オーソモレキュラー栄養療法2

先日の
『花粉症は1週間で治る!』溝口 徹著,さくら舎
からの引用です。

”私たちの体はすべて小さな細胞が集まってできています。
私たちに寿命があるように細胞にも寿命がありますが、
種類によってその長さは異なります。
最も長いのは脳の神経細胞で、
私たちの寿命と同じだけ生きると言われています。

反対に最も寿命の短いのが、胃や腸などの粘膜細胞で、
1~2日で死に、3日もしれば生まれ変わります。

細胞がそれぞれの機能を果たしながら、
なおかつ、本来の生まれ変わりの速度に遅れないように
盛んに分裂し続けるには、それだけの栄養が必要です。
したがって、栄養問題が起きると、
入れ替えが早くそれだけ多くの栄養を必要とする粘膜細胞は、
どこよりも早く障害を受けます。

そのことは、たとえば、不摂生が続くと、口内炎ができたり、
擦り傷がなかなか治らなかったり、
肌や髪のツヤがなくなったり、
爪が伸びにくくなったりすることで自覚されます。

ともかく、鼻や目や喉の粘膜を、
どんどん質の良いものに変えていくこと。
それがオーソモレキュラーによる花粉症治療の根本になります。”
(p.54一部改変)

では、花粉症にはどういう栄養療法を行えばいいのか?
・・・と、その前にもう少し基本概念を。

興味を持たれた方は、ホームページをご覧下さい。
一般社団法人 オーソモレキュラー栄養医学研究所

オーソモレキュラー栄養療法の3つの輪
①食事(特に血糖のコントロールとタンパク質摂取の最適化)
②サプリメント(栄養素の補充)
③生活習慣(ストレスマネジメントと適度な運動)

この輪をもとに、オーソモレキュラー医学では
7つのコンセプトに基づいています。
①タンパク質、ビタミン、ミネラルの確保
②脂質の重要性とバランス
③血糖コントロール
④食物繊維などによる腸内環境整備
⑤アレルギー対策(小麦・乳製品など)
⑥アルコール、カフェインの正しい理解
⑦加工食品、食品添加物への留意

上記の本では、この7つのコンセプトをもとに
花粉症に対する治療を考えていきます。

一度紹介した本ですが、
あらためて詳しく見ていきましょう。

次回に続く