前回に引き続き、
CBD製剤を、とくに健康面で使用を考えている人への注意点です。
5.CBDの二相性作用
CBDは、摂取する量によって異なる効果を示す「二相性作用」があります。
それは、「少量ではマイルドな覚醒作用」と
「用量が多くなるにつれリラックス効果が大きくなる」というもの。
日中にいきなり高用量を服用すると、
「リラックスしすぎて仕事がやりづらい」
という状況になってしまうことも起こりえます。
逆に、夜に少量を服用してしまうと、
覚醒効果が睡眠の障害になることもあります。
まずは、日中(午前~午後の早い時間帯)での服用を試してみるべきです。
CBDは、日中に「少しずつから試す」のが基本的な使用方法です。
6.CBDと薬の相互作用
質の高いCBDオイルを利用するほど、薬との相互作用は注意が必要です。
特に高用量のCBD(目安として1日100mgを超える量)の場合は、
肝臓での代謝酵素(CYP3A4)に影響を与えるそうで、
薬剤の血中濃度が上昇したり、作用する時間が延長する可能性があるそうです。
CYP3A4が関連する薬剤とは、
「グレープフルーツと同時に服用しないこと」と注意書きのある薬剤です。
代表的な医薬品は、
・ステロイド
・免疫抑制剤
・抗凝固剤
・スタチン
・抗生物質
・NSAID/非ステロイド性抗炎症薬
・アンギオテンシンII拮抗薬(ARB)
・カルシウム拮抗剤
・βブロッカー(β遮断薬)
・抗ヒスタミン剤
・ベンゾジアゼピン系(睡眠薬、抗不安薬)
・抗うつ薬
・抗てんかん薬
・抗精神薬
・麻酔薬
・プロトンポンプ阻害薬(PPI)
・経口血糖降下薬(糖尿病薬)
・スルホニル尿素薬
・抗不整脈薬
・抗HIV薬
など、だそうです・・・かなりの薬が関連しますね。
もしCBDを服用する場合は、
少量から開始しますので、初期の間は問題ないと思いますが、
CBDの量を増やしてきた場合、
服用している薬の効き具合をチェックして、
効きすぎる感じがする場合は、主治医の先生と相談して
減量してもらう必要があるかもしれません。
逆に薬剤を減量した場合は、急にCBDをやめた場合は、
症状をみながら薬の量をもとに戻してもらう必要がある可能性があります。
7.CBDの副作用・アレルギー
CBDは安全域が広いものの、副作用や過敏反応はゼロではありません。
副作用として頻度の多い訴えは、
「倦怠感、眠気、めまい、軟便、多動、イライラ、頻脈」です。
ただし、これらの副作用は、数日から1週間かけてCBD量を
ごく少量から徐々に増量していくことで、回避できるケースが大半だそうです。
それ以外のまれな副作用として、
易怒、けいれん発作の増加、食欲減退、緊張感、動機、不眠、頭痛
なども報告されているそうです。
副作用が出る場合は、自分自身の適正量を超えている可能性があり、
量を減らしてスイートスポットを探す必要があるのだそうです。
アレルギーについては大麻草の成分に対するものがあるそうです。
大麻草成分に含まれるタンパク質と同様の特性を持つ
食品や物質に対してアレルギーがある場合、
服用によって反応が生じる可能性があります。
特にブロードスペクトラムCBD製品で起こりやすく、
アイソレート製品では、
添加したオリーブオイルなどのキャリアオイルがアレルゲンとならない限り
生じる可能性は低いそうです。
症状としては、CBDを服用後、
乾いた咳、目のかゆみや充血、涙目、皮膚の発赤、蕁麻疹、
鼻水・くしゃみ、のどの強い痛みやかゆみ、吐き気
などです。
こうした症状が生じる場合は、速やかに服用を中止して経過を観察し、
必要な場合はステロイドなどの処置を行います。
CBDは現在のところ食品扱いでもあり、
比較的副作用は少ないと思われますが、
使用については、リスクをとる必要があるのはクスリと同じです。
8.妊娠・授乳中のCBDについて
妊娠中の胎児や授乳中の子どもに対してCBDが与える影響については、
徹底した研究が行われておらず、確実な安全性は担保されていません。
そのため、「原則使用は控えるべき」とされています。
しかし、妊娠中のてんかん発作の頻発や、統合失調症の急性増悪など、
通常の薬物療法による対処においても大きなリスクを伴う場合、
医学的な見地で使用を判断する必要があります。
CBDの服用の際には上記のことをご理解いただきご利用ください。
