前回からの続きです。
がんに打ち勝つマインドセットができたら、次は具体的な方法です。
著者クリス・ワークはまずは食事について書いています。
がんに対抗する方法としては、
・がん細胞を直接攻撃して死滅させる方法
・アポトーシス(がん細胞の自殺)を引き起こす方法
・がんの成長を抑える方法
などいろいろ考えられます。
この中で注目したのは、がんの成長を抑える方法で、
これには血管の新生が関わってきます。
私たちの身体には無数にごく小さながん細胞が誕生しているそうですが、
新しい血管新生が生じない限り
2mmを超えるがんに成長することはないそうです。
新たな血管形成を阻止することを抗血管新生と言うそうで、
一時、抗血管新生を促す薬品が開発されようとしていたそうですが、
結局致命的な副作用のため市場に出ることはなかったそうです。
しかし、クリスは、自然の中に
無毒で抗血管新生作用をもつ代替品があると言います。
それは、果物と野菜だと。
最も抗血管新生作用が期待できる食品は、
緑茶、高麗ニンジン、イチゴ、ブロッコリー、ブルーベリー、オレンジ、
グレープフルーツ、、レモン、リンゴ、パイナップル、チェリー、赤ブドウ、
ケール、舞茸、ターメリック、ナツベグ、ラベンダー、アーティーチョーク、
カボチャ、パセリ、ニンニク、トマト、オリーブオイル など。
その他注目すべきスーパーフードとして、
インディアングーズベリーというものもあるそうです。
(ただし、味は苦みと酸味が強く、まずいらしい)
こうした抗がん作用が期待される栄養素を持つ果物や野菜ですが、
一般にホールフード(まるごと食べる)として摂取した場合に
最も効果を発揮するのだと。
ただし、一つ気を付けることは、農薬汚染で、
必ずオーガニックのものを選ぶ必要があります。
その他、抗ガン作用のあるとされる野菜・スパイス:Top10
1)アブラナ科の野菜(ブロッコリーやカリフラワーなど)・・・インドール-3-カルビノール(腸管免疫細胞強化)
2)キノコ(+緑茶)・・・ベータグルカン(免疫系活性)
3)ターメリック(ウコン)・・・クルクミン(細胞増殖抑制)
4)オレガノ・・・ケルセチン(がんの増殖抑制、アポトーシス促進)
5)ニンニク・・・発がん性物質形成と活性化の阻害、DNA修復促進、がん細胞複製遅延、アポトーシス誘導
6)カイエンペッパー、パパネロ(トウガラシ)・・・カプサイシン(がん細胞の生存・増殖・血管新生転移に関与)
7)ハーブティー:抽出する時には金属製の調理器具に注意。セラミックやガラス製品を
・エイジアック・ティー
・ジェイソン・ウィンターズ・ティー
8)タンポポ茶
9)緑茶
10)ハイビスカスティー
逆に、摂取を控えるようにした方がいいのは加工肉:
ベーコン、ソーセージ、ハム、コンビーフ、缶詰肉、ジャーキーなど。
ホールフードや植物ベースの食事が持つ重要な抗がん効果の一つは、
体内のインスリン様成長因子-1(IGF-1)を減少させる能力にあると考えられます。
IGF-1は、制御不能ながんの増殖に直接関与する成長ホルモンで、
動物性タンパクや、精製糖を多く含む食事を摂ると体内で増加するのだとのこと。
そして、果物や野菜をできるだけ多く摂取するには、
ジュースや巨大サラダ、あるいはスムージーにして摂るとよいと言う。
発酵食品も腸内細菌を整えることで免疫力アップが期待できるので、
特に植物性の発酵食品(ザワークラフト、キムチ、ピクルスなどの漬物や、
リンゴ酢など)を、毎日少しずつ摂る。
その他、栄養酵母には
がんに対する単球やナチュラルキラー細胞の免疫能を活性化する
βグルカンと呼ばれる食物繊維の一部が含まれている。
また、フルーツスムージーやナッツもよいとのことです。
身体の細胞は常に新陳代謝しており、概ね100日ごとに入れ替わっています。
(腸は2~3日、味蕾は10日、皮膚と肺は2~4週間、赤血球は4ケ月、爪は6~10ケ月、骨は10年)
体は食べたもので作られている。
”あなたのからだはあなたがつくっているのだ。あなたは、あなたの食べたものでできている。”
次回に続く。
