CBDとエンドカンナビノイドシステム

前々回、CBDとは何ぞやというお話をし、
前回、CBDはいろいろな疾患や症状に”効くかもしれない”
と期待されているというお話をしました。

では、なぜCBDが効くのではないかと期待されているのでしょうか?

それを理解するには、まずは
「エンドカンナビノイドシステム(ECS)」について知る必要があります。

一般的に身体の状態を正常に維持するシステムとして、
免疫系と神経系と内分泌系がよく知られています。
実はこれらのシステムをさらに調節する高位のシステムがECSと呼ばれています。

もともとは、
1988年THCによって活性化される受容体(CB1受容体)の発見に始まります。
CB1受容体は主に中枢神経系に分布し、
活性化されると、食欲の増進、痛みの軽減、筋痙攣の緩和、精神高揚、多幸感
などが生じることがわかりました。これが大麻の作用機序の一つです。

そして、このCB1受容体に結合して働く物質がもともと身体には存在することが
1992年に発見されました。この物質はアナンダミドと呼ばれています。

その後、1993年に同様に免疫系にも別の受容体(CB2受容体)が発見され、
1995年に体内に存在するマリファナ様の作用を有する物資が発見されました。
こちらは2-アラキドノイルグリセロールと呼ばれるもので、
一般的には2-AGと略されます。

このアナンダミドと2-AGは内因性カンナビノイドと呼ばれています。
つまり、カンナビノイドの方が先に発見されて、
後から体内にもカンナビノイドと類似した成分があることが見つかったので、
内因性カンナビノイドという名前がつけられたわけです。

この内因性カンナビノイドとCB1・CB2受容体とあわせて、
内因性カンナビノイドシステム
=エンドカンナビノイドシステム(ECS)と呼ばれています。
CB1は主に中枢神経系に、CB2は主に免疫系に発現されていますが、
他にも全身の臓器に発現しています。

(日本臨床カンナビノイド学会HPより)


ちょっと長くなりそうなので、続きは明日。