具は室内では外してもいいよ」と言われやれやれ。

実は、そのちょっと前から室内での補装具はこっそり外していました。

そんなもんで、「室内でいいよ」を
憲法内での自衛隊保持と同じくらい拡大解釈して、
平地は補装具なしでも歩いてOKとして歩いております。
(まあ、自己責任です)

そして、まだまだ歩くときに右足を引きずってしまいますが、
なんとか杖なしでも歩く事ができ、
先週は無謀にも東京にまで出かけてきたのでした。

この時期、まだまだ激しい運動は、
再断裂の危険もあるでしょうからダメでしょうが、
3ヶ月間運動を制限していたことからくる
足の拘縮を戻すためにも、
ゆっくりと、確実に運動負荷をかけていくことも
必要かと思います。

それにしても長かった!
3ヶ月間、長距離移動は嫁さんの運転に頼りっぱなし。
お世話になりました。

足を悪くして初めて見えたいろいろなこと。
ま、嫁さんの献身的なサポートも一つです。
(↑まずはこれを言っておかないとね)

杖をついていると、
電車などで席を譲って下さる人も多く、
世間の暖かさも身に染みました。

それと、たった(あくまで「たった」)3ヶ月でも、
足って動かさないと拘縮するんですね。
徐々に可動域は戻ってきていますが、
それでもまだまだ人の足みたいです。
足の太さも、右の太ももが一回り細くなってしまいました。

そして、何よりもうんざりさせられるのが、
早く歩けないこと。
もともと、早く歩くのは得意だったのですが、
今はまだ人並み以下です。
普段の1.5倍くらいの時間がかかります。
・・・まあ、それでも、補装具していた時は、
倍近く時間がかかったことから考えれば
格段の進歩なんですけど。

まあ、それでも、
日に日に能力が戻ってくる感じが実感できて
それはそれで楽しいです。

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もう杖はつかない。
このような事にならない様に十分注意したいと思います。

杖よさらば!

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”杖よさらば”は、お察しの様に、
アーネスト・ヘミングウェイの”武器よさらば”を意識して、
表題としました。

ちょっと、ネットで調べてみたら、
ヘミングウェイの誕生日が、
1899年の今日7月21日なんですね。
ちょっとした偶然!

まあ、それだけのことなんですけど。